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梟の一族 福田和代

読書感想文です。

今回はコレ。

『梟の一族』福田和代 集英社文庫

【あらすじ】

眠らないことに加え、常人離れした身体能力を持つ梟の一族。
彼らは歴史の陰で大きな役割を果たしてきた事実を秘密にして、身を隠すように生活してきた。
集落が何もかに襲撃され、全員が消えてしまうまでは。
ひとり残されてしまった史奈は、一族の生存を信じて、また、今まで明かされなかった己のルーツに関する事実を知るために、襲撃者と戦い続ける。
忍者×サイエンスエンターテイメント!!

設定が現代にいる、忍者。
もうこれだけでワクワクしました。

忍者×サイエンスエンターテイメント??どういった話になるんだろう。
現代の忍者はどういった生活をしているのだろう。

出だしは凄く楽しめた。
この先どうなるんだろうと……。

ここから先はネタバレを含む可能性がありますので、ご了承ください。

視点は、純血の梟の一族の史奈、滋賀県警彦根署の結川、スポーツ担当の記者の方喰。
この三人の視点で物語はすすんでいきます。

梟の一族の集落が、ある日突然、襲撃されてしまいます。
梟の一族の最後の純血である榊史奈は祖母に言われ、風穴に隠れ、難を逃れる。
周囲が静かになり、風穴からでる史奈、そこで見た光景は、家屋が崩れた状況。
史奈は生き残りがいないか集落を探す。
が、一人以外の死体はまったく見つからなかった。

そこに現れた、正体不明の男女二人、その二人は、集落を離れた家族の長栖家の容子と諒一と名乗る。
二人は、史奈を「助けにきた」と言う。
十数年ぶり再開をした、史奈。
言われるがままに二人についていき、集落から脱出する。

史奈は祖母や他の住人を探す決意を固める。
が、史奈は長栖家の二人は、本当に容子と諒一なのか……。
二人を疑いだす。

と、まぁこんな感じで物語は始まります。

サイエンス部分はどこ?となりますが、眠らない体質がサイエンス部分です。
眠らない体質を研究している人たちが出てきます。
その人物は誰か。
それは読んでからのお楽しみです。

刑事の結川、記者の方喰、この視点いります?ってな感じでした。

楽しめて読めましたが、なんか物足りない感じでした。
もっと忍者っぽいことするとおもってましたが、全然なくて、拍子抜けです。

もし史奈の今後の話があるなら是非読んでみたいとおもいます。


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