「赤い立方体」の謎
さてみなさん、赤い・・・といえば何を思い浮かべるだろうか?人それぞれ、時代によってもずいぶん違った意見が出るだろう。私が真っ先に思い浮かべたのは短編映画「赤い風船」である。1956年にカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞した珠玉の名作だ。たくさんの風船を手にしてパリの青空に舞い上がったあの少年はどこへ飛んでいったのか・・・。いやいや、「赤い糸」だろうという人もいるかもしれない。人と人を結ぶ運命の赤い糸で、小指に結ばれていて離れられない。何を馬鹿なことを言うか、赤いといえば山