めんだこ2回目の入院で主治医と闘うw

前回記事からだいぶ空いてしまった。書く気になれたので続きを書きます。
※OD、自殺をすすめるものではありません

自宅から救急車で運ばれて3日、目を覚ますと以前入院したことのある精神科病院にいた。
息をするたびにゼロゼロ鳴る喉と胸。どうやら度重なる嘔吐により誤嚥性肺炎を起こしているらしい。
まだ、熱もある。だるくて動けない。意識もぼやっとしてる中、車椅子に乗せられ病棟の入口へ連れて行かれた。
そこには施錠した分厚い扉、その向こう側に旦那さんが心配そうに見つめている。
『(ご め ん ね)』
声にならない言葉を口パクで伝えると
「大丈夫だから」
と返ってきた。
私は車椅子に座ったままフッと意識を失うように眠りに落ちた。

肺炎を起こしてるため、絶飲食。看護師泣かせの私の両腕には、看護師が闘った跡が青黒く無惨に残っていた。

次の日、病棟を移るとのことで
今いるこの別館から新館へと車椅子ドライブ。
距離がまぁまぁあるので、4日間寝てた私にはとても歩ける距離ではなかった。
そうして移った先の病棟は、以前入院してた急性期閉鎖病棟だった。
懐かしい…またここに来るとは…

ここからまた、治療が始まる。
まずは絶飲食は継続、日中はずっと点滴だった。ビーフリードという血管痛の強い点滴を3本と、肺炎に対する抗生剤ユナシンを朝2夜2の計4本。
絶食は全く辛くなかったが、私の腕は血管が見えづらくて何度も留置針の差し替えが必要となった。私は痛みに強いので平気だったが。看護師は面倒だっただろう。
精神科は点滴ルートをとること自体が少ないからか、看護師達はあまり刺したがらなかった。
内服は中止のまま。これが辛かった。眠剤もないから夜は眠れず、長い夜を過ごす日々が続いた。
主治医Aは若い男性で、廊下で出会えば調子はどうかと聞いてきた。
イマイチパッとしない、まだ経験も浅そうな印象…長くかかりそうだな、と思った。
病棟内で点滴をしているのは私ぐらいで、点滴を細かく見に来るベテラン看護師もいれば
全くもって放置の奴もいた。これには腹が立った。
放置するのはやはり若い看護師。点滴管理には慣れてないせいか、滴下数を合わせるのもやっとだった。
(国試に出たやろ)
そういう日には遅くとも夕方までには終わるはずの点滴も、深夜まで続いたので、準夜さんには負担だったと思う。私にも負担。
しばらくはこの点滴達が私の友達だった。しかし抗生剤の投与量が多く毎度トイレに行くたびに下痢だったし、身体から抗生剤の匂いを放っていることに自分でも気付くほどだった。

日が経ち、点滴は終了となった。
レントゲンで肺炎の評価をするわけでもなく、採血で炎症反応をみるわけでもなく…何を材料に点滴終了となったのか。先生大丈夫?
まぁ私にはありがたい。
実際に飲水可となりムセもなく、身体は回復していた。
今回の入院は以前と違ってまともに話せる患者がいない。以前の入院では友達ができたのもあって、話し相手がいないのは少し退屈もあった。
さぁ、点滴もとれて嚥下も問題ない。そこで私は家族のもとへ早く帰りたくて仕方なくなった。
特に上の子長女は、私がいないと寂しがる子だった。
よし!先生に外泊を打診してみよう!
・・・とはいえ、主治医が来ない。
待てど待てど来ない。
外来か?外来が忙しいのか?
→外来は担当していない。
これにはイライライライラし始めた。薬も一向に再開にならないし、夜眠れないのも最早限界だった。
私なりの網を張って3日目、やっと病棟に姿を現した主治医A。
詰所から出てきたところをとっ捕まえて、手を合わせて外泊させて欲しいと頼んだ。
が、即却下された。
こいつ、だいぶ慎重だ。全然様子なんか診にこないくせに。
私は譲歩して、外出はどうかと頼み返すと、Aはしぶしぶ15時〜17時の2時間だけ、ということならOKと。
アカンこいつ。
2時間で何ができんねーん!
子に会いたいゆーとるがな!片道1時間かかんのに!呆

私のAに対する不信感はピークだった。検査するわけでもなく、胸の音を聞くわけでもなく肺炎は治った扱い。
薬はいつまでも再開せず夜は眠れない。ほったらかし。
まともに会いにくることない割に、言うことだけは一丁前。
決め手は
「外出から帰ってきたら、コロナ持ち込みの観察のため丸3日間は部屋から出れませんよ」
カチーン。カチカチカッチーン。
そして、プチン。糸は切れた。
医者にも看護師にも不信しかない、私は暴挙に出ようと考えた。
もう今後ここにこれなくなってもいい、外出したらその足で退院してやる!と内心考えた。

外出届を書いて提出した。
時間がきて、旦那が迎えに来た。
未だ旦那はAと一度も会っておらず、病状説明すらされていないことを不満にプンプンしていた。
よし!丁度よく不信感を持ってる!さすがmy旦那。w

外に出て、家に向かう帰路で
中での様子を旦那に話した。若い看護師は点滴見にこない、放置。むしろこちらに点滴が終わったら教えに来てと言う。教えに行ったら行ったで、落ちるスピードが早すぎたわ〜とか言うし、管理なんてできてない!
主治医は全然こないし検査も診察もまったくない!なのに肺炎が良くなってると言う。
なのに今も絶食のままですがなぜ?
薬も再開せず、毎夜眠れずにいる。眠れず廊下で夜景を見てたら部屋に戻れと男性看護師に怒られる。
辛い。腹立つ。助けて。もうストレスしかない!連れて帰って!

旦那は私を少し諌める形で話を聞いていた。

考えたのち、旦那は病院へ電話し、未だ主治医にも会ってない、電話ででもいいのに何も説明がない。
家族からしたら不信感しかないので、肺炎がよくなってるのならこのまま退院させます、と言ってくれた。

この時、旦那がナイトに見えた。w

そして急遽退院となり、病院とサヨナラ。

その晩、眠剤にもありつけ、子供たちの隣で、ぬくぬくと久方ぶりの眠りにつけたのであった。

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