めんだこ、コールセンターで働く

1回目の精神科入院から退院後、自宅療養を半年ほどおくり。
何か仕事をせねば、と強迫観念に襲われるようになり。

世間はコロナ禍。さて、何の仕事ができるかなと求人探し。
そこで目についたのが、某派遣会社の案件。
ちなみに派遣は初めての経験。
内容は、新型コロナワクチンに関するコールセンタースタッフ(以後CCと略)の仕事だった。
人と話すのは得意じゃないし
電話も怖かったんだけど、少しはリハビリや克服につながるか?と思い切って始めることにした。
私が住んでいる地域は田舎なので、ネットに疎い高齢者がほとんど。
我が自治体は、接種を集団接種で行うことが決まった。
(公民館的な会場に皆が打ちにくる)
接種対象者からの電話に出て、疑問に答え、ひたすら予約をとっていくという業務だった。
初めてのコロナワクチン接種、皆不安がいっぱい。
優先接種はまず65歳以上の高齢者だったので、ネットを触れない彼らは不安を払拭するため、ひたすらCCに電話をかけるしかないのである。
予約目的じゃなくても、かけてくる。
用意された電話は10台のみ。
市民は約3万人。
もちろん回線はパンク状態💦
・全然繋がらないわ、予約したいのに
・なんでこんなに繋がらんの!怒
・接種券送ってきたくせに繋がらないのは打たせたくないからか!怒
・そもそもワクチンを打って大丈夫かな?心配
等々…
いや〜高齢者の生きたい気力ってすごいなとビックリ!
戦争時代を生き抜いた彼らだからこそ、だろうか。
80〜90歳のまだまだ生きたい気持ちがすごく伝わってくる。
こんな感じで電話でクレームも受けながら、時には罵倒される日もあり…
最初はクタクタで向いてないかも…と思ったりもしたけど
経過と共に次第に楽しくなってきたのです。
なぜなら、そこに看護の知識も活かしつつアドバイスができたり、ワクチンの勉強にもなったから。
田舎なので過疎が進んだ地域。
独居老人が接種会場に行くまでの行程を一緒に考えたり、少し尽くしがちになっちゃう私…
(行き帰りのバスのダイヤを調べてあげたりもした)
時期は真夏。暑い中、無事に接種に来れたらホッと安心😮‍💨(他人なのにね)
この仕事を通じて、まだ私の心の中には誰かのために役立ちたい誰かを助けたいという気持ちがあって
それが環境的社会的弱者なら尚更で。
看護に近い心がまだ残ってるんだなと実感させてもらえた仕事だった。
CCと言っても電話を取るだけじゃなくて、接種した市民の記録管理や個人病院とのやりとり、新たに送付する接種券の作成〜封詰め、郵便さんに引き渡すまでの作業などなどマルチになってきたので頭がフル回転。
(派遣て大変やな…)
徐々に若い人たちの接種や小児接種も始まり、ワクチンに詳しくなっていく。
結果、コロナが下火になるまでの間、2年勤めました。
私の中では長い方(^^)v
コロナ禍も落ち着き、ワクチンの仕事を辞めて
次はどうするかな…と考えてた矢先に…

2回目の入院の足音がヒタヒタと近付いてきてるのであった。

読んでいただきありがとうございます♪

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