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夜の雨は車に集まる

子供の頃、誤解していたものってありますか?私はいくつかあります。


例えば、できちゃった婚って本当にできちゃったんだと思ってました。日々のんべんだらりと仲良く暮らしてたら、ええ!みたいな感じのことかと思ってました。彼らには熱い夜があったのだと知ったのは随分経ってからでした。

雨の夜の日、車のライトの周りには雨が集まっていると勝手に思い込んでいた愚かな時代もありました。

幼い頃から地球温暖化の問題は叫ばれていましたが、そんなとき私は、クーラーを外向きにしたら地球涼しくなるじゃん!って本気で思ってました。温暖化防止対策としてはあまりにセクシーな案だと思いますし、環境大臣は今政策に悩んでいる所でしょうから提案してみたいです。ちなみに、世界中でこの対応がとられたとしたら、かのスウェーデンの女の子はショックで失神するか憤死するかのどちらかでしょう。後者の場合、私の記憶では歴史上ボニファティウス8世以来史上2人目の憤死者となります。


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またこんなことも思っていました。国会ってなんであんなに仲悪そうにしてるんだろう。与党とか野党とか関係なく仲良く話し合いすればいいのになあって。

外に向かってクーラーかければいいとか思う一方で、国会にも思いを馳せてたところは個人的に誇らしいところではあります。

というわけで、前置きがかなり長くなりましたが今回のテーマは  『野党』です。


1.そもそも野党とは

野党(やとう)とは、政府を構成せず行政を担当しない政党のこと。「政府から離れた在野の政党」からきている。(wikipediaより)

さすがにこの程度は知っているとは思いますが、物事定義が肝心です。一応載せておきました。野党って社民党って意味だと思ってた!って人いたらこの辺で理解し直しておいてください。そういえば福島瑞穂さんって今何してるんだろう、最近見ませんね、元気なんでしょうか。

1.2 野党のお仕事は

ここが、小さい頃わからなかった所でした。選挙に負けたんだから黙っとれよ、又は与党にもっと協力しろよ!そう思ってました(もちろん政権を支持していたかとは無関係です) 

結局のところ、与党の暴走を止める役割、とでもしておくことが端的な表現なんでしょうか。国民の手で選ばれた政党とはいえ、間違える事もありますし、(最近は間違えすぎですし) そう言った中で、国民のために、政権をにぎることはできなかったけれど、いつか与党になった時の為に、議論を深めていく姿勢を見せていくのが野党の在り方なのではないでしょうか。

イギリスにはシャドウキャビネットってあるみたいですしね、高校かなんかで習うやつです。

1.3 "今の" 野党のお仕事は

自民党に、安倍政権に、反対する事です。

先に断っておきますが、この文章の中では与野党どちらかの支持者である、という立場はとりません。というかとれません、どの党も頼りないというのが率直な思いです。

話を戻しますが、自民党に反対する事自体は国政を良くする為ならどんどんした方がいいと思います。しかしながら、最近の野党の動きを見ていると、とりあえず全部反対しておこう、そういうスタンスに見えて仕方がないのです。

しかし、与党側の政策に穴だらけということも実際考えられます。そうとなれば、やはり反対一辺倒になるのも仕方がないわけです。が、問題は、反対だけしかしていない(ようにみえる)ことです。最近の野党ってずっと怒って反対して、ってそういうイメージありませんか。いつか、日が暮れるのも冬が寒くなるのも安倍政権のせいだ!とか言いださないか少し心配になるときもあります。

2.どうするべきなのか

もっと中身のある反対の仕方をして欲しいなと思います。

例えばAという法案に対して反対するなら、こういうデメリットがあってあれでこれで、っていう理路整然とした物言いをしてほしいものです。現状Aがダメというより、安倍政権がだめだからAがダメっていうスタイルにしか見えません。1つ反論するにしても反論の仕方に筋が通っていれば、国民は仕事を任せてみたい、そう思うはずです。今自民党が支持を得ているのは正直なところ、他に『しっかりして"そう"』な政党がいないからにすぎません。一国の政党を選ぶ方法が消去法なんてあまりにお粗末じゃないですか。しっかりしてくださいほんとに。


3.現状の問題点は

A.反対しているだけ、或いは反対側の立場にとりあえずたってみるスタンス

例えばこちら。私はこの彼女の意見等々ものすごくよく分かります。地球温暖化は絶対に進んでいますし、私たちの将来はもしかしたらもっと自然災害に悩まされる時代になるかもしれません。

ただ一方で、現代は何らかのエネルギーを使わずには生きられない時代ではあります。彼女は極端にエコを目指して生活しているようですが、環境活動家として本当に世界に訴えるならば、そのような非現実的な方法でアピールするのではなく、身近な所からでもできる方法を模索したり、それを広める方が効果的なのでは、と思います。

当時野党議員がこのニュースに対して、全面同意しているようなツイートや発言を幾つもみました。発言自体勇気あるものなので賞賛されるべきなんでしょうが、政治家なら政治家としてのコメントも期待したいところです。


B. 名前が分かりづらい

これは主に立憲民主党と民進党のことですが、なんでこんな名前にしたんでしょうか。分裂騒動の後、名前を聞いてまじか!と思ってしまったのを覚えています。後にもふれますが、政治にはイメージの良し悪しも実は政策以上に大事だったりするときもあると思います。こんな分かりづらい党名ならA党とかにしてもらった方がよっぽどいいような気もします。その点だけでいうとNHKから国民を守る党は最高ですよね。そういえば、最近立花さんみませんね。元気ですか。

C. 各々がただただ弱い

数で差をつけられてるなら質を高めればいいものの、そうでもなさそうなところが残念です。特に私の気になる言葉は『野党共闘』です。もちろん、先日の英語の民間試験導入に対しては必要だったかもしれませんが、なんだか全てに対して野党共闘って叫び倒してる気がします。いっそのこと皆で、政党統一して名前を『反自民党』とかにしたら前述のわかりづらさも解消されて良いんでしょうが、同じ思想を持つものが固まって政治を行うのが政党としての本来の役目なら、考え方もまるで違うのに反対するためだけにまとまる人々に票は入れる気おきませんよね。

D.何もしていなさそう(イメージ)

野党の方々がみたら怒るかもしれませんが(見ているはずもないですが) 現実、こう思ってる人もたくさんいるのではないでしょうか。野次飛ばすのがお仕事だと思われているのも無理ないくらい野次を飛ばしている議員もいるでしょう。政治家も政党も結局のところブランドイメージって大事だと思います。しっかりしてそう、であれば、任せてしまおうという気になるし、いくらきちんとした政策を立てていても信用されなければそれまでです。消去法とも言いましたが、結局いま、自民党が政権を握ることができているのもブランドのおかげもかなりあるでしょう。当たり前です。古くからある党と10年前政権交代したものの、鳴かず飛ばずでその後分裂してよくわからなくなってる政党と、その他なのですから、自民党が選ばれるに決まってます。だから、もっと情報発信をすべきでしょう。それも、アピールに特化するのではなく、より中身のある情報発信です。


4.おわりに

冒頭のできちゃった婚とか環境大臣に政策提案してみようとかいう流れからは想像つかないお話になってはしまいましたが、結局のところ日本の政治、もっと良くならんかなあとただ思うのです。

その為にはもっと野党の皆さんには頑張っていただいて、今みたいに何色かわからない状態で混ざり合って絵の具の水入れみたいなカオス状態で安倍政権にNO!とかいうのではなく、もっと自分の色を磨いてアピールしていってほしいです。誰に届けるわけでもなく、そんなことを書き留めたところで、今回はここで締めたいと思います。読んでくれた方、どうもありがとうございました。

                                         おわり









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