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H.A.Bノメルマガみたいなもの「双子のライオン堂新刊5点!」

こちらは取次流通本を書店さんにオシラセした際のメール文書の転載です。仕入はがんがんどうぞ。普通の購入は末尾のwebショップや、お近くの本屋さんにお尋ねください。


お世話になっております。H.A.Bookstoreの松井です。
BCCにて失礼致します。新刊のご案内で連絡いたしました。

とは言っても、「売上がないと仕入れられないよ!!!」という状況かと思います。当店もそうです……。
本自体は腐るものではありませんし、今回のご案内する本も、販売時期を選ぶものでもないと思っております。

いまご注文いただくのでも、落ち着いたころにご注文いただくのでも構いません。
なんだか作っていないと、あるいは本が動いていないとやはりやりきれない、という気持ちで本が印刷所より出来上がってまいりますので、繰り返しですが、いつのご検討でも構いません。取り急ぎまずはご案内、というかご報告とさせていただけますと幸いです。

今回は双子のライオン堂出版部より、まとめて5点!です。
紹介が長いので下記に概要まとめております。

『地面』大崎清夏 詩人の初期作品集の復刊
『多和田葉子ノート』・『詩記列伝序説』 室井光広 2019年、惜しくも逝去された芥川賞作家、室井光広の評論と随筆、最後の作品集。
ーーここまで4月13日より発送開始ーー

ーーここから4月下旬発送開始ーー
『アメリカンブックショップ(新版)』 ゲームマーケットで発表された「カードゲーム」です。テーマは「本屋と文学」。*本じゃないです!でも小説付き。
『しししし vol.3 特集:J.D.サリンジャー』 本屋発の文芸誌、第三弾(通算四号目)。特集はサリンジャーです。

(ご注文)
・ご注文は、メールで
hello@habookstore.com /mardock22@gmail.com まで。
あるいはweb注文フォームから→
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdALlZdy0lMvPtuIC_XTROrr0nCaSnD0sXA5mR3D47DU7eIlg/viewform#start=embed


ーーーーー以下ご案内ーーーーー

地面

『地面』
著者:大崎清夏
装画:はやしはなこ
版元:アナグマ社
販売元:双子のライオン堂
本体:1,000円+税
ISBN:9784910144207 C0092

A5版並製、40頁、横開き
発送予定日:4月13日(月)発送予定

【販売条件】
買切:70%/委託:80%
*取次流通あり。番線にてご注文ください。

*復刊三刷に際してライオン堂が発行元となりました。いままで取次流通のなかった著者の初期作品集。

足元に地面がある
くろ土の地面がある
地面では朴の葉がくちる
くちて湿ってゆく

『指差すことができない』で中原中也賞を受賞した詩人の第一詩集。
2011年刊行、第17回中原中也賞候補作にもなった『地面』が復刊しました。

[目次]
地面 / 窓を拭く人 / 熊の里 / わたしは朝日が眩しくて……/
微風も光線も / 私たちは、流れるを、川と呼ぶ。 /
山をくだる / ははの交代 / 春と粉 / ひゅーじ・ぱーく
あとがきにかえて——四〇年といま

<著者>
1982年神奈川県生まれ。詩人。早稲田大学第一文学部卒。2011年、ユリイカの新人(伊藤比呂美・選)としてデビューし、第一詩集『地面』を刊行。14年、第二詩集『指差すことができない』が第19回中原中也賞受賞。近著に詩集『新しい住みか』(青土社)、絵本『うみの いいもの たからもの』(山口マオ・絵/福音館書店)ほか。ダンサーや音楽家、美術家など、他ジャンルのアーティストとの共働作品を多く手がけ、子どもから大人までを対象に詩作ワークショップも行う。15年以降、世界各地の国際詩祭への参加を通じて出会った海外現代詩の翻訳・紹介活動を展開。

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(二冊目・三冊目)

詩記列伝序説

多和田葉子ノート
『詩記列伝序説』
著者:室井光広
販売元:双子のライオン堂
本体:2,300円+税
ISBN:9784910144016 204P

『多和田葉子ノート』
著者:室井光広
販売元:双子のライオン堂
本体:2,500円+税
ISBN:9784910144009 251P

ともに、四六版上製、表紙に箔押し。
発送予定日:4月13日(月)発送予定

【販売条件】
買切:70%/委託:80%
*取次流通あり。番線にてご注文ください。

*生前、教師と生徒の関係にあった室井光広さんとライオン堂店主。著者のご意向もあり最後のオリジナル作品集をライオン堂で発行することなりました。

『詩記列伝序説』
<希望無き人々>のための詩的言語の使命とは?
ポエジーの原野に光、言葉の<欠ける橋>を集め、
「読み」の世界劇場へ読者を彫心鏤骨の随筆14編。

ボルヘス、セルバンテス、カフカ、アンデルセン、柳田国男、宮沢賢治……
世界文学の星座布置に目を凝らし、ユーモアを手放さずに紡がれた渾身の「道案内」ーー夜空にきらめく詩劇>を深く読み解くために

『多和田葉子ノート』
“国際的歩き巫女”の操る詩的言語の秘法に肉薄し、その分業の過去・現在・未来を照射する!
<言葉そのもの>を語りつくした珠玉の対話2篇も収録。

なんとご本人による(!)推薦帯文つき↓
「言葉の考古学者で世界異文学の本格的な読者である室井光広ならではの、室井光広以外の人にはできない、そして私の仕事全般、さらにその向こうを見渡す読み方」多和田葉子

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アメリカンブックショップ

(四冊(個?)目)
『アメリカンブックショップ』
販売元:双子のライオン堂
本体:2,500円+税
ISBN:なし

【販売条件】
買切:80%/委託:なし
直取引買切のみのご案内です。
発送予定日:4月27日(土)ごろ

商品写真はこちらから↓
https://drive.google.com/open?id=1PKH-5REDhFiW7Su7kJ3wCc4atvDHKjWP

*ゲーム好きが作る本屋発のカードゲーム。しれっと売れるものではないかも知れませんが、ゲーム好きの方はぜひどうぞ。

【ゲームの詳細】
「アメリカンブックショップ」
テーマは「本屋と文学」、ゲームジャンルは「トリックテイキング」、ゲームの誕生秘話を描いた掌編小説付きで発売!

いつかの時代、アメリカの書店で誕生していたかもしれないゲームです。
本来のルールでは、実際の本を使っていたようですが、現代に復活させるためにカードゲームにしました!

このゲームは、「本」が描かれたカードを使って遊びます。
4種類のカードをたくさん集めることが目的です。

誰よりも多くのカードを手に入れた人は高得点ですが、中途半端に集めてしまうとマイナス点になります。
4種類それぞれの数を競うので、どの「本」を集めるか作戦を考えることが大切です。

怖い店長にバレないために「本の整理をしている」ように見せかけて遊ぶゲームですから、カードをプレイする時に同じ種類の「本」を出すように気をつけなくてはいけません。
最初の人がヘミングウェイを出したなら、あなたもヘミングウェイを出します。もしも、違う種類の「本」、例えば宮沢賢治なんかを出してしまったら、負けてしまいます。

勝負に勝って欲しい「本」を集めたり、上手に負けていらない「本」を押し付けたりしながら高得点を目指しましょう。

【おまけ小説の試し読みはコチラ】
https://note.com/curryyylife/n/n9dea3be25417

「アメリカンブックショップ」
ゲームデザイナー:新澤大樹(サークル倦怠期)
アートワーク:中村圭佑(ampersands)
カードロゴデザイン:くれよんカンパニー
小説:竹田信弥
企画:田中佳祐
発行:双子のライオン堂 書店


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(五冊目)
『しししし3 特集:J.D.サリンジャー』
販売元:双子のライオン堂
本体:2,000円+税
ISBN:
A5判並製 332P

【販売条件】
買切:70%/委託:80%
*取次流通あり。番線にてご注文ください。
発送予定日:4月27日(土)ごろ

*年一回刊行の本屋発、文芸誌。今回はページ倍増のサリンジャー特集です。

「しししし」は、小さな本屋が年に1回だけ刊行する文芸誌です。
1年間の総まとめのようであり、次の年への抱負のようでもあります。
本屋は、なかなか場所を移動することができないので、この雑誌に双子のライオン堂っぽさを詰め込みました。
第3号の特集はサリンジャーです。
特集以外にも、創作やエッセイなど素敵な作品がこれでもか、と詰まっています。
1年かけて、ゆっくり読んでいただければ嬉しいです。
(双子のライオン堂)

<目次>
目次

特集「J.D.サリンジャー」

遠藤雅司/伊川佐保子/伊藤聡/大崎清夏/高橋和也/仲光健一/夏目大/古川誠/前川淳/三宅陽一郎

対談「101年目のサリンジャー」
夏目大×上原裕美子

読書会「ライ麦畑でつかまえて」&「バナナフィッシュにうってつけの日」

創作
山口勲/伊波真人/大前粟生/友田とん/宮崎智之/横田創

読み物
浅生鴨/荒木優太/越前敏弥/岡本健/小澤みゆき/岸政彦/斉藤倫/長谷川櫂/宮崎大祐/村瀬秀信/森山恵/矢野利裕/山本文子/山本貴光/結崎剛/吉川浩満

特別企画
「100年先輩に聞く。」
朝陽館荻原書店 荻原英記

対談「やっぱり文芸誌っていい」
倉本さおり×橋本亮二(司会:竹田信弥)

追悼 室井光広
井口時男/大山アラン/川口好美/橋本亮二/藤田直哉

様々な書店の日常を綴った「本屋日録」
toi books/乃帆書房/BREWBOOKS/ほんやのほ/사적인서점(私的な書店)/三餘書店(TAKAOBOOKS)

創作日録
大槻香奈/まつしたゆうり

読者によるコラム「本と生活」
伊藤あきこ/うきくさ/小川麻美子/小林ぽつ/四竈佑介/鈴木華織/鈴木涙香/高垣ぼす/中村圭佑/野村知一/廣瀬さとる/藤村忠/山中麻美/松井祐輔/田中佳祐/竹田信弥

本屋エッセイ賞 受賞作掲載

装画:大槻香奈 扉絵:大谷津竜介 デザイン:中村圭佑


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以上です。長文で失礼いたしました。『しししし』はまた後日に注文書とともにご案内するつもりでおります。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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