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ポータブル式スパイスミル

ピンポーン。ヤマト運輸からAmazonの段ボールが届く。昨日、ポチったスパイスミルだろうか。いつもポチってから自宅に届くまで早すぎるので、どういう仕組みなんだろうと思いを馳せる。でも段ボールのガムテープを破ることに専念してしまい、1秒で忘れる。思いを馳せて1秒で忘れるくだりを、Amazonの段ボールが届くたびに繰り返している。

段ボールを空けると、ビンゴだ!スパイスミルだった。でもスパイスミルを買ったつもりが、箱にはコーヒーミルと書かれていた。コーヒー豆は粉砕できるけど、スパイスは粉砕できないというオチが見えて不安になった。どこのブランドかよくわからない中国製のメーカーだ。説明書もいろんな言語で書かれている。さらに不安になった。

でもこのスパイスミルは、なぜかTYPE-Cで充電できて、持ち運びができる仕様になっている。いつでもどこでもスパイスミルを粉砕するニーズあるのだろうか。

そもそもこのポータブル式スパイスミルは、ちゃんとスパイスを粉砕してくれるのだろうか。ポータブル式かどうかよりもそちらの方が重要である。家にあるクローブとカルダモンとローリエと唐辛子とシナモンとナツメグをミルに入れる。全部、硬いスパイスだ。お前こいつら粉々にできるのか!?とスパイスミルにケンカを売っている。

不安な気持ちをおさえて、ポータブル式スパイスミルを押してみる。はじめカラカラといった音がしたが、途中で音がしなくなった。果たして粉砕できているのだろうか。おそるおそる蓋を空けてみる。


すごい!ちゃんと粉々だ。

次にスパイスを嗅いでみる。とてもいい香り!自家製スパイスブレンドができた。これはいろんな組み合わせを楽しめそうだ。でもただスパイスを粉砕してみたかっただけで、スパイスブレンドで何をつくるかを決めてなかった。

クラフトコーラでもつくりましょうか。