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プロジェクト・チーム会議(第5回)

2021年に開催していた虐待サバイバーのプロジェクト・チームの会議を2022年11月29日に再び開催しました。その会議の話し合いの内容と決定事項をまとめます。

虐待サバイバーの啓発パレートの実施

・パレードで啓発する内容は、虐待サバイバーの後遺症である複雑性PTSD(CPTSD)の啓発ならびに、社会的養護への「保護もれ問題」の啓発

・実施場所 初回は、名古屋(1番、参加者が集まりやすい状況になっているため)

・実施時期 来年か2~3年後(予定)

・いきなりパレードをやる前に、事前の宣伝イベントを何度かやって、パレードの実施を知ってもらって、参加者を募る。パレードは、2年~3か年計画で実施

・事前の宣伝イベントは、講演会やYoutubeなど

・長期的なスパンで見て、1回きりのパレ―ドで終わらないようにする。全国を回れるくらい、長期的パレードが連発できるように計画を立てる。

・資金は、講演会の参加費や、クラファン、グッズ販売などでゆっくり資金を集める

資金集め+広報という形で、パレードの実施を実現していく

・年計画は流動的でOK→年計画については、次回の会議で具体化する

何か別のイベントに乗っかって宣伝する(コラボでやる)。例えば、マイノリティ(障害者、LGBTQ、DVなど)の別のイベントとコラボする。毎月〇日は、パレード実施の啓発の日など。楽しいイベント(マルシェ)などに乗っかって広報する方が、虐待という暗いテーマなので、世間に受け入れやすい

複雑性PTSDのシンボルカラーの決定

・複数案があったが、「黒+オレンジ」で決定。理由は、パレードはインパクトがあり目立った方がいいこと。CPTSDの悲惨な実態を黒で表現。
参考イメージは以下。トラウマ(虎+馬)の虎もイメージできるため、キャラクターやグッズでも、このシンボルカラーを用いる。

複雑性PTSDのシンボルカラー

・SUZURIなど在庫なしで販売できるオンラインショップなどを使うと予算なしでグッズ販売が可能。グッズ販売はパレードの広報+資金集めのため。

CPTSDのブレスレット作成を寺嶋さんがしてくれているが、これは別のオンラインショップを使う。ビーズではなくミサンガになる可能性あり。

以下、サンプル画像。

CPTSDブレスレット

・虎と馬(トラウマ)のお面を被って、Youtubeで、ゆっくり解説など(案)

フライヤー作成

・文字数が少なく、複雑性PTSD(CPTSD)や、社会的養護への「保護もれ問題」の啓発のパレード実施の協力を求められるフライヤーの作成(ここのメンバーで関係者に配布していく)→羽馬が、作成してくれる方をすでに見つけている。サイトのQRコードや、署名のQRコードも作成してチラシに掲載すること。

その他の活動の実施報告

・社会的養護への「保護もれ問題」について、菊池啓が、国会議員に説明会を実施(2022年10月24日参議院会館に訪問)。
『社会的養護につながらなかった虐待サバイバー』の支援について、どんな支援があるのか。参議院議員の高木マリさんと一緒に、厚生労働省と文部科学省の方々とレクを受けてきました。また、虐待サバイバーが置かれている苦しい実態について、説明をしてきております。
これについては、引き続き、活動をしていきたいと考えております。

国会議員に説明会を実施した風景

【本日の会議への参加者は以下(順不動)】※欠席者も数名あり。

・冨田 正美
ハーレーサンタCLUB NAGOYA 代表/元・母子生活支援施設「愛知昭和荘」荘長 兼(福)愛知県母子寡婦福祉連合会 理事/自立援助ホーム「のぞみ」設立メンバー 兼(一社)あいち子ども・若者支援センター 理事/(特非)陽和(ひより)副理事長/(特非)あいち・子どもNPOセンター 理事/(特非)いのちをバトンタッチする会 理事/(特非)全国こども福祉センター 理事/(一社)こども・女性ネット東海 代表理事/(一社)知多娘地域活性化プロジェクト 理事)

・丘咲 つぐみ
一般社団法人Onara 代表理事 ・ C&Yパートナーズ税理士事務所 代表税理士 ・ 元江戸川区児童相談所職員、 ・ 虐待サバイバー、身体障害者(脊髄難病) ・ 江戸川区在住、一児の母

・寺嶋 薫
1979年6月東京都生の虐待サバイバー。 現在、一応主婦にしてYouTubeチャンネル2個保有。 過去に夫とボランティア活動として老人福祉施設や障害者福祉施設等で慰問演奏で回っていた経験あり。 特技 サックス演奏(かなり下手だが) 趣味 なんか作ること(料理からハンドクラフト、DIYも)

・菊池 啓
虐待サバイバー。からすの会・代表。NHKハートネットTVなどで、虐待の後遺症を伝えるメディア出演あり。

・羽馬 千恵
虐待サバイバー。書籍『わたし、虐待サバイバー』商業出版。虐待の後遺症(複雑性PTSD、愛着障害、解離性同一性障害、双極性障害、睡眠障害)を啓発。社会的養護への「保護もれ問題」を考える・CPTSD協会・共同代表。

以下の署名活動も随時、行っております。

虐待を受けたすべての人が適切なトラウマ治療を受けられることを求めます!

社会的養護への「保護もれ問題」を考える・CPTSD協会のHPは以下。

https://happiness-of-unprotected-abuse-survivors.jimdosite.com/


虐待の被害当事者として、社会に虐待問題がなぜ起きるのか?また、大人になって虐待の後遺症(複雑性PTSD、解離性同一性障害、愛着障害など多数の精神障害)に苦しむ当事者が多い実態を世の中に啓発していきます!活動資金として、サポートして頂ければありがたいです!!