ソフトウェア開発の一例 ~はじめに~

この記事は以下のマガジンにまとめられています。
https://note.com/haamit/m/maf30e88e6149


少し前にネットで「薬剤師なんて処方箋に従って薬を取り出して詰めるだけ」「いやそんなことはない、色々考えることがあるんだ」みたいなやり取りがありました。
どちらが正しいかはさておき、プログラマーも似たような扱いなのかなぁと感じています。やれ仕様書通りにプログラムを書くだけの単純な仕事だとか、やれITドカタとか、やれAIに取って代わられるとか。

でもこういうのって大抵、ろくにやったこともない素人が妄想で言ってるだけなんですよね。実際に現場で先輩たちの仕事を見ていると、言語化されていないノウハウとか、息をするようにやっている高度な技術とか、人によって腕前に結構な差があることがわかってきます。


で、本題。

少し前に別の記事でAndroidアプリの開発を始めてみたということを書きました。その中で簡単なアプリを作成していたのですが、その過程を例にして、ソフトウェア開発の流れとか、どういう事を考えながら開発しているのかとか、そういうのを書き出していけば結構面白いんじゃないかと思いまして。

もちろんここに書く内容はあくまで一例であって、会社によって、製品の種類によって、開発者の技量によって、どんなふうに開発が進むのかは千差万別かと思います。なので、ソフトウェア開発に明るくない人は「へぇ、こんなふうに仕事してるんだ」という感じで気楽に読んでもらえれば良いかと思います。ソフトウェア開発の達人は生暖かい目で読んでもらえれば(笑)


ここで説明に使おうとしているアプリはいわゆるキッチンタイマーです。ボタンを押すとタイマーのカウントダウンが始まり、タイマーが0になると音を鳴らす。以上。

ショボ!と思った人。はい、そのとおりです、ショボいです。勉強用の教材ならこんなものです。
じゃあこのショボいアプリを本気で開発すると仮定すると、一体どれほどの記事が書けるのか。今回実際に私が開発した過程を書くわけではなくて、業務としてこのアプリを開発するとしたらどんな作業を経てどんな事を考えながら開発していくのか、を説明しようという試みです。現状で結構な量になることが予想されているので、気長にお待ちいただければと。

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