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ドイツより、note始めます。

ドイツのデュッセルドルフに住み始めて早1年。日本で働いていたコンサルのドイツオフィスでコンサルとして働き始めて8か月。

新しい環境でヨーロッパ中を旅できて、幸せなことは勿論多いけれども、職場では困難の連続。

せっかくなのでこれからは日々感じたこと・学んだことを自分なりの言葉で言語化・形式知化していきたいと思い、note を始めたいと思います。

今回はこのnote で伝えたいことを共有します。


自己紹介

まずは、私自身の紹介。

  • 2022/7 より独デュッセルドルフ在住の30歳

  • 旦那のデュッセル駐在が決定→私もこれまで働いていたコンサルファームのドイツオフィスに出向する機会を得て、夫婦で駐在が実現

  • 私の部署は日本人は一人、international/non-German speaker のスタッフは私含め2人ほどの状態で、日々ヒーヒー言いながら奮闘中

  • 日本ではヘルスケアの新規事業立案案件を中心に、3年強戦略コンサルを経験。消費者・患者さんなどの「人」のインサイトを起点としたサービス立案やクロスセクターのコラボレーションに関心があります

  • ドイツでも同じくヘルスケア・ライフサイエンス、最近ではテック分野(半導体など)の戦略案件に関与

  • 海外経験は大学時にアメリカに1年留学

  • 趣味はヨーロッパ中で街歩きや美術館巡り。最近はライン川沿いをインラインスケート(ローラーブレード)で滑っています

  • 月1ベースで、土日はヨーロッパのどこかを旅行しています

サックスフォーン発明者の出身地、ベルギーのDinant へ車で

note で発信したいこと

noteをはじめようと思ったきっかけは、ドイツで生活・仕事をする中で、失敗も含めた体験談を綴ることで内省する習慣をつけると共に、
微力ながらに、同じような環境にいる方・今後そうなるであろう方...そんな“どこかの誰か”に向けて、
ほんの小さな共感やインスピレーションの輪を生み出せたらなと思ったからです。

主に、以下のようなトピックについて綴っていく予定です。

【トピック1】伝えるってムズカシイ...仕事における異文化理解・コミュニケーション

  • 専門家の人には申し訳ないのですが、「異文化コミュニケーション」には興味がありましたが「異文化コミュニケーション論」には至極興味がありませんでした。理論で異文化なんて理解できない、実地でその文化を"浴びないと" わからないものなのに、机上で学ぶのはなんだか違和感があったからです

  • そんな正当化をしながら、ほぼ知識ゼロ・突貫型でドイツの職場に飛び込んだ私、かなり色々な失敗もしました。そしてまだまだ試行錯誤中…

  • 結果的に実践をベースに自分の中で文化の違いを体系化して咀嚼して、コミュニケーションの在り方を磨き上げていく。実践⇔理論の反復をするのが有用だし、面白いと実感

  • 結果的にドイツで働いてみて、ベストセラーの書籍「異文化理解力――相手と自分の真意がわかる ビジネスパーソン必須の教養」で体系化されている異文化理解マップはある程度正しいのではと感じています

    • … と思いつつ、ふと日本が中国とインドと同じQuadrant にいることに気づく、、、これは本当なのか?

  • 文化の違いを理論ベースで頭でっかちに捉えておく必要はないけれど、ある程度の前提知識を持っておきながらコミュニケーションを取るのことも重要だと思い、日常の仕事における気づきを具体的なエピソードを交えて紹介していきたいと思います

コミュニケーション文化で対極にいるドイツと日本。
最初はドイツのnegative feedback / low-context 文化に慣れず、心折れる日々...

【トピック2】ヘビロテしてなんぼ...なビジネス英語のtips

  • 私自身、日常生活の英語はある程度不自由はないが、まだまだロジカルで効率的なコミュニケーションはできないことも多いです。職場でも英語は定期的に使ってきたものの、100%英語漬けの職場環境は初めてだったので、議論の進行やアライン、自分の考えや示唆を効果的に伝えることに苦労しました

  • 英語に関しては実践あるのみ。場数を踏んで、英語のコミュニケ―ションはまだまだ体力は使いますが、型にはついてきたかなという感触があります(私の同僚のドイツ人は本当に綺麗な英語を話します)

  • ビジネス英語はフレーズ等で"型化"できることが多く、『この表現便利だな』『そんな言い方があったのか』とひらめきを得ることが多いので、知っておくと便利なフレーズ集などで特集していきたいなと思います
    (※ただし、私のビジネス英語はドイツバイアスがかかっており、王道型のビジネス英語とは若干異なる可能性もあります笑)

【トピック3】お国ごとに個性爆発...なヨーロッパの人間観察

  • 私の海外経験は大学時代の米国交換留学のみ。ヨーロッパは旅行で数か国旅したことがある程度で、完全なる”ヨーロッパ初心者”です

  • フランス、イタリア、デンマーク、フィンランド、スペイン、ベルギー、オランダetc… 隣同士の国もあることが信じられないくらい、それぞれ独特の文化や匂い、空気感を纏っており、人のファッションや所作、価値観...各国尖った個性や魅力があるのが本当に面白い!

  • もともと人の行動や感情を客観的に観察することが好きな私。多文化なヨーロッパでは人を一つの文化で一括りにすることはできないけれども、異なる土地同士の人の行動パターンなどの違いや共通項を思索し、あえて『この国の人はこんな傾向』と一般化してみることでいつも面白い発見があります

  • 『人は一つの文化で一括りにはできない』という前提はありつつも、そんなヨーロッパ各国の”人”におけるシュールなエピソードも含むちょっとした発見を綴っていきたいです

  • ただ、数回きりの訪問で一般化したインサイトは間違っていることも多いと思うので、iterativeに、現在進行形で更新をかけていきたいです

公共デザインで有名なフィンランド ヘルシンキの公共図書館

【ドピック4】超初心者が語る、ヨーロッパのアートシーンの感想/レポート

  • もともと世界史が好きだったこともあり、ヨーロッパの絵画や、最近では抽象表現主義の絵画にも興味があります。まだまだ勉強中ではありますが、アートを社会的なコンテクストから解釈してみることにも興味があります

  • 日本でも直島美術館やPOLA美術館など、自然美と一体化した美術館も大好きなのですが、勿論ヨーロッパにもそのようなコンセプトの美術館や、より(老若男女問わず)観客を引き込むようなインタラクティブで機知に富んだ美術館が沢山あります

  • 様々な時代・系統の著名な芸術家の展示から、日本ではまだ知られていないようなアーティストの展示まで、アクティブに足を運び、備忘も兼ねてレポートしていきたいです

デンマーク ルイジアナ美術館で出会って衝撃を受けた“Pirosmani”というジョージアの画家。牧歌的なジョージアの人々・動物を描く作品に一目ぼれ
見事なまでに自然と融合したコペンハーゲンのルイジアナ美術館は、訪れる人々に心の平穏とインスピレーションをもたらしてくれる
アムステルダムRijksmuseum にて、超大作のレンブラント夜警を鑑賞する現地の小学生
人の日常の機微を超繊細に描く、
ため息が出るほど技巧で美しいフェルメールの絵画@アムステルダム Rijksmuseum


遊び心満載でエネルギー溢れるピカソの絵を見ると「人生謳歌したもんがちだな」と感じます笑
@パリ ピカソ美術館


最後に / The Way Forward


マイペースな更新になるかもしれませんが、なるべくコンスタントにフレッシュに、その時の想いや気づきを綴っていければと思います。

最後は、信頼しているドイツ人の上司から最近言われた言葉で締めたいと思います(ゼロからドイツ語絶賛勉強中、なかなか上達しません。。。)

Das Einzige was dir hilft, ist ins kalte Wasser zu springen und zu schwimmen

The only thing that helps you is to jump into the cold water and swim!


成長する上で大事なことは、(冷たい水のような)快適ではない新しい環境に飛び込んで、泳いでみること。 

苦戦しながらも、私の仕事ぶりをいつも評価してくれ、激励してくれるドイツ人上司がくれた一言。

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