Starting Day

今回は「アイドルとコロナ渦」をテーマにFreekと2020年9月にデビューした名古屋のアイドルグループ「シャニムニ=パレード」についての考察です。

2020年はコロナ渦によりアイドルグループがライブやイベントが思うように出来なくなりました。そんな中で躍進したのがFreekだったと個人的には思いました。

緊急事態宣言による自粛期間中にオンリーファイブやトークポートなどのオンラインサービスを導入するのも早かったですし、有人ライブを再開するのも他のアイドルグループより早かったです。他のグループの運営が自粛という見えない圧力で苦しんでる時に一歩前を歩いてる様に見えました。

ソーシャルディスタンスで動員を制限した分をチケット代に転嫁する運営が多い中で、逆に安いチケット代でライブを安定して供給しヲタクを獲得していったと思います。

更に、この時期に名阪にアイドルグループを立ち上げたのも、人の往来が規制されている時期だからこそ面白い試みだと思いました。


2020年9月にデビューした「シャニムニ=パレード(シャニパレ)」はFreekの名古屋支部の2つ目のグループで、1つ目の#ジューロックがFreek単独で運営しているのに対し、シャニパレはフレオマネジメントと合同で運営でしています。

シャニパレについてFreekとフレオとどちらの会社がどの役割を担当しているは明らかにはなっていませんが、

・遮二無二というコンセプト(ガムシャラに踊る手羽先センセーションなどに通じる)

・偶数というメンバー数(フレオはよほどのセンター候補の逸材がいなければ奇数でグループを作らないという方針)

・繋がりたい女の子というより愛でたい可愛い女の子(Freekの他のグループよりアクアノートなどフレオのグループに近い雰囲気)

などフレオらしさを感じる所も多く、グループのコンセプトやメンバーの選定、楽曲制作などに関わっているのではないか?と感じています。


デビューの際にお披露目された「Starting Day」はJ.K≒3.0作曲で、手羽センの「ニコピの方程式」や、鶯籠の「Emotional」などを作曲しています。

また、曲名が日本語だと「初日」となりAKB48やその派生グループに通ってる人には馴染みのある楽曲名だったりします。「初日」はパジャマドライブ公演の一曲目にあたり、円陣から始まるフォーメーションなのですが、「Starting Day」も円陣から始まる所なども似ていて楽曲制作の際に参考にしたのではないかと推測しています。

名古屋はAKB48が初めて姉妹グループSKE48を作った地でもあり、公演らしさをグループの特徴として取り入れることで馴染みやすさを目指したのではないかなと思いました。

Freekが行っているチケットの販売や物販のシステムなどは共通のままで取っつきやすく、一方でその地域でも受け入れられる様にローカライズも行われている印象を受けました。

2021年に入りシャニパレは#ジューロックと共にテレビ地上波の冠番組を放送するなど、異例のスピードで活躍を広げていてコロナ渦に生まれたアイドルグループとして注目の存在だったりします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?