できないことよりも可能性に目を向けたい

あれもできない。

これもできない。

周りと比べて、何度思っただろう。

なんでできないの?って何度子どもを責めただろうか。


その度に心が苦しくなる。

学校にはいると、さらにできないと言われることが増えた。


あれもできないんです。

これもできない。

できることがあんまりなくて。

と言われるたび、悔しさと違和感と

それは事実であるから

『すみません。そうですね』としか言えない自分が悔しかった。


その度に、発達障害の可能性があるから

自閉症スペクトラムの可能性があるから

学習障害の可能性があるから


仕方ない。

だから、責めて少しでも困らないようにと向かう方針。

このやりとりに違和感、そして、なんだか憤りと悲しみといろんな感情を感じた。



どんな障害にあてはまるか議論したいんではないんだ。


困る前提で話をしたいんではないんだ。


できないことがどんなにあるか語り合いたいんじゃないんだ

現状、学校に入った途端、学校で求められることができてないことがあることは、

十分に分かった上で

それでも

今、できていることに目を向けてあげたい。

そのできていることをもっと伸ばしてあげれないだろうか?

そこから連鎖して、また出来ることがあるんではないかと

今はかすかな可能性かもしれないけど

可能性があると信じて可能性について語りたいんだ


できないことをみんなと同じようにできるようにではなくて

この子が自立していくために(できないことを頼る力も含めて)

その可能性に目を向けていきたんだ


学校に入ってずっと感じてきた悲しみ、悔しさ

ずっと感じてきた違和感は

これから大切にしていきたい私の中で大きな大きな道標を示してくれました。

今、難しさをたくさんかかえていたとしても

障害という枠にはめて

できないと決めるのではなく

子どもたちの可能性を信じて

可能性に光をあてていきたい。


そんな風に子どもと過ごしたい。

そして、同じようにこんな考え方に共感してくれる

仲間と一緒に

子どもたちと優しいあたたかい世界で生きていきたい。


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