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「しつけ」にも敏感期がある?

【読書記録】
『今日からしつけをやめてみた』 監修/柴田愛子 マンガ/あらいぴろよ

自分のお子さんが他のお子さんからおもちゃを取って泣かせたら、あなたは何て言いますか?

自分のお子さんが長い時間ブランコに乗っているときに他の子が乗りたそうに近寄ってきたら、あなたは何て言いますか?

買い物の帰りに向こうから、お隣さんが歩いてくる。お隣さんとあなたはお互いに挨拶。このとき、自分のお子さんが何も言わなかったら、あなたは何ていいますか?

『しつけ』は、漢字で書くと『躾』
からだが美しい と書きます。

でも、
「ほら、挨拶しなさい!」
とか言って、心のこもらない挨拶とかって『しつけ』なのかな?

子どもは、思った以上にゆっくりと社会(他人)と自分を認識します。

 1)世界は私一人のもの
 2)「自分」と「自分ではない人」がいる
 3)自分の行動が他人に影響を与えていることに気づく
 4)他人の気持ちを考えて行動をコントロールする

一方で、おしゃべりができるようになると、大人はこの子はわかると勘違いして、挨拶とかを強要します。その子が3)の段階なら、くり返し伝えることで4)に近づき出来るようになるかもしれません。

でも、2)の段階だったら?
または、1)の段階だったら?
「もっとブランコに乗っていたいのに、なんで降ろされるの?降りるのいやだー!(泣)」
ほかの子が乗りたいなんて知ったこっちゃないんです。
そんな段階の子に『しつけ』を教えても、それは『しつけ』でなく『スイッチ』です。
こういう場面、だからこうしよう。
向こうからお隣さんが歩いてくる、だから「こんにちは」と言おう。

『躾』を『スイッチ』にしたくない。でも、どうすればよいんだろう?
それを(思考の範囲で)解決してくたのが、この本
『今日からしつけをやめてみた』です。

もともと、子どもにうるさく「挨拶しなさい」とは言ってきてませんでしたが、「挨拶しなさい」と言うのを止めました。
「挨拶したら?」に変えました。挨拶する/しないは子どもの選択。子どもが決めればいい。代わりに挨拶されたらどんな気持ちになるかを伝えるようにしました。
そしたら、あら不思議。
先日、自分から大きな声で挨拶してた!
徐々にですが、挨拶できる相手が増えています。
(一緒に住むジジババ ⇒ 隣のおじさん ⇒ 保育園の先生・・・)

慌てる必要はない。
親が子どもを信じて、子どもの成長を待ってあげればいいんだ。

育児バイブルが1冊増えました。

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