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SAPIX「αクラス」の真実。人気受験塾の上位層選抜クラスとは⁉︎メリットは何?
αクラスとは?
昨年の4月に小学校のPTA副会長になって以来、すっかり更新が滞っていました😂
今回はSAPIXに新四年生から設置されるαクラスについてです。
SAPIXは4年生から本格的な受験勉強と位置付けているらしく、それまでの低学年から一気に受験モードな学習に変わります。
まず、コマ数が週2回に、授業時間は3時間半(30分は任意の授業前小テスト)に拡大します。
そして、クラス分けはこれまで成績順にアルファベットで並べられたクラスとは別に、上位に「α(アルファ)」という選抜クラスが設置されます。
いわゆる「SAPIX上位層」。中には「αにいないと意味がない」「αに入れないから、別の塾を検討」と言った意見もあるくらい、生徒と保護者にとっては意味づけのあるクラスになっています。
αクラスって何なんでしょうか?選抜者による特別な授業をしているのでしょうか?αクラスには入れないと本当に意味はないのでしょうか?
αクラスの基準は?
ネットでαクラスの基準など調べてみると「偏差値60以上」など書かれていましたが、
この前の保護者会であっさり
「教室の上位1/4をαクラスと設置しています。基準点はありません。それ以外に意味はない記号です」
と言われました。実際に他校のαクラスの得点範囲をみせてもらうと、うちの息子が通う校舎よりも10点ほど低かったです。
つまり、αクラスは校舎によって基準が違う。ある校舎でαに入っていても、別の校舎では通常のアルファベットクラスと言うのはありえます。
特別な授業はしてる?
これも保護者会で言われましたが「テキストは全く同じです。ただのクラス名です。」と言われました。
なので、特別な授業をしているか?と言うとしていないのでしょう。SAPIXは授業一回ごとにテキストが配られるので、レベルが高いクラスだからと言って、先取り学習もありません。そもそも月1回テストでクラス入れ替えがあるので、クラスによってテキストを変えていたら大変なことになります。
ただし、毎回テキストの量が膨大なため、全ページ解説されることは稀です。生徒の理解度が高いクラスは、授業中に多くのテキストを解説してもらえたり、という違いはありそうです。
ちなみに、息子がいちど2年生の時に平日クラスのいちばんレベルの高いクラスに入った時には、授業中に先生が「時間の余った子たちのために」早稲田の入試問題を黒板に書いて解説していたそうです😳小2で、早稲田の入試問題ですか😂さすがトップクラス、、、
ただいずれにしても、クラスのレベルに応じた授業になるため、αかどうかというよりも結果的に上位のクラスほど、内容が深い授業になっているのではないでしょうか。
永住権はない。毎月クラス替え
とはいえ、、、です。αに永住権はありません。
4年生になるとほぼ毎月クラス替えテストがあります。αだった子が落ちることもあるし、逆もあります。
なお、息子の通う校舎は1点の差でクラス昇降が決まることもあります。αもまたしかり。小問で2点ミスしてたら、もう落ちてたなんてことはザラです。
なお、4年生の時にαクラスだった子が6年生で残っているのは1/3だそうです。
先生は違うの?
実はこれは私も検証出来ていません。ネットで見ると、上位層のクラスは正社員講師で、下位層クラスはバイト、、、という記事も出てきます。
勉強は教え方でかなり差がつきますから、本当だと気になる保護者は多いですね。
ただそもそも校舎によって、αの基準点が違う以上、αだけ特別な先生を充てるのは、完全な不公平。そんなクレームリスクのある運営はしないでしょう。
少なくとも、「αクラスだけ特別な先生」ということは、おそらくはなさそうです。
αクラスの意味は?
と、偉そうに書いていますが、息子も私も試験を受けるまでは、αに入れなかったらどうしよう⁉️とヤキモキしていたタイプです。
校舎内での立ち位置を知る一つの基準にはなっていることは事実でしょう。息子には、目標になっています。
ただし、他校とクラスを比べても何の意味もありません。
タイトルからの答えで言うと、、、
●αクラスは校舎のクラスの上位1/4がαと言う名前に変わる。
●メリットは特にない。ただし、親子のベンチマークや目標にする家庭は多い。
※そもそもSAPIXは成績順のクラスなので、αかどうかと言うよりも、上位クラスほど優秀な生徒が多いため、生徒間でも刺激になるのは事実かもしれません。
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