【第2-11話】 ポイントを利用した
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ポイントを利用した
お店で買い物をすると、同じお店で利用できるポイントや、Tカードやdカード、Rポイントなど複数の店舗で共通して使えるポイントが貰えることがあります。
このポイントについて、どう仕訳するかを考えてみましょう。
1.ポイントを使った時に、利益として仕訳する
たまったポイントを使った時に仕訳します。
例として、6月10日に、化粧品(10,000円)を3,000円分をポイントを利用し、残りを現金で購入した時を考えます。
① 化粧品は、美容費であり、支出(費用)です。借方(左側)に設定します。
② まずポイントを使った分3,000円を仕訳します。反対側の貸方(右側)は雑収入です。
③ 残り7,000円分は現金で支払っているので、借方(左側)は①と同じ美容費、反対側の貸方(右側)は現金で仕訳します。
もちろん、諸口を用いて、同時に仕訳しても構いません。
2.ポイントは資産として貯めておく
ポイントを資産として貯めるには、これより前の購入した時にたまったポイントをためる仕訳する必要があります。
例として、5月7日に化粧品(30,000円)を購入した際に、3,000円分のポイントが貯まった場合を考えます。
① ポイントは、資産です。借方(左側)に設定します。
② 反対側の貸方(右側)は雑収入です。
その後、1.と同じく、6月10日に、化粧品(10,000円)を、3,000円分をポイントを利用し、残りを現金で購入した時を考えます。
① 化粧品は、美容費であり、支出(費用)です。借方(左側)に設定します。
② ポイントを使った分3,000円を仕訳します。ポイントは資産であり、これが減りますので、資産の属する反対側の貸方(右側)に設定します。
③ 残り7,000円分は現金で支払っているので、借方(左側)は①と同じ美容費、反対側の貸方(右側)は現金で仕訳します。(1.と同じです。)
3.ポイントを考慮しない
1.と同じく、6月10日に化粧品(10,000円)を3,000円分をポイントを利用したということは、7,000円分の化粧品を買ったと仕訳します。
家計簿なので、どの仕訳でも問題ありません。(業務的には購入した時に支払った金額で仕訳する為、3.ポイントを考慮しない が正しい仕訳となると考えます。)
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