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今、人生で一番オシャレが楽しい

女性誌も美容も
大好きですが、

衣類、もといファッションの楽しみ方が
今までよくわかりませんでした。

幼少期から体型にコンプレックスがあり、
オシャレ=体型、もしくは
ずば抜けた美的センスに恵まれし人の特権
という思い込みがありましたし、

美容やファッションの
教科書的存在である女性誌には
「似合う服」と「買うべき服、買うべきではない服」

そして、最近は影を潜めつつあるものの、
昔は幅を利かせていた「モテ」という指標がありました。

…これらの知識が、
ファッションに対する自信のなさと混じり合い、
頭の中で地層のように固まった結果、

似合わないものを着ることや「買うべきではない服」を
選んでしまうことは罪だと思ってしまいました。

また、自分に確固たる信念がない領域なので、
人から貰う言葉に過度に影響を受けてしまい、

子供時代に
「あなたはブラックとカーキが似合う」
と言われたことを

気づけば、頭の中で
「私は、ブラックとカーキしか着てはいけない!」
に変換していました。

オシャレの楽しみは色の楽しみでもあるはずなのに、
私の世界には長い間、色が2種類しかなかった。
そりゃ楽しくないはずです。

私は「人からオシャレだと思われたい」だなんて
大それたことは考えていませんでしたが、

見栄っ張りで失敗を恐れる性格から
「人からダサいとは思われたくない」という
気持ちは人一倍強かったです。

ですので、必然的に服を買う時は
「似合う・似合わない」の優先順位が高く、

可愛いな、着てみたいな、と思う服は、
カラフルだったり、デザインが特徴的だったりしたので、
「悪目立ちするのでは…」と思い、手を出せませんでした。

そんな私が、突然ファッションに目覚めたのです。

きっかけは、主に2つで
「ファッションを服の問題とは思わず、
暮らしの一部や生き方の表現と考えるようになった」
ことと

「インスタ」です。

まず1つめですが、私はこれまで
「服」を「服」としか見ていませんでした。

でも、よくよく考えてみると「服」は生活の一部であり、
私の頭の中で「服」を「ファッション」ではなく
「暮らし・人生」カテゴリに移動させたら、
視界が急に良くなったのです。

いきなり「どんな服を着よう?」と考えるのは、
問いがないまま答えを考えるようなもので、

私の場合は「どんな暮らしをしたいか、
どういう女性になりたいか」

をイメージすると、
自然と着たい服がみつかりました。

加えて、頭やこれまでの経験ではなく、
自由に「心で選ぶ」ことと
「着たことのないテイストを積極的に着てみる」
ことを自分に許したら
服を買うことが格段に楽しくなりました。

これは、髪色を変えたことも大きく影響していて、
髪色を変えると似合う服の色も変わるので、

「今の自分に合う洋服は、
これまでの経験は役立たないから、
1から考えよう」と思えました。

▼今の髪色。

他に意識したのは

・おしゃれぶらない
・その時の気持ちを大事にする
・似合う、似合わないではなくて、好き嫌いを大事にする

これだけですが、
私にとっては大冒険でした。

そして2つめ。

インスタという全肯定空間
私の「自分オシャレ化計画」
に拍車をかけてくれました。

これまでは
「コーディネートとかのせるキャラじゃないし…」
と思っていて、服を積極的に載せることはなかったのですが

妊娠中、行動範囲が狭くなり、また妊娠糖尿病を患ったことで、
それまで私のインスタのメインを占めていた
行った場所や食べたものを載せづらくなり、
「お洋服でも…」と暮らしの
半径5メートルに目を向けたことがきっかけになりました。

コーディネートを載せてみると、
フォロワーさんが、服のブランドを聞いてくれたり、
褒めたりしてくれて、ちょっとオシャレな人の気分を味わえました。

そして、インスタでよく聞かれるので
ブランドネームをタグづけするようになったら、

そこから「あ、私、このブランドのお洋服が好きなのかも…?」
と手がかりが出来ました。

そうやって、手がかりが出来ると、
私の中でファッションが
「わからないもの」ではなくなった
んです。

例えるなら本を読むための「文字」
という最低限の基礎知識をやっと理解した感じ…?

…本もたくさん読むと推しの作家さんや、
推し出版社が出てきますよね…!

(その段階になると「読書」=我が人生!!
ってなる!!)

右も左も「わからない」ものが、
ちょっとわかるようになると途端に楽しい。

基礎知識×成功体験(インスタでの褒め文化)
が、私のファッションへの意識を
塗り替えてくれたのです。

逆説的ですが、私はオシャレを楽しむために
「いつもオシャレでいること」は
諦めています。それはあまりにもハードルが高い。

私にとってのオシャレはメリハリです。

家にいる日はジーンズやいつもの服でいいや、と思うことにより、
外出が「特別な機会」となり、オシャレが楽しい。
(あとYouTubeを撮る時も「色」を楽しんでます)

オシャレ苦手族が、
陥りがちな三大呪い(強迫観念)は

・流行を取り入れなくてはいけない
・似合わないものは悪
・コーディネートのバリエーションがないとダメ

の3つだと思うのですが
私はこの呪いをいったん頭から捨てました。

・「流行を取り入れなくてはいけない」

→流行は無理に追わない。可愛いな、と思って
取り入れたければ取り入れればいい。
流行りじゃなくても、可愛いものは可愛い。

・似合わないものは悪

→似合う・似合わないより、
着たいものを着てみたり
自分の「いいな」アンテナを磨く。

・コーディネートのバリエーションがないとダメ

気に入った服を着続けてもいい。

あと、知らないことを
恥ずかしいとは思わずに積極的に聞く。

インスタやブログのおかげで、
私がわからないことは
誰かが教えてくれて、
そこが情報交換の場所となり

私の「知識の無さ」でさえ
結果的に他の誰かの役にも立つ時代。

「知らない」ことは恥ずかしいことではなく
同じ立場の人と一緒に成長していける機会なのです。

昨日は、痛くないヒールを
フォロワーさんに聞いたら
たくさんの情報が得られました。

(オシャレ初心者の人だけでなく、
オシャレ玄人の人にも役立つ
良質なコメント欄になっている気がします…!)

インスタ=マウンティングの場所と
思われがちですが、私にとっては
情報交換とアップデートを
楽しめる場所になっています。

最近、私がお洋服を選ぶ時の基準は

「意志、エネルギー、思想、ユーモア」

が感じられるものです。

「似合う・似合わない」ではなくて、
自分がこの4つを感じた服を選んでいます。

私の理想は
「クリエイティブで自由で、自立している女性」なので
そんな女性はどんな服を着るか、とまず
キーワードから考えてみたら、

この4つが私の「似合う・似合わない」に変わる
基準
になりました。

…偉そうに書きましたが
1アイテム予算上限は約数万円の庶民です…!

私の金銭感覚では失敗しても、
「勉強代!」っていって諦められるの、
それくらいまでですね~。

去年はまだ「オシャレ」との距離を恐る恐るつめていたので、
「オシャレに見える服」を選んでいたことが
過去ログからも見てとれますが、

(出産直後の「服とかどうでもいい」
「とにかくラクが正義!」期を経て)

最近の私は「自分の好きな服」を着ています。

▼「アンソロポロジー」というブランドの服にハマっています

服を選ぶのが楽しい=
朝一に楽しみが出来ることです。

洋服もメイクも一日の気分を作ってくれるので
決まると一日中楽しいです。

どうしてこんなにシンプルなことに
今まで気づかなかったんだろう…

オシャレが難しくないなんて誰も教えてくれなかった。

たくさんのアイテム名と方程式と決まりを知らないと
出来ないものだと思っていたのに、
それをいったん忘れたら、すごく楽しくなっちゃった。

でも別に「決まりを守らなくちゃダメ」とは
誰からも言われて無くて、いろんなものが
重なった結果の自分の思い込みだったんですよね。

年を重ねるというのは、
人生の前半で身についた思い込みを捨ててラクになり、
楽しみを自分の力で増やしていくことなのかもしれません。

==

※ちなみに私の苦手だった科目は靴と服で、
バッグとアクセサリーは私の中で
身につける「雑貨」扱いだったのでもともと大好き。

※最近のファッション傾向(プチプラ編)は
楽天ROOMに載せています。
でも、ライフスタイルへの提案もある海外ブランドが結構好き。

https://room.rakuten.co.jp/hachu/items



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