「タグ」を増やすと、人生が楽しくなる
世の中には経験しないと見えてこない世界がある。
私にとっては先日体験した「パーソナルカラー診断」がまさにそれだった。
数年前からSNSで「イエベ」「ブルベ」なんて言葉をよく聞くようになり、コメント欄でタイプを聞かれたり、指摘を受けたりしていたものの、
自分にとっては、何か遠いもののように感じていた。
なんというか、それは、新作コスメの発売日をカレンダーに登録してデパートに朝一で駆けつけるくらいのコスメ好きや
インスタでファッションアカウントを30個以上フォローしている人たちのための
…つまり、オシャレレベルが私とは比べ物にならないくらい高い人たちのための診断な気がしていたのだ。
けれど、心境に変化があった。前よりもコスメやファッションに興味が出てきたのだ。
この変化についてはまた改めて書くつもりだけど、今までオシャレにまつわる全てのことに対して「私なんかが…」と卑下する気持ちがあった。
けれど、最近になってそれが解消されて、「もっと楽しんでみよう!」と
思えたことが大きい。それと同時に「自分に似合うものを知りたい」という気持ちも自然に湧いた。
だから、今更だけど、パーソナルカラー診断と骨格タイプ診断を受けてみることにした。診断の結果、私は「イエベ春」の「骨格ナチュラル」だということが分かった。
自分のタイプが分かったら、今まで読み飛ばしていた、雑誌のタイプ別コスメやファッションページをとても面白く感じるようになり、インスタでは自分のタイプのハッシュタグをフォローするようになった。
それは、決して目に飛び込んでくる情報をステレオタイプ的に見るようになったわけではなく、自分の頭の中の知識と結び付けたり比較しながら、より楽しめるようになったということ。
というか、今まではもしかしたら「自分にはわからない」ものを知らず知らずのうちに「興味がない」と処理してしまったのかもしれない。
これは子育ての話題と似ている。
子供が生まれる前は夜泣きの話を誰かがしていても「ふうん、大変そうだな…」とぼんやり聞いていたけれど、育児を経験すると敏感に反応してしまう。知っていることと経験したことは明確に「自分ごと」になるのだ。
あるいは流行の漫画の話題にも似ているかもしれない。
タイムラインに出てくる「●●柱」「××の呼吸」なんて単語は「鬼滅の刃」を読むまでは「ああ、流行の漫画の話をしてるのね」くらいの温度感で見ていたけれど、漫画とアニメを2周ずつしたら、見逃せない言葉になった。
知識を得ることはスルー出来ないことが増えることだと思う。
そして、当たり前だけど、それらを知らなかった時代よりも知っていて、入れる話題が多い今のほうが人生が楽しい。
最近、ある種のカテゴライズやラベリングは時代遅れとなっているけれど、その人の「らしさ」の要素としてタグがあるのは、本人にとっても、取り巻く人たちにとっても、良いことだと思う。
カテゴライズは、ここからここまで、と区分された中にはめこみ、制限をかけるイメージだけど、タグならいくつだってあっていい。(インスタなら、ハッシュタグは最大30個もつけられる!)
パーソナルカラーも「カテゴライズ」ではなく「タグ」と考えればいいのだと思う。
以前、コメント欄で、友人にもらったワンピースを着た写真をアップしたところ、「はあちゅうさんはイエベだからその色は似合わない」と指摘を受けたことがある。コメントしてくれた人は、親切で言ってくれているので、ありがたいことだけど「似合わない色は着ちゃいけない」というニュアンスを感じてしまった経験もあり、パーソナルカラー診断=自分の可能性を狭めるもの、という先入観を持ってしまっていた。
けれど、実際は、全く逆で自分の可能性を広げてくれるものだと分かった。
たとえば、「イエベ春」の私は鮮やかなビタミンカラーを取り入れると、印象が華やかになっていいらしい。今までは、勇気が必要だと感じていたそれらの色を今後は積極的に活用出来そうだ。
また「骨格ナチュラル」の私にはアシンメトリーなどの個性的なデザインを着こなす素質があるらしいので、オシャレ難易度が高いと敬遠していた服も、これからはチャレンジしてみたい。
知らないことを知ると自分のタグが増えて、日常がより楽しくなる。これからは、もっと自由な気持ちで自分の「タグ」を増やしていきたい。
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▼診断は前からの知り合いの筧沙奈恵ちゃんにお願いしました。はあちゅうの紹介、と言うと友達割引を適用してくれるらしいので(1000円割引)興味が湧いた方は問い合わせてみてください。
※友人や家族と申し込んだ場合はさらに1000円割引だそうです。ペアで受けると楽しいですよ!
▼診断の様子を見てみたい方は佐々木あさひちゃんのYouTubeを、是非見てみてください。
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