「夏至図2022」解説
どうも、水星の申し子です。
6月21日 18時14分頃、
太陽が蟹座へ移り、夏至を迎えます。
一般的に「夏至」といえば、
“一年で最も日が長い日”というイメージが
一番ポピュラーかと思います。
西洋占星術においては、
夏至＝太陽が蟹座に移る日。
太陽 牡羊座入り=「春分」
太陽 蟹座入り= 「夏至」☜ココ
太陽 天秤座入り=「秋分」
太陽 山羊座入り=「冬至」
上記のように、太陽が、
「活動サイン（星座）」に移るタイミングで
季節が切り替わります。
この季節の考え方は、
東洋発の暦である「二十四節気」とも共通します。
そして、
太陽が活動サインに移る瞬間のホロスコープを
「四季図」と言います。
社会の流れ、動向が予測できる
非常に重要なホロスコープです。
今回は、「夏至図」を用いて、
夏至～秋分まで約三ヶ月間の社会の動向、
それによって我々が受ける影響を紐解いてみます。
まずは、おさらいと前提から。
西洋占星術の一年間のスタートは、
「春分」です。
春は、「種まき、芽吹き」の季節。
蒔く種（秋に収穫したい実り）を決めて、
冬至～春分で耕した畑に蒔きます。
そして、蒔いた種が芽を出している状態が、
現在。
夏至～秋分までの三ヶ月間は、
その芽をぐんぐん成長させる期間です。
もう薄々お気づきだと思うのですが・・・
種、蒔きました？
その前に、畑、ちゃんと耕しました？？
準備８割。
どこの世界でも同じです。
ただ、今さら慌てても遅いので、
「準備できてなかったな～」という方は、
今からでも畑を耕して、種を蒔いてください。
では、夏至図を見ていきます。
まず、星々が北半球（下半分）に集中しています。
毎度申し上げますが、
「手の届く範囲を丁寧に整えましょう」
「身近な人間関係を大事にしましょう」
「足下の土を耕し、地に太い根を張りましょう」
ということが前提です。
このメッセージは、春分図でも同様でしたし、
2022年これまでの主要なホロスコープでも、
何度も同じことが伝えられています。
というのも、少し長い視点で考えた時、
2022年は「台風の目」や「嵐の前の静けさ」
にあたるような年なのです。
2021年は、「風の時代」元年でした。
新型のウィルスの流行によって、
我々は、働き方や生活様式、文化までもを、
大きく変えて対応してきました。
2023年以降は、
時代や社会の流れを司る影響力の大きな星が、
次々と星座を移します。
この動きによって、来年以降は、
時代や文化の変化は、質・スピード共に、
これまでの比ではなくなるでしょう。
その瞬間風速に耐えうる土台、しなやかな軸を
今年はコツコツと丁寧につくる必要があります。
これだけ念押しされていますので、
「2022年は長期戦だ」と肚を括る方が賢明です。
結果をすぐに求めない。
逆に、すぐに出る結果は、
「本物の前に出てくる偽物」と捉える方が良いです。
それから、四季図で最も重要なのは、
「太陽」が位置する場所。
太陽が位置するのは、「第７ハウス」。
「パートナーシップ、対人関係」
がメインテーマとなる三ヶ月間です。
太陽が蟹座のフレッシュな度数にあること、
また、カギを握る木星は、
ICというポイントに重なることから、
「自分の居場所、心の拠り所、家族、family」
もカギとなるテーマでしょう。
太陽に対しては、
月が葛藤の配置（21日は魚座で下弦の月です）
冥王星が訓練の配置を描いています。
緩めに見たら、
土星からはサポートの配置が描かれています。
自分にとって真のパートナーや、
心底安心できる居場所、関係性を
手にするためには、
一旦終わりにすることがあるのかもしれません。
あるいは、
徹底的に向き合う必要があるのかもしれません。
いずれにせよ、
「過去の古い価値観」に縛られないことです。
過去と現在の自分は違います。
「絶対にない」と思い込んでいることを、
見直してみてください。
意外と今のあなたにはフィットしているかもよ？
「絶対やらない」と思っていること、
ぜひやってみてください。
そこからつながるご縁がありそうです。
社会全体としてみると、
パートナーシップや結婚の在り方、考え方が、
大きく刷新される出来事があるのかもしれません。
第7ハウスは「契約」や「裁判」もテーマなので、
国から国民へ、何か新しい契約が提案されたり、
象徴的な裁判が行われたりする可能性も。
健康や医療の場所には、
金星と水星がありますので、
コロ助の状況は、更に緩和の方向に進むように感じます。
移動の制限もいっそう緩和されて、
国内はもちろん、海外旅行する人、
海外からの入国も増えそうです。
一方で、
経済や金融にまつわる出来事は必須です。
昨今の世界情勢の影響を受けて、
エネルギー資源や食材の値段は上がる一方。
国民の所得は増えていないのに、
物価だけは確実に上がり続けて、
ハイパーインフレからの、
「2022年、日本破綻」は、十分あり得ます。
2022年は、
お金の使い方、貯め方、増やし方について、
改めて考え直す一年になりそうです。
収入について個人の側面で考えると、
自分の感性や本能的な要素、才能、能力を抑制して
平凡なルーティンワークに自分を閉じ込めて、
安定や安心感を得ようとしがちです。
堅実なのは良いですが、
現実を変化させたいのであれば、
時には思い切った投資も必要です。
ただし、この三ヶ月間は、
賭けに出て大金をゲットするか、
一銭もなくなってしまうかの極端な状態になりがち。
ある程度の慎重さを持って投資されてください。
最後に、月は牡羊座にあります。
月の動きは速いので、四季図において、
月の位置する場所はポイントです。
サビアンシンボルを見ておきましょう。
牡羊座４度「遠隔された歩道を歩く二人の恋人」
・波長の合う人と過ごすこと。
・自分にとって波長が合う人とはどのような人か考えてみること。
・彼氏彼女や嫁旦那、自分の両親と自分が似ている仕草や行動を考えてみる。
・パワスポで良いエネルギーをたっぷり吸収することでパワーアップ。
・何でもいいから、一人で好きなことに没頭する時間を持つこと。
・自分のエネルギーを特定のものに集中させることでそれと同化すること。
・恋愛することで感情が豊かに育ち生命力が増す。
なるほど～。
太陽がある「第7ハウス」とも通じますね。
「付き合う人、相手」が重要なのと同時に、
「自分だけの時間」も大事です。
「わたしを一人にしないで！」過ぎるのも、
「孤独を愛しすぎている」過ぎるのもNGで、
バランスをぜひ意識してみてください。
あとは、何かに「ときめく」ことがカギです。
実際に恋愛をするのはもちろん良いし、
そうじゃなくても良いです。
アイドルでもアーティストでも良いし、
ゲームとかアニメとか二次元恋愛でも良いし、
もちろん、好きなこと、趣味、ペットでも。
何でも良いので、
何かに「恋している」状態で過ごせたら、
心が満たされて、安定して、
かなり豊かな三ヶ月になりそうです。
なぜなら、月の隣には木星がありますからね。
加えて、今回、
水星、金星、火星、土星、海王星
と五つもの星がオウンサインの状態です。
＜オウンサイン＞
天体がそれぞれの守護星座にあって、天体の性質がストレートに発揮される。
「アセンダント」という
ホロスコープの日の出のポイントも、
射手座ですからね。
全体的にとても勢いがあって、前向きです。
あまり大それたことをする必要はないです。
前提のメッセージは、
「身の回りを丁寧に整えましょう」なので。
とにかく、すぐできることから、
どんどん行動に移してください。
素直に行動した人から、
運命の輪がぐるぐる廻り始めて、
目に見えて現実が変わります。
以上！
夏至図の紐解きでした。
長々と書きましたが、この内容は、
9月23日の秋分まで影響下です。
読む時々によって、気になる部分が異なるはずです。
ぜひ、スマホやPCのメモに貼っておいて、
折に触れて読み返していただければ、
有効に活用いただけるはずです。
最後までお読みくださり、ありがとうございます！
深謝
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