イエベ・ブルベって具体的にどんな色のこと？①
こんにちは、今回もご覧くださりありがとうございます！
パーソナルカラーアナリストのさくらです。
「パーソナルカラーについてどんなことを知ってますか？」と尋ねた時、十中八九「イエベとかブルベとかですよね…？」と返ってくるほど、今ではお馴染みとなったこの言葉。
今日はこれを具体的に掘り下げていきましょう！
その前に、まずは「色の三属性」についてご説明します。
ある色を見た時に「これはSpringタイプの色だ！」と判断するためには「その色はどんな特徴を持った色なのか」を見抜かなければなりません。
「色」というものは、そもそも3つの要素から構成されています。
①色相：色み（例えば「黄色っぽい」のか「青系」なのか？など）
②明度：明暗（「明るい」のか「暗い」のか）
③彩度：鮮やかさ（色みの印象が「強い」のか「弱い」のか）
これら3つをまとめて「色の三属性」と呼びます。
パーソナルカラー理論は、とにかくまず色を特徴ごとに春・夏・秋・冬の4グループに分類することから始まります。
なぜなら、同グループの色は取り合わせた時に調和する＝「似合う」というのがパーソナルカラー理論の根本だからです。
そして、このグループ分けをする際に欠かせない尺度がこの「色の三属性」なんです。
最初にグループ分けの方法を簡単にご紹介します。
まず「色相」を基準とし、黄みを感じる「イエベ」か青みを感じる「ブルベ」、どちらかのグループに分類します。
その上で、今度は「明度」と「彩度」に注目します。明度と彩度を組み合わせた概念を「トーン」と言うのですが、このトーンの特徴によって「イエベ」「ブルベ」をそれぞれさらに2つに分類していきます。
これが、いわゆるパーソナルカラーの4シーズン春夏秋冬です。こうしてこの世の全ての色は4グループのいずれかに振り分けることができるわけです。
今回はイエベ・ブルベの話がしたいので、イエベとブルベのグループ分けをするのに必要な「色相」にだけ注目して進めていきます。
※トーンについて気になる方はよろしければ過去の記事をご覧ください。以下の記事ではイエベ・ブルベ（つまり「色み」）よりもトーンを優先した方が似合う場合もあるよ！という話をしています。
さて、「色相」の話をするということで「そもそも色みって何？」という話から始めていきます。
もちろんご存じの言葉だとは思いますが、ここでは改めて丁寧に定義を確認していきましょう。
まずはこちらをご覧ください。
さて、これらのハートの色はそれぞれ何色でしょう。
灰色、白、黒。そうですよね。
でも実はこの画像、カラフルな絵文字をモノクロ加工したもので本来の色は白黒ではありません。
では、元の色は想像できますか？
もちろんできないと思います。
モノクロ画像をといくら睨み合ったところで元の色はわかりません。
そこで、加工の度合いを少し下げ、完全なモノクロにせずに「色み」を少しだけ残してみます。
まだ少し判別しにくい色もあるかもしれませんが、少なくとも白黒でないのはわかります。
それでは最後に答え合わせです。
どうでしょう。
ここまで来れば一切淀みなくお答えいただけたかと思います。
つまり、あなたが色を判断できたのは「色み」＝「色相」の違いを見分けられたから、ということになります。
1枚目の画像には色みが無く、色相を判断できませんでした。つまり、1枚目の画像内の色は色相を持たない色だということ。これを無彩色と言います。
逆に、後半2枚のように色みのある色のことを有彩色と言います。
わかりやすく言い換えると、白黒コピーで表現できる色を無彩色、白黒コピーで表現できない色が有彩色ということですね。
先程ご説明した通り、色をイエベ・ブルベに分ける際に関係する属性は「色相」でした。色が黄色っぽいか青っぽいかを判断するわけですから、白黒では困ってしまいます。
ということで、今回注目する色は有彩色のみ、ということになりますね。
では、改めて有彩色の画像を見比べてみてください。
彩度の違いに注目すると、当然一つ一つ全く違う色に見えると思います。
ですが、「色相」という観点で見れば上下のハートはそれぞれ「赤の仲間」「オレンジの仲間」「黄色の仲間」「黄緑の仲間」「青の仲間」「紫の仲間」…と「色相」で括ることができます。
例えば「黄緑の仲間」は上段・下段共にイエベに分類されます。「黄」緑、というくらいですから、イエベの仲間なんだろうなとはなんとなくイメージできますよね。
ですが、下段の彩度が低い黄緑だけを見た時、これがイエベなのかブルベなのかを咄嗟に判断できるでしょうか。
鮮やかな色よりもグレーに近い色の方がクールな色に見えますから、何となくブルベっぽい気もしてしまいませんか？
色の三属性の組み合わせ方により、色は無限に存在します。ですから、目についた色を手当たり次第に分類しようとしてもキリがありませんし、慣れるまでは彩度の低い色を見分けるのはなかなか難しかったりします。
なので、いきなり全ての色を分類しようとせず、まずは各色のグループで一番色がわかりやすい親玉からおさえていくのがコツです！
彩度が高ければ高いほど、色相の特徴は強く出ます。先ほどの画像でも、下段より上段のハートの方がその色らしいわかりやすい色でしたよね。
ということで、今回は鮮やかでわかりやすい高彩度の色を基準としてイエベとブルベに分類してみましょう。
パーソナルカラー理論で基準とするのはこちらの24色です！
じゃーん。
色が並んでいるのを見るだけで何だかワクワクしてきませんか？
これからこの24色をルールに則ってイエベとブルベに分類していきます！
が、長くなりそうなので実際に分類してみるのは次に回したいと思います。
答えを知る前に、ぜひ一度ご自身でイエベとブルベの分類を考えてみてください。
もしばっちり当たっていれば、すでにイエベ・ブルベの感覚がばっちり備わっていることになりますので、ぜひぜひお試しで挑戦してみてくださいね。
それではまた次回お会いしましょう！
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