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イエベ・ブルベって具体的にどんな色のこと?③

こんにちは!パーソナルカラーアナリストのさくらです。
今回もご覧くださりありがとうございます!

「イエベ・ブルベって具体的にどんな色のこと?③」ということで、続き物のお話になります。

イエベ・ブルベを見分けるため、パーソナルカラーにおけるブルベ・イエベがどんな色なのか定義しよう! という話なのですが、少し間が開いてしまったので①②の簡単な振り返りから入ります。
覚えてるよー! 知ってるよー! という方は振り返りはすっ飛ばして本編からどうぞ。


前回までの振り返り

まず、前回までの内容を振り返っていきたいと思います。
このnote内で簡単にまとめますが、記事のリンクも貼っておきますのでご覧になりたい方はこちらからどうぞ。

①では、色を作る構成要素は「色相」「明度」「彩度」だという話をしました。この3つの要素の組み合わせ方により、この世の色を全て表すことができます。
つまり、これらの要素を知り、見分けること=色を見分けること、となるわけです。色を見比べる時、前提として絶対に必要な知識なので、まずこの定義をご説明したのでした。

例えば、お花見に行った時の桜の色を思い浮かべてください。

一般的には、白っぽく見えるくらい明るく淡いピンク色の花びらが思い浮かぶと思います。

このピンク色、まず色相は赤です。ですが、桜を見て「赤い」と思う人はいませんよね。それは赤よりもピンクの方が明度と彩度が高いからなんです。赤い絵の具に白い絵の具を混ぜるとピンクになりますが、絵の具を混ぜれば混ぜるほど色は明るくなり、それにつれて赤の印象は薄くなってピンクになっていきます。
そんなわけで、桜の色は「色相は赤で、明度は高く、彩度が低い色」ということになりますね。

色の三属性を知っていただけたところで、イエベ・ブルベの話に戻ります。
ある色が「黄色っぽいグループ」と「青っぽいグループ」のどちらに属するのかは、この三要素の内「色相」に依存します。明度や彩度では変わりません。

ここまでが①でお話した内容です。

②では色相の特徴が強く現れている24色を集めた色相環を用い、実際にこれらをパーソナルカラー理論におけるイエベ・ブルベの2グループに分類しました。
それがこちらの図になります。

番号につけた色ごとに、イエベ・ブルベです


一つ一つ暗記をしていくのではなく、24色の中でも特に基準となる5色を中心に、それよりも黄色に近づく色がイエベ、青に近づく色がブルベであるという考え方で色を割り振るのがパーソナルカラー理論の考え方です。

振り返りが不要な方はここから

この世に色は無限に存在します。
ですから闇雲に目についた色を分類していこうとしたらあまりにも途方もなくて覚えるのが大変……(泣)になってしまいます。

だからこそ、まず基準となるわかりやすい色から把握しよう! というのが前回まで。
そして、そこまでの基礎知識があれば、それ以外の色が出てきた時にも知識を発展させて考えることができる! というのが今日のお話です。

先ほど桜の色を例に出しましたが、「桜はイエベ?ブルベ?」と考えると「知っている」or「知らない」の二択になってしまいます。
そうではなくて「桜色は24色の内どの色の仲間なのか?」と考えることで、初めて見分けようと試みた色でも見分けやすくなるわけです。つまり、桜の色相が「赤」であることを見抜き、これがイエベ寄りの赤なのかブルベ寄りの赤なのかを判断するということですね。

そうは言っても、この考え方をするにはやはり練習は必要です。見分けようという視点で色を見ないと、瞬時に色相を判断するのは難しいと思います。

その練習のため、今回は前回分類した24色の明度・彩度を変えることでどの色相がどんな色になるのか、具体的に見ていきましょう!

イエベだけ・ブルベだけの色相環

前回せっかく分類をしましたので、同じグループの色だけを集めた図を作ってみたいと思います。

まずは先ほどの図から、イエベ・ブルベを分離させて……


左がイエベ、右がブルベ


ぎゅっと間を詰めます!


じゃん!


いかがでしょうか?

あなたはそれぞれの色相環にどんな印象を受けましたか?

この時の印象差はぜひ覚えておいてください!
なぜなら、イエベやブルベは一般的にこんな特徴があると言われていて〜…と説明されるより、わたしはこう思った! って納得できた時の感覚が一番強いので。ちなみに私はイエベは「めちゃくちゃおいしそう」で、ブルベは「頭が良さそう」と思います。

色相環のトーンを変えてみよう!

①で軽く説明したのですが、トーンというのは明度と彩度を掛け合わせた概念です。
「高明度×低彩度」とか「中明度×高彩度」とか「低明度×中彩度」のように明度と彩度の組み合わせが同じ色=同じトーンの色ということになります。

今回はイエベ・ブルベに「色相」を分けた上で、さらに「トーン」まで分類し、どんな色があるのかを見ていきます。

それでは早速!

こちらがイエベVer.
こっちがブルベVer.です

色相環の中心に書いてあるのがトーンの名前ですが、今回はトーンの名前を覚えよう!という話ではなく「どんな色がどの色の仲間なのか見てみよう!」という回です。

ということで、例えばこんなことに注目しながら楽しんでみてください。


・イエベ・ブルベにどんな違いを感じますか?

・各トーンにどんな印象を受けますか?

・あなたが好きなのはイエベですか?ブルベですか?

・何トーンの色が好きですか?

・「ピンク」と感じるのはどの範囲の色ですか?

・「茶色」と感じるのはどの範囲の色ですか?

・「カーキ」と感じるのはどの範囲の色ですか?

・持っている服の色相・トーンはどれが多いですか?

・身の回りにあるものの色相・トーンを確認してみましょう。


特に最後の一つはおすすめです!
最初はこの記事の画像と見比べながらで構いませんので、「そういえば毎日使ってるマグカップのピンクって…」とか「フシギダネの緑ってイエベ?ブルベ?」とか「今来ている服のトーンはどれ?」とか、意識的に色を見分けようとする癖をつけてみてください。
これを続けていただくと段々と目が慣れて色がよく見えるようになってきます。

全3回に渡りましたが、これにて『イエベ・ブルベって具体的にどんな色?』はおしまいです。

ここまでご覧くださり本当にありがとうございました。
また次回お会いしましょう!

たくさんの記事の中から目を留めてくださり本当にありがとうございます! 色を選ぶのが楽しくなるお手伝いができていたら嬉しいです。 少しでも悩みが晴れた際、よろしければサポートいただけますとこれからの執筆の励みになります♪