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キャリアコンサルタントになって良かったこと【キャリコンサロン編集部】

動機がする。
目眩もする。
冷汗が出てきた。

見つからないのです。何がって?

私の財布がぁぁぁ!

高速バスが発車するまであと10分。
財布がない事に気がついたのです。

高速バスに乗ってマラソン大会が開催される都市に行く予定でしたが、非常にマズイ事態になりました。

とりあえずこのまま一文無し状態でバスに乗ってしまおうか?

イヤイヤイヤ、それはちょっと無謀だろ。
向こうでどうやって過ごすんだ。

とりあえずこのバスに乗るのはあきらめて財布を探すか?

イヤイヤイヤ、この後のバスはみんな満席だ。
このバスを逃がしたら現地にいけないぞ。

刻々とバスの出発時間が近づきます。

よく考えろ。よく考えるんだ。

バスターミナルに来た時、コンビニで買い物したぞ。その時まで財布はあったよな。

えーっと、そこからどこに行ったっけ?

トイレ!

以前、トイレの個室で財布を落としかけたことを思い出しました。

間違いない、トイレの個室だ!

という訳でトイレに猛ダッシュ。
自分が先ほど入った個室の前に着きました。

何ということでしょう。
「使用中」です。

でも、背に腹は代えられません。

「すみません」
と声をかけてドアをノックしました。

そうすると思いもよらぬ返事が。

「What?」

何ということでしょう。
中にいるのは外国の方のようです。

もう頭の中はパニック寸前ですが、自分のありっけの英語スキルを集結して聞いてみました。

「Do you find my purse?」

財布は「wallet」というのが普通だと思うのですが、よほど慌てていたのでしょう

「purse」という単語が出てきてしまいました。

返事はありません。
通じたのか?

沈黙の時が流れます。
オイオイ、どうなってんだよ?

と思っていると、足元から”シュッ”っという音が聞こえました。

足元を見てみると、ドアと床の隙間から私の財布が出ているではありませんか!

おおお、私の財布が見つかったあ!

「Thank you!」
「Thank you very much!」

私は周囲の目を気にせず、大声で感謝の言葉を叫びました。

そしてダッシュでバス乗り場まで戻ります。
ギリギリで出発時刻に間に合いました。

バスに乗り込んで、大きくため息をつき、こうつぶやきました。

「あ~、見つかって本当に良かった」

閑話休題。
(え、ここまでは余談だったの?)

私が所属する「キャリコンサロン編集部」の今週のお題は「キャリアコンサルタントになって良かったこと」です。

「本当に良かった」という思い出を書いていけば、何かつながるかと思いましたが、まったくつながりませんでした・・・

気を取り直してまいりましょう。

キャリアコンサルタントとして活動を始めて2年以上が経過しましたが、キャリアコンサルタントになってからは良い事ばかりです。

その中でも3つの「カクシン」を得ることができたのは本当に良かったと思っています。

ひとつずつ説明していきましょう。

まず、ひとつめは「革新」です。

キャリアコンサルタントになったことは自身にとって「革新」でした。

以前はITエンジニアだけの単一のキャリアパスを歩んでいました。

そんな私にキャリアコンサルタントという新たなキャリアパスが追加されたのです。

新しい知識やスキルを学びながら、相談者のキャリアに関わることで自身も成長できる素晴らしい機会となっています。

ふたつめは「核心」です。

キャリアコンサルタントの役割は、相談者の「核心」に迫ることですが、同時に自身の「核心」にも向き合う必要があります。

キャリアコンサルタントになった後、自身の

「価値観・スキル、やりたいこと」

を再評価し、自分自身をしっかりと見つめ直すことができたのです。

そして最後は「確信」です。

相談者から悩みを共有され、それに寄り添ってアドバイスすると、相談者が自信を取り戻していく姿を目の当たりにすることがあります。

そして相談者から、

「今日、相談して良かったです」

と感謝の言葉をいただくことが幾度かありました。その瞬間、私は

「これが自分のやりたいことだ」
「これまでやってきたことは間違ってない」

と、自身のキャリアコンサルタントとしての使命を確信することができたのです。

いかがでしたでしょうか?

キャリコンになって良かったことがもうひとつ。

それはこのnoteを書く機会を与えてくれたこと。

キャリコンになっていなかったら外の世界に向けて自分の考えを表現するなんて一生なかったと思います。

そんな私のnoteも98週連続投稿まできました。

100週連続まであと僅かです。
引き続きお付き合いいただけたら嬉しいです。

ではまた!

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