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お馬鹿の極みですがオススメ映画「恋するプリテンダー」~人気のスイーツを食べに行ったような作品、食べたら何にも残りませんが~

 典型的ラブコメの復活と言いましょうか、ありきたり設定で王道の展開、やたらゴージャスで日本人からすればスーパーリッチ、ギャグも程々でシラケもちょくちょく。だからダメなのではなく、だからいいのです、この阿呆臭いダラダラムードが。お話なんぞあってないようなもの、大嫌い同士がラストにはハッピーエンドを何の悩みもなく楽しめればそれでOK。

まったくもって、すぐ脱ぐのですよ

 冒頭からシドニー・スウィーニーの巨乳をゆっさゆっさ揺らしてが、目的の小走りショット。以降、彼女のドレスは一際バストを強調したもののオンパレード。ドレスでなければヒップライン勝負の元気の良さ。対するグレン・パウエルも負けちゃいない、やたら筋骨隆々の上半身を曝け出すショットの多い事、おまけに女性客を当然に意識した全裸シーン(アソコは手で隠してますが念のため)までフューチャー。なんて下品な、なんて決して言わないで下さい、そうゆうサービス精神過多な映画なのですから。

 「トップガン マーヴェリック」以降、一挙に主役ポジションを獲得し、本作の成功により引く手あまたの様相で、調べたら現時点で6作品もが最後の仕上げ中だとか、もちろん彼は主役として。ちなみに劇中では29歳なんて言ってますが、既に30代半ば。シドニー・スウィーニーは主にテレビから人気となったようですが日本にはまだ馴染みませんが、ブロンドのちょい明るく軽いイメージで、これから人気が出そう。

こんなの億万長者でなければ到底無理

 結婚式列席で泊まり込みなんて設定、良くありますよねハリウッドでは。馬鹿騒ぎざんまいで、オーストラリアの超大豪邸が舞台。観光名所のシドニー港から望むオペラハウスとハーバー・ブリッジを昼も夜も、たっぷりと、さらにボンダイビーチからクイーン・ビクトリア・デパートと、ド定番過ぎて笑ってしまいます。

 皆の目的がレズビアン同士の結婚式への列席で、友人には黒人を加え、女性カップルの1人は白人と黒人のハーフっぽい。諸々目配せもしっかりな割に、ヘリコプターによるレスキューは平然と緊急でもないのに使うお馬鹿。確かに何にも残らない作品ですが、人気のスイーツ店に豪勢なパフェを食べたと思えば、それで十分に満足ですよね。そうゆう作品なのでした。

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