事業を成功させる7つのフレームワーク
事業を成功に導くには、
論理的思考『ロジカルシンキング』で客観的に
捉える考え方をしていく必要があります。
今回はそのロジカルシンキングに欠かせない
7つのフレームワークをご紹介します。
様々な分析をしていきながら事業を考えていくことで
事業を成功に導くヒントになっていきますので是非ご覧ください。
1.【3C分析】
まず欠かせない分析が3C分析です。
市場には自社・顧客・競合の3者しかいません。
自社ができることで顧客のニーズがあり、競合が出来ないこと。
それが市場機会となり、差別化できる可能性がある部分となります。
一方で3つの円が重なる、
競合もできる真ん中の点にサービスや商品が入ってしまうと
価格競争が起こり、値引きをせざるを得ない状況になってしまうのです。
多くの企業が差別化をうまく強調できず
この真ん中に入ってしまい、価格競争で苦しんでいます。
2.【SWOT分析】
そして3C分析と一緒に考えておきたいのがSWOT分析です。
自社を考えるとき、自分の強みや弱みを知っている様で
知らないケースが非常に多いです。
自社のことを知るのに必要なのがこのSWOT分析となります。
強みを知った上で弱みを知る。
自分の会社が大きくなる可能性があるのか。
また小さくあったり倒産しそうになる脅威もあるのかを探ります。
3.【4P分析】
このフレームワークも非常に大切です。
Product(商品・サービス)
Price(値段」
Place(プレイス:流通)
Promotion(プロモーション:販売促進)
の4つに分けて一つ一つをまとめていきます。
更に競合の4Pも分析することで改善点や強みの発揮や、
弱みをカバーできる施策を考えることができます。
この様なフレームワークを考えることはとても重要です。
5.【市場分析】
市場分析を調べる前にまず
マーケットサイズ【市場規模】を調べます。
マーケットサイズはネットで調べることもあるかと思いますが、
もう少し詳細に調べる必要があります。
特定の商品やサービスを必要(ニーズ)とする人が
どれくらいの数いるのかを①
そして、そのニーズに人々はどれくらいのお金を支払うのか
(デプス調査+メンタルアカウント分析)を②とし、
その①×②が市場規模ととします。
ここで重要なのは
メンタルアカウンティングをしっかりと把握する必要があるという点です。
メンタルアカウンティングとは、
『100円の自動販売機のジュースはケチるのに
女性との10,000円のディナーはケチらない』
といった、
「人それぞれによって何にならお金を使っても良いという
メンタルのアカウンティング」です。
これを市場規模に入れて考える必要があります。
サービスを必要としている人の数×そのサービスに支払うお金=市場規模
そして、サービスを必要としている人々を理解するために
2つの調査で調査していくことが良いとされます。
ニーズ調査
ニーズ調査とは、
シンプルに「こんなサービスがあったらどうですか」
をたくさんの人に聞いてみるものです。
・主婦に聞いてみる
・サラリーマンに聞いてみる。
・30代男性に聞いてみる
・契約社員の方に聞いてみる
・20代女性に聞いてみる
等、いろんなカテゴリの人に分けて聞くことが効果的です。
そして自分の推測があっているかの答え合わせをしていく。
それがニーズ調査になります。
デプス調査
上のニーズ調査の方法としてあげられるのがデプス調査です。
ヒアリングを取った結果、
一番多かった意見の層の方々を集めインタビューしていくことで
ブラッシュアップのヒントになる可能性があるのです。
このデプス調査をする際にも以下のような順番があります。
①スモールトーク
日常会話でリラックしてもらう為に、まずは自分のこともよく話し
リラックスしてもらう。
②ライフスタイル質問
趣味や家族構成や職業や帰宅時間、出勤時間、出勤時間、
子供の保育園の時間など平日と休日で分けてその人の1日を聞き出す。
③ワンアヘッド質問
実際の年収や、家庭の経済状況、そしてローンなどの
残高など折り入った質問を行う。
④提案と深掘り質問
何故そう思うのか、必要・不必要のWHYを3回ほど繰り返す。
このインタビュー中に出てくるホロっと口に出した言葉を
聞き漏らさないようにしっかりメモを取っておく事が重要です。
6.【ペルソナ設定】
デプス調査を終えてみて共通点がある部分を持つペルソナを設定します。
ペルソナとは仮想の人物像です。
ペルソナ設定はブランディングや
マーケティングにおいて非常に重要な仮説です。
その人物が実際に存在しているかのように
名前や年齢、家族構成や居住地、職業や世帯年収などの設定や
平日の過ごし方や休日の生活スタイルまで
詳細な設定をここでは行います。
このペルソナの不安や不満を解消し、
喜びを与えることができるのかを考えていくことが
事業を構築する上で大変重要になってきます。
7.【普及曲線】
最終的にこの普及曲線を理解していないと何も始まりません。
サービスが社会に浸透するには順番があると言われます。
まず、浸透するのが
『イノベーター』
『アーリーアダプター』
と呼ばれる人です。
この方々を合わせると約16%くらいに人たちになります。
常に新しいものを探していてちょっと冒険してみようかなという人たちです。
その上の
『アーリーマジョリティ』
『レイトマジョリティ』
『ラガード』
は冒険はせずにいつも通り行動しますが、
『イノベーター』と『アーリーアダプター』に
しっかりと満足させることができれば
口コミによってこの3つの層の市場にも入っていくことができます。
そして、この普及曲線の戦略で最も大事なのが、
他のお店との違う『差別化されたサービス』です。
『イノベーター』と『アーリーアダプター』も最初は興味があるけれど、
これまでと何ら変わらなければ元のサービスに戻ってしまいます。
【ちょっと気になる差別化されたサービス】が
とても大切なのです。
まとめ
これまで事業やサービスを考える際に
『何を』『誰に』→『どのように』という順番で考える必要があります。
しかし、実際は『どのように』から入る事業やサービスをたくさんみてきました。
ここまでお伝えしてきたロジカルシンキングを元に
『何を』『誰に』→『どのように』の順に
事業計画や提案書が作ることができたら、
どこに出しても納得のいく企画書になります。
新規事業に対して借入を起こしてくれる
金融機関もあるでしょう。
協力してくれる仲間も出てくるはずです。
皆さんもまずはデータを元に何事も物事を考えていき
事業計画やサービス設計をしていきましょう。
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