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YouTuberへの道〜どこ目指しているの?と聞かれたときの初期設定

「お!YouTuberだ」
 2/9に公開して以降、会う人に半笑いされながらそう言われることが増えてきましたが、必ず聞かれるのが「稼げそう?」と言う言葉です。

 日本版 YouTube 公式ブログによると、ガイドラインに違反するかどうかが際どい、ボーダーライン上のコンテンツが投稿されないように、信頼できるコンテンツをより見つけやすくし、ボーダーライン上のコンテンツや有害な間違った情報の拡散を減らすための取り組みを行っていて、2019 年 1 月以来、 30 回以上ガイドラインを更新しています。

 なので、今後もどんどん変更されていくと思われますが、現在の「収益化」に関する条件が規約に定められております。

・総再生時間:年間で4,000時間以上
・チャンネル登録者数:1,000人以上

 この2つの条件は必要条件です。どちらかがクリアすれば良いのではなく、両方の数字を稼いで初めて「収益化」のテーブルに乗ることができます。

 仮に1本の動画が15分(=0.25時間/本)だとして、1,000人がフルで見てくれたとすると、その1本あたりの再生時間は250時間になります。絵に描いた餅の話をしても意味はないのですけど、ざっくり考えてもコンテンツを量産していかなければ、4,000時間も1,000人も達しないことは確かのようです。

 ではここで、雲の上を覗いて見ると、チャンネル登録100万人以上のYouTuberは2019年末時点で180組だそうで、今年の年末には100万人登録者チャンネルが300組程にまで膨れ上がると言われているとか。また、10万〜30万人の登録者数を抱えるチャンネルは現在の3倍程度にまでなるらしく、この中堅クラスのクリエイターがどっと増えるそうな。

 トレイルランニングの情報コンテンツを作ることを目的にした「Trail BAKA」だけど、このスポーツの国内総競技人口が中堅クラスになる現実を考えるまでもなく、4,000時間と1,000人という必要条件は、決して楽な数字ではない気がしています。だからこそ、コンテンツを量産しなければいかんのです。

 やってみたいことはいろいろありながらも、現実的な日常時間の制約も考慮していると、そして、アシスタントになってくれた女性が初めてUTMFに出場することを知ります。

 2020年4月末に行われる160kmを超す日本最大級のウルトラトレイルレースで、制限時間は46時間。制限時間を目一杯使って完走を目指そうとしている彼女にウルトラトレイルのノウハウを伝授する形で、4月まではUTMFに向けたコンテンツを作ることにしました。

 その第一弾が『ギア編〜必携品を大解剖』です。

 東京・東神田に構える『Run boys! Run girls!』さんにお邪魔して、解説をお願いした動画です。UTMFが指定する必携品は全部で19項目あり、それを一つひとつ紐解いていく形式です。話好きなこともあって、1回では納まりませんでしたけど(笑)。

 お悩みを解決すること、知りたい情報を提供すること、その中にユーモアを交えながら、2つの必要条件をまずはクリアすることが初期設定です。

・総再生時間:年間で4,000時間以上
・チャンネル登録者数:1,000人以上

 どこ目指しているの?なんてこともよく聞かれます。懐かしいですね、この言葉。趣味がランニングだと話すと、走らない人からは「どこ目指しているの?」と耳タコで聞かれました。そういう時は、僕はこう返すんです。「趣味が映画鑑賞って言ってたけど、どこ目指しているの?」

 始めてしまったYoutuberへの道も、どこ目指しているの?と聞かれれば、今は2つの必要条件をクリアすることと答えるようにしています。半年は掛かるぞ!なんて言われるそうですけど、始めた人はみんな目指すものを僕らも目指します。

 ウルトラトレイルでは目の前の、次のエイドを目指すように(ゴールが遠すぎるから考えない)、この道も目の前の目標を目指すことにします。足を前に出していれば、必ずフィニッシュすることを誰よりも知っているのはランナーですからね。

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