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子育てに正解はないけど大切にしたいことはある。

皆さんはドラゴンボールを知っていますか?

全世界で人気のドラゴンボール。漫画を読んだことがある、アニメを見たことがあるという方は多くいます。

物語で出てくるナメック星人の最長老様。みんなの潜在能力を引き出してくれる力を持っています。

子供の頃は「やった!パワーアップした!これでフリーザを倒してくれ!」と純粋に願っておりました。

大人になってからは「そんなに人生甘くない。。。」とぼやかずにはいられません。何事も近道はなく、地道に日々の積み重ねによって成長していかなければなりません。

しかし世の中には〇〇するだけで△△出来るようになる勉強法というような広告が溢れかえっております。こんなの噓でしょ?と思うけど買う人が一定数いるから無くならないのです。

疑っているもののつい買ってしまう心理は分かります。神様にすがるように教材を購入する。購入したら出来るようになると信じるしかない。

みんな心のどこかに楽して出来るようになりたいという願いがある。

その願望は逃避行のようなもの。先人たちの成功例を観察し、地道にやっていく。正規ルートで行くしかない。

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先日長女が英語学習をやりたいと望んだため勉強を続けてやるという約束をしました。

最初は朝起きてからと夜寝る前に欠かさず勉強をしておりました。疲れているにも関わらずやりたいことを実現するために頑張る姿は凄いです。

しかし長女はまだ8歳。他に楽しいことは沢山あります。Youtubeに絵本や漫画、創作活動にと誘惑は多い。日に日に勉強時間が少なくなっていき、遂に勉強時間がゼロになりました。休日の時間に余裕があるにも関わらず勉強しなくなったのです。

こうなると難しい。叱ってやらせることは簡単だけど子供のやる気を喪失するだけなので全く意味がない。

少しずつ勉強するように促してもダメ。勉強してる姿を見せて一緒にやる?と問いかけてもタイミングが悪ければ無視される始末。

自分の子供の頃を思い出すと当然の結果です。ほっといても勉強するのであれば今頃別の道を歩いていたことでしょう。勉強を続けるのって大人だって大変。

無視されたときはイラっとしましたが勉強が続かないことは想定済み。

今の様子では英語教室に通うのは難しいと通達するとひどく落ち込んでおりました。本人は毎日勉強している気になっていたのですから。

英語をもっと勉強したいと七夕の願いに書くくらいやる気があるのでこの気持ちは尊重したい。

まず通わせてみるというのも一つの手ですがレッスン行くと周りの子たちと楽しんで来るが家に帰ったら英語なんてスパッと忘れてしまう。投資対効果が悪いのは目に見えてます。

子供のやりたい気持ちと親の懸念との中でしばらく悩んでいました。

そんなある日市内にある子育て支援施設で英語体験が出来るイベントがあるということに気づき、申込初日に電話で予約しました。推しのライブのチケットを取るがごとく必死でした。

長女に予約したことを伝えると素っ気ない態度で「分かった、いいよ」と一言だけ。

もうやる気がなくなったのか・・・と悲しい気持ちになったけど実は緊張していたのです。

当日なんて行く前から「大丈夫かな。。。」と緊張しっぱなしでした。大人がアンコンフォートゾーンに飛び込むのと同じように子供だって不安がいっぱい。

そうはいっても子供は無邪気。友達がいたので安心して教室に入っていき楽しく会話していました。残念ながら親は同席できなかったので他の場所で待つことに。

体験した結果は言うまでもありません。大成功でした!

家までの帰り道ずっと興奮してました。ウクライナの先生や日本人の先生が英語を沢山教えてくれて楽しかった!国旗を英語でいっぱい話したなど。

こんなに嬉しそうな子供の顔を見られて親も嬉しかったです。子供のやる気を引き出すサポートをすることって本当に大切なのだと再認識しました。

現実的にはあり得ないと思っていた潜在能力の引き出し。子供の可能性は無限大だからいくらでも引き出す事が出来る。

今こそ英語にもっと触れる時である。鉄は熱いうちに打たないと!

夏休みに入るのでチャンス。家で英語に触れる機会を増やし、英会話の体験レッスンに申し込みます。

しかし子がやりたいと願ったことを無条件で許可することが本当に子供のためになるのだろうか?

親にとってはこの問いかけは悩ましいです。

子供のやりたいことを引き出すのが親の責務じゃないのか?とツッコミを入れたくなるがそのさじ加減は難しい。

何でもかんでも思い通りにやらせていると我慢を知らない子供になってしまう。贅沢が当たり前の子供になってしまう。与えられることが当たり前になりすぎると失敗や挫折を経験したときの反動が大きくなる。だから試練を与えることは時には必要です。

お調子者の次女なんてすぐに〇〇買ってとお願いしてきます。お手伝いしないとダメと伝えるとお皿1枚持って行って「お手伝いしたから買ってよ」という有様。

課せられた課題を自分の解釈で判断して実行してやったと主張する。ある意味では素晴らしい行動力。

下の子は上の子を見て育っているので要領がいいです。口も達者なんで言質をすぐ取ろうとしてきます。末恐ろしい子だ・・・

余談ですが妻は長女、私は次男なので妻からは「うちの長女は私に似て、次女はあなたに似ている」と言われます。反論の余地なし!

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子育ての結果の成否は死ぬまでわからないと理解しつつも日々の生活となるとどっちがいいのだろうかと迷います。お金が惜しいのではなく子供のためにはどっちがいいのかと悩みます。

子供に向き合えば向き合うほど悩み事は増えていきます。気楽にいこうぜって思いたいけど思えない。葛藤する日々です。

でもこれは贅沢な悩みです。子供と一緒に正解がない道をひたすら試行錯誤しながら走り続けていく。ちょっとくらい失敗したってすぐにとり返したらいい。

子供と伴走しながら共に成長していく。この経験は何事にも代えがたい。

投資したお金が無駄になったとしても自分が稼いで取り返す。誰かのために行動するというのは人生を楽しむ上で必要なことです。


悩みはあるが大切にしている価値観はあります。

それは色んな場所を訪問して新しいものを見たり経験してもらうことです。

おもちゃやゲームを買ってあげても楽しいのは一瞬です。新しいものを買ったらその気持ちは上書きされる。大きくなるにつれて好きなことが変わるのは自然な事だけど飽きるのが早いのであれば買い与えることに意味はない。

新しい場所に行ってその場所で経験したことは簡単に色褪せません。

ディズニーランドに行ったことは覚えていても買ったものは忘れています。

学校キャンプをしたり農業体験をした経験は今でも覚えているしまたやりたいとお願いしてきます。

子供にとって旅行は成長の促進剤。親が行きたくて企画した旅行なのに子の方が目を輝かせて楽しんでいます。

モノより経験。人生を豊かにするために忘れてはならない事です。


そのために親が出来ることは何か?

もうお分かりですね。黙ってお金を稼ぐのです。

お金を使って様々な経験を家族ですることを目的にすると苦しいことも踏ん張ってやり遂げることが出来る。

老後のために貯金ばかりしてても心は豊かになりません。貧しくなる一方です。

将来の事を考えなくていいわけではありません。老後のための投資と今を楽しむための投資。両方にお金を使えるように稼ぐようになればいいのです。

自分のためだけに頑張り続けることは難しい時があります。

誰かの力になりたい。誰かを幸せにしたい。その気持ちが自分を奮い立たせることが出来るのです。


「人の喜びを自らの喜びとしよう」

どうかこの言葉を忘れずに明日からお過ごしてください。

人生を豊かに過ごすために。


今回もお読みいただきまして誠にありがとうございます。早いもので子供は今週末から夏休みです。夏休みにしかできない体験を探して一緒に楽しんでいきたいと思います。


以上、ご安全に!














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