【後編】好きな俳優を描かずにいられない日本人がジョー・タスリムと出会った話
※2021年9月23日にブログにあげたものを再掲した記事です
前編、後編に分けると言いながら随分と更新が遅くなってしまいました。でもTwitterを見る限りまだまだ映画版モータルコンバットの人気は衰えていない様子。ジョーさんのモータルコンバット作品の契約本数に関する情報を見たところ、サブゼロはこの先もいっぱい見れそうで嬉しいです。
前編の感想をたくさんTwitterで拝見しました。RT先に飛んでは感想を見て、ニコニコしていたことをここに白状します。ありがとうございました。ジョーさんの優しさとプチ情報をお裾分けできればくらいの気持ちだったんですが、予想外なくらい私の行動力に触れてくださる方が多かったことに驚きました。好きなことに対して一直線タイプだからジョーさんに会えたのはもちろんですが、個人的にはインスタグラムに絵を上げまくっていなければ相互フォローになることも、実際に会うことにもならなかったと思います。SNSってすごいよね。もしご本人に認知されるのが嫌でなければ、@メンションをつけて本人に届くようにインスタで絵を投稿してみるのすごくおすすめです。
遅ればせながら、もし後編を楽しみにしてくださった方がいたら、大変お待たせしました。後編でこのブログの存在を知った方は、前編と通して見てジョーさんの魅力を吸収して行ってください。正直前編に比べると緊急で会うことになったのでインタビューまでの流れは短いですが、前編同様ジョーさんの優しくてお茶目な人柄を垣間見ることができるかなと思うので楽しんで頂けると嬉しいです。
前編では2017年12月にジョーさんと直接会うまでの経緯と、会った日の話をざっくりまとめました。
今回は2018年の7月にジョーさんと再会を果たした時の話と後日談。
2018年6月30日。
インスタをぼーっと見てると剣客の撮影が終わり、ひと段落ついたジョーさんがインスタストーリーを更新していました。奥さんと2人でプチ旅行中のジョーさんの動画。そして、そこはなんと関西国際空港！当時大阪に住んでいた私は関空まで30分ほどあれば着くところに住んでいたので、興奮したのも束の間またジョーさんにDMを送りました。
「こんにちは！もしかして今大阪にいらっしゃるんですか！？少しだけでも十分なので、また会えたら嬉しいです！」
せっかくの奥さんとの旅行中に迷惑だよな…半年前に会っておきながらまたかよって思われちゃうかな…でも場所も分からずうろつくよりは、先に声をかけて会えるならお土産渡して帰ったらいいし、無理なら無理で諦めがつくし何もしないよりいいはず…あわわ…。これが当時の気持ち。結局、その日のうちにジョーさんから返事が返ってきて「明日神戸行くけど、11時ならホテルで会えるから来なよ！」と言われました。聞いてください、またホテルです。え、待って明日じゃん！と我に返った私は返事をもらった後すぐに家を飛び出し、お土産を買うために梅田に直行しました。
2018年7月1日。
急遽決まった推しとの再会。会いたいことを伝えたのは私なんだけど、いざOKもらえて翌日ご本人ってちょっと心構えする時間足りなさすぎて心臓に悪い。前日に緊急で準備したお土産を持って教えてもらったホテルに向かうと、ロビーの近くに広間があって待つにもなかなか落ち着かない…。この日は慣れた土地ということもありかなり早めに着いたので、待ち時間も東京で会った日より長く、それが逆に私の緊張から来る胃痛を悪化させました。ジョーさんに迷惑かけないくらいのタイミングで着きました報告をして待っていたら、今回は後ろから颯爽と現れたジョーさん！Tシャツにキャップですごくラフなジョーさん、SUKI。相変わらずの笑顔を振りまいてヘーーイ！って登場したのを覚えてる。
目に見える範囲にはレストランぽい所もないし、これは挨拶してハグしてお土産渡して終わりだ！と思っていたら半年ぶりの「こっちだよ、着いてきて」にいざなわれ、広間にあるソファと机があるスペースに到着。お察しの方はきっと正解です。ソファに座って再び1時間のお話タイムをいただきました。ジョーさんは何時まで喋れるとか一切言わなかったけれど、私はソファに座った瞬間察した。そしてその後は雑談を交えつつ、初対面の時と同じく、事前に英語で考えた質問したいことをスマホのメモ帳にまとめて聞ける分だけ聞きました。インタビューではないし、本人の前でスマホを見つつ喋るのは嫌だったから、覚えてる範囲で会話の流れに沿って質問をしたので正直聞けた数は少ないと思います。でも、推しとまた会えた時にもっと喋りたい欲が強くなって、ジョーさんに初めて会った直後に英会話スクールに通い始めた分、再会した時の方がたくさん話せた気がする。さすがに半年後にまた会うことになるなんて思ってなかったけど。
ここからは過去の私が残したメモを参考にしたプチ単独インタビューの内容です。英語が多少上達した(当社比)とはいえやっぱり緊張してしまって、無事にインタビューを開催してしまいました。もっと何気ない話もしたかったよ〜！前回同様、個人的すぎる部分はカットしています。
HT：またご挨拶できて嬉しいです！今日はお土産と一緒に誕生日プレゼントも持ってきたので、是非受け取ってください！(ジョーさんの誕生日は6月23日で、会った日は7月1日)
Joe：ええ〜そんな毎回いいのに〜！でもありがとう！
HT：前回東京で撮った2ショット写真を印刷してきたので、もしよければこれにサインと私の名前を書いてもらってもいいですか？
Joe：もちろん！
HT：…ひらがな書ける？
Joe：見本を書いてくれたらいけるよ。
HT：ちょっと待ってね…これです！
Joe：なんて読むの？
HT：「ひかる」って言います。
Joe：ひかる！
HT：発音完璧！それが私の名前です！
Joe：待ってね、まず試しに書いてみる。
HT：おお！うまい！きれいきれい！
Joe：へへ、真似するのは得意だからね〜！
HT：剣客の撮影が無事に終わったということで、まずはお疲れ様でした。韓国映画への出演はどうでしたか？
Joe：剣客での僕の役は、韓国語だけじゃなくて中国語も喋るキャラだったから2カ国語を話す必要があって本当に大変だったよ。特に韓国語！…ハングーだっけ？
HT：日本語発音だと「ハングル」ですね！
Joe：そう、ハングル！日本語とハングルは難しいよ。中国語に関してはそこまで話せるわけじゃないんだけど、母が中国人だから彼女が話すのをよく聞いてたお陰で聞き慣れてはいるんだよね。だからこそ、ハングルの方がより難しかったな。
HT：ちなみにハングルの練習期間はどのくらいでしたか？
Joe：2ヶ月だったよ！
HT：ウォリアーでは柔道の動きを活かしたアクションはしましたか？
Joe：あれは完全にカンフーだったよ。
HT：中国系のキャラの戦闘スタイルという点では、ワイルドスピードのジャーと似たような技も使っていますか？
Joe：ジャーの方はもっと軍人らしいというか、ギャングっぽさを出すためにフリースタイルな型に縛られない戦闘スタイルだったね。
ウォリアーのリーとワイルドスピードのジャーのアクションの違いの話をしている時に、ジョーさんが何気なく「こんな感じの構えがウォリアーで、こっちがワイルドスピードね」ってやってたけど、本っっっ当にジャーだった。めっちゃジャーだった。思わず「うわ！ジャーだ！！」って言った(ご本人を目の前にして最高にアホっぽい)
HT：おおー！こうやって比べると全然違う！
Joe：そうなんだよ。…というわけで、ウォリアーのアクションは本格カンフー！構えからしっかりカンフーって感じだよ。
HT：ジョーさんとディーンさんはすごく仲が良いみたいですが、何がきっかけでそんなに親しい関係になったんですか？
Joe：ディーン？あっ、ウォリアーで共演してたディーンね！なんで仲良くなったかって、彼がクレイジーだからだよww
HT：クレイジーとは…！？
Joe：えっとね、他の俳優はビジネスライクというかみんな距離をとったり、話しても猫かぶりであんまり素を見せないことがあって、ちょっとうーんってなるんだよね。でもディーンはその真逆でいつでも誰とでもありのままで接してるから、僕としてはすごく一緒にいやすかったんだよ。彼結構汚めな英語でウェ〜イってやってくるしねwwだからあんなに仲良くなれたんだと思うよ。
HT：そういえば、韓国に行くとジョーさんの手形が見れるんですよね！
Joe：あの手形がある場所はStar Parkって言って、あそこにはたくさんの俳優やクリエイティブな人たちの手形があるんだよ。
HT：手形の写真を見た時に手が大きいように感じたんですが、ジョーさんの手は大きい方ですか？
Joe：いや、大きくはないと思うよ。普通サイズかな？
HT：柔道をやっている人は比較的手が大きいとかはないんですか？
Joe：手が特別大きいとかはあんまりないかな〜。でも指が太くなるよ！(ここで指を触らせてもらう)だから僕の指も結構太いでしょ。僕の小指と君の親指の太さが大体同じくらいだねwwこれは相手を掴んで強く握る時に指が鍛えられるからどんどん太くなるんだよ。そのくらい強い力が指にかかってるってことだね。昔柔道をやってた頃は指が傷だらけで、関節の部分とかそれ以外も裂けたりしてたんだけど、もうそれはなくなったね！ほら、手きれい！
HT：シャドー・オブ・ナイトと剣客とウォリアーの撮影の中で、特に大変だったことがあれば聞いてもいいですか？
Joe：うーん、全部大変だったなぁ。剣客は韓国語と中国語をやる必要があったし、シャドー・オブ・ナイトとウォリアーも大変だった。でも、特にシャドー・オブ・ナイトに関しては仲良い人たちが周りに多かったから、言うほどではなかったかもしれないね。剣客が1番知り合いとか仲良い人がいない分、孤独を感じて精神的にきついことが多かったよ。だからシャドー・オブ・ナイトとウォリアーは肉体的に、剣客は精神的に大変だったね。
HT：イコくんがハリウッド映画に出演していることについてどう思いますか？
Joe：アジア人がハリウッド映画で活躍することって本当に難しいことなんだけど、イコは向こうでも人気になって、つい最近また新作ドラマの主演が決まったよね。本当に素晴らしいことだと思うよ！
HT：最近はインドネシア以外のアクション作品にも出演をしていますが、香港のアクション映画に興味はありますか？
Joe：いつかやるかもしれないね。基本的には脚本次第で出演を決めるようにしているんだよ。だから、例えば中国でも韓国でも、もちろん日本の映画でも渡された脚本を読んでいいなと思ったら出演するし、逆に脚本読んだけどあんまりだと思えばハリウッドからのオファーでも断るし。だから本当に脚本次第だよ。でも僕はどちらかというと日本の映画に出たいかな！
今回は変顔なしでしたが、カメラのセッティングはジョーさんが全部やってくれました！優しい！
別れ際は再びジョーさんのハグ！当時の私が残した漫画をどうぞ。
後日談。
2017年に初めてジョーさんに会った日は、帰りに寄った雑貨屋さんでジョーさんを彷彿とさせる黒色のもっちりミニしばいぬに出会いました。
可愛くない！？本物のジョーさんを1時間凝視した末に、カオナシの如く「ｱｧ…」としか喋れなくなった私の前に現れた黒柴。これは運命ですよね、わかります(即購入)今は実家のぬいぐるみ置き場の先頭にどっしりと鎮座しています。
そして、ジョーさんは黒柴にそっくりだからと、ファンレターと一緒に黒柴イメージのシャツを送ったのは前編の中に少し触れてる部分があったかと思います。なんとあのTシャツ、本人が着てました。ﾋｬｰｰ！
ファンが送ったよく分からないPUMAパロディのシャツを、家族が大集合するタイミングで着てくれたんですか！サイズが合わなかったらどうしようと悩みに悩んだシャツを1度でも着てもらえたのが分かってすごく嬉しかった。
さらに、2度目の対面時にプレゼントしたシャドー・オブ・ナイトのイトウイメージの言葉が刺繍されていた黒いキャップは、なんとウォリアーの撮影のためにケープタウンに行っていた時によく被ってインスタライブをしてくれてました。これ私が渡したキャップだーーー！！日本からインドネシアに行って、ケープタウンまで連れて行ってもらえたんだー！！って言った覚えがある。
最近はハリウッド作品にも出て世界的に名前が広まってきたジョーさんなので、以前のようにDMを送ることはほとんどなくなりました。会った時以降だと、数回送ったくらいかな？もともとインドネシアで有名な人気俳優だったからフォロワー数はかなり多かったけど、今はそれとは比べられないくらい増えてるから嬉しい反面、ものすごく遠くに行ってしまったようで寂しい気がしないでもない。でもいちファンとして、推しが楽しく仕事をしているのを見られるのは嬉しい限りです。本当に。
私がジョーさんを好きになったきっかけのザ・レイドのジャケットにサインしてもらった宝物です。前編で上げ忘れていたので、最後に自慢させてください。最後まで読んでくださりありがとうございました！
ここからは私の個人的な話。
このレポートをまとめて、私の行動力を褒めてもらえた時に嬉しくて照れたけど、私は好きなもの1つに一直線タイプであるが故にジョーさん含むインドネシア界隈はその後イタリア映画の熱が来たと同時に下火になってしまいました。今も好きなんだけど、当時ほどの熱量を持って話せないというか…。だからこそ、好きなもの複数を同時に同じ熱量で愛せる人ってすごいなあと思うわけです。
ジョーさんがモータルコンバットをきっかけに日本でも人気になって、ファンも増えた今、自分が先導してみんなのファンレターやファンアートを送ったりできたら素敵だなとは思うけど、ジョーさんと会った日と同じ熱量を注げない自分がやるのもなぁと後ろめたい気持ちがあるのもまた事実。今もファンなことには変わりないんだからもっと積極的に行けよ！あの時の積極性はどうしたんだよ！と私の心の中の修造が叫んでます。難しいですね。もしやってほしいって言われたら企画するのも悪くないなとは思うけど、自分1人でやりたい人を募集してやろうと腰を上げるのは厳しいかな。
そんなわけで、私が気軽に勧めることができるのは、実体験に基づいたインスタで絵を本人に届けることくらい。これはお熱なものが変わった今もずっと続けてて、イタリア映画にハマってからは好きな俳優や監督と繋がって色々と直接話すこともできました。イタリア語は今勉強中だから英語で話してるけど。もちろんジョーさんはモータルコンバットをジョーさん目当てで見に行くくらいには今もずっと好きなので、もしまた会える日が来たら上達したであろう英語でちゃんとお礼が言えたらいいなと思います。
以上！！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？