教養とは

泰伯第八 詩に興り、礼に立ち、楽に成る

(原文)子曰、興於詩、立於礼、成於楽。

(書き下し)子曰く、「詩に興り、礼に立ち、楽に成る。」と。

(口語訳1)先生が言われた、「〔教養は〕詩を学ぶことによって起こり、礼を学ぶことによって立ち、音楽を学ぶことによって完成する。」と。ー『鑑賞中国の古典2 論語』(角川書店)

(口語訳2)先生が言われた、「詩によって感情を豊かにし、礼によって生活に基準を与え、音楽で両者を調和させる。」と。ー『全釈論語』福音館小辞典文庫

子曰。興於詩。[興ルハ.上ノ興於仁ノ興ニ同ジ.感情発起シテ.キホイススムヲ云.詩ハモロコシノ歌ナレバ.オノヅカラ人ヲ感発シヤスクシテ.コレヲ学ブトキハ.心ナキ者モ仁恕寛裕ノ風ニススミ.鄙俗ノ心ヲハナレテ.優美風雅ノ情ニウツル.是詩ノ学ニ因テ道ニ志ノオコルナリ]立於礼。[為政ノ篇.三十而立ノ下ニクハシクセリ]成於楽。[成ハ.徳ヲ成就スルナリ.楽ヲ徳音トイヒテ.其音ニ徳ノスガタアリ.楽師楽徳ヲ以テ国子ヲヲシフト云事モアリ.楽人公卿ノ子ニ楽ヲ教ヘナガラ.徳行ノセワモスル事.モロコシ上代ヨリノ常法ナリ.○礼ニ立ツハ.マダツトメ行フ所アルベシ.楽ニ成ルニテ.ソレヲタノシミテ.安(オチツキ)テ行フサカヒニ至ルナリ.立於礼ハ.大学ノ止ル定ルニアタリ.成於楽ハ.静ナリ安シニアタル○詩書礼楽四術ノ教トイフ事ノアルニ.此章ソノ書ヲノゾキタル故ハ.書ハ政事ノミノ学ナルユヱニコレヲノゾキテ.外ノ三ノ教ノ中ノ徳行ニカカルスヂノミヲ以テ.身ヲ脩ル学ノ次第ヲアカセルナリ]ー『論語參觧』五巻 鈴木朖(離屋)∥著 名古屋 秋田屋源助 明治7刊 5冊


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