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大雪と地域コミュニティ

  札幌のこの冬は全国ニュースに流れるような記録的な大雪。
 冬の札幌市内の住宅地の風物詩は、朝、ご近所の人が一斉に外に出て雪かきを始める。
 「おはようございます。いや〜また降ったね。もう雪はいらないよね」といった会話から始まり、除雪機を持っている人が、ご近所さんの除雪を手伝ったりしている地域もある。
 大雪が降った今年は、困った時に助け合うという地域コミュニティの原点を感じる場面が多々あった。

 これまで、いくつかの町内会・自治会で、地域コミュニティでの人のつながりについてアンケートをとってもらった。結果を見ると、「日常的には挨拶や会話があり、災害などの時に助け合う」が圧倒的に多い。
 一方、一昔前まで町内会・自治会が主催で実施していた運動会や旅行、飲み会などへのニーズは確実に少なくなっている。

 なので多くの町内会・自治会の役員の方々が長年やってきた行事への参加者が少ないと悩んでいるが、会員こうしたニーズの変化を考えると、参加者が減っていることにはうなずける。

 町内会・自治会など地域コミュニティの運営は、挨拶や会話をする緩やかなつながりの中で、災害時などには助け合うといったことを基本にしながら、大きく変化しているニーズをしっかり捉えて行事や活動を行うことが求められている。



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