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ウェルネスツーリズムと地方活性:何もないが自然はあるがコンテンツになる

ウェルネスツーリズム(Wellness Tourism)とは

旅行先で「運動・栄養・休養」の健康の三原則を元にしたレクリエーションや、地域の自然・資源との交流を取り入れた、心身の健康増進、リフレッシュとリラクゼーションを目的とした旅行の事です。旅行・観光業、地方自治体と連携し、国内の「旅行×健康」をテーマに潜在的需要を顕在化し、地方から国内の活性化を目指します。

地方の魅力と資源を存分にアピール

ウェルネスツーリズムの世界での市場規模は2016年時点で52兆円。2020年には85兆円まで成長する見込みです。国内における市場調査は十分な情報が不足している状態ですが、健康とリラックス、そして旅行への興味関心の高まりは増しており、政府のヘルスツーリズム認証制度が施行され「旅行×健康」を活用した、国内の旅行・観光への消費と、地方のもつ資源(食・文化・自然)を活用した魅力とコンテンツ作りの注目は高まっています。

日本の国内旅行関連消費総額:26.1兆円(2018)

日本人国内宿泊旅行:15.8兆円(54%)
日本人国内日帰り旅行:4.7兆円(16%)
日本人海外旅行(国内分):1.1兆円(3.7%)
訪日外国人旅行:4.5兆円(15.4%)
インバウンド消費(訪日外国人)の話題や対策への関心が年々上昇しています。事実2013年には1.4兆円だった消費額が、5年で4.5兆円に伸びています。

しかし、それでも消費の7割(20.5兆円)は日本人の国内旅行市場です。インバウンド市場が堅調とはいえ、この部分は無視できません。

国内の人気旅行先ランキングの上位ベスト5は

沖縄県
北海道
京都府
大阪府
東京都
が占めており、上位の中で入れ替わりはあれど他の都道府県に入れ替わる事は殆どありません。それだけ根強い人気を維持する、食、アクセス、観光等々の資源に充実していると言えますが、これらベスト5にこれ以上の価値と新たな消費の創造を頼るのは難しいと言えます。

国内外の旅行はほとんどの場合、年末年始、ゴールデンウィーク、お盆に集中し、人気観光地に行きたくてもいけない。また混雑によって目的となる現地での消費をあきらめるなどの、集中した観光シーズンならではの問題も発生していると考えられます。

上位旅行先に代わる新たな人気旅行地の創造が出来れば、集中した旅行客の適正な分散と、旅行を諦めていた層の人達による新たな消費の創造が可能になるかもしれません。

「何もない」が「自然はある」がコンテンツになる

旅行のコンテンツにとって重要な要素は

食、宿(ホテル・旅館)、観光資源
旅先上位の沖縄県、北海道、京都府、大阪府、東京都それぞれをイメージしてもこの3要素についてイメージや想像がたくさん膨らみます。

心身の健康づくりの為の旅行(ヘルスツーリズム)や、体験や͡͡コト消費を売り、魅力にした旅行(アドベンチャーツーリズム・エコツーリズム)が注目されています。

 観光資源としての「自然」を活用した、運動・栄養・休養に基づいた心身のリフレッシュとリラクゼーションで新たな価値を創造。特に地方の様に「何もない」が豊かな自然はある。これは都市部の旅行先にはない魅力的なコンテンツになり得ます。忙しい現代人にとって、自然、静か、開放的、気を取られるものがなく自分に集中できる環境というのは最高のリラックスになります。

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 旅行先でのフィットネス、ウェルネスプログラム(ヨガ・ストレッチ・ウォーキング・ランニング・トレッキング・瞑想)の企画・納品、プロフェッショナルな講師の手配を承ります。

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