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番組出演がキャンセルになりました。

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とある人気番組に出演する予定でした。私自身、とても好きな番組だったので、出演できることをとても楽しみにしていました。

ところが、事前にキャンセルになってしまいました。番組自体がなくなったわけではなく、私自身の出演がなくなってしまいました。ある程度、覚悟していたこととはいえ、「やっぱりか……」と落胆は隠せませんでした。

こうして書くと、「やっぱり先週、ジャニーズについての記事を書いたから、、、」と誤解を受けてしまいそうですが、そうではありません。いや、本当に「そうではない」かどうかは今後の経過を見なければわかりませんが、少なくとも今回の出演がキャンセルとなった理由はジャニーズではありません。

理由は、こちらです。

私は昨年の参院選、東京選挙区に無所属で挑戦しました。これまでもメディアやSNSを通じて政治的な発言はしてきましたが、みずからが政治の世界に携わろうと具体的なアクションを起こしたのはこれが初めてでした。

それを機に、これまではお断りしてきた「応援演説」なるものを解禁することにしました。自分自身が政治の世界にチャレンジしたのだから、もう他人の応援ためらう必要もないだろう、との思いからです。

もちろん誰かれかまわず、というわけにはいきません。「この人が当選したら、絶対に社会は前に進む」と心から思えた候補者のみ、応援演説をさせていただくことにしたのです。ちなみに、生まれて初めての応援演説は、昨年9月。品川区長選挙で森沢恭子候補(現区長)の応援演説をさせていただきました。自分の選挙で演説をするときは緊張など無縁だったのに、いざ仲間の応援演説となると、吐き気を覚えるほど緊張してしまったことを告白しないわけにはいきません。


そうして、今月「統一地方選挙」が始まりました。全国の自治体の多くで、市長や区長などの「首長」、また市議会議員や区議会議員などの「地方議員」を決める選挙が一斉に行われるのです。

今回の選挙には、昨年、私の選挙をサポートしてくれた仲間たちが多く挑戦しています。彼らに“恩返し”をしたいとの思いもありますが、やはりそれ以上に「この人が当選したら、絶対に社会は前に進む」と確信している候補のもとに駆けつけ、応援をさせていただいています。

そんな活動をしているなかで、出演予定だった番組がキャンセルになってしまったのです。冒頭でも書いたように、「やっぱりか」という気持ちと、「残念だな」という気持ちが入り混じっているのが正直なところです。

この国では昔から、「政治と宗教の話はするな」と言われています。とはいえ、私自身が立候補しているわけでもなく、特定の立候補者を応援しているだけで地上波に出られなくなってしまうことに、いったいどれほどの合理性があるのでしょうか。

もちろん、番組のなかで「私は◯◯候補を応援していて——」などといきなり応援演説まがいのことを始めることは言語道断です。私だって番組のなかでそんなことをする気は毛頭ないですし、万が一、出演者がそんな暴挙に出たら、(生番組でなければ)編集でカットすればいいだけの話です。

やはり、クレームが怖いのだと思います。たとえば、私の応援している方の対立候補の陣営が、「なんであいつを出すんだ」とクレームを入れることは容易に想像がつきます。もちろん、そのときテレビ局が「特に選挙について言及する場面は設けていないので問題ないと考えています」と回答してくれればいいのですが、まあ面倒くさいですよね。「君子危うきに近寄らず」。そんな対応を取ることになるくらいなら、端から「出演させない」としたほうがラクなのだろうとは思います。

うーん、何というか「頭では理解できるものの、心では納得できていない」というところでしょうか。とはいえ、「誰を出演させ、誰を出演させないのか」という権限を握っているのは間違いなくテレビ局側なので、これ以上、ここでごちゃごちゃ言っても始まりません。

というわけで、せっかくなので、ここで私の応援している候補者をご紹介させてください笑!!



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