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キタムラの「冷製」マネジャー日記 #106

こんにちは。「乙武の右腕」ことキタムラです。いつもは日記形式で書いていますが、今週は久々に一本ネタで書こうと思います。日々の仕事にネタがなく、こうせざるを得ないことはオトタケには内緒ですが、このご時世なので仕方ありません。今週のテーマは、現在爆発的な流行をみせている「Clubhouse」です。オトタケもいろいろと考察していますが、私なりに感じたことを書いてみます。

ここ1週間ほど、私のTwitterのタイムラインは「Clubhouse」で埋め尽くされた。いやが上にも興味を覚えた私は、乙武が始めるタイミングで登録をしようとしたが、Androidには対応していないとのこと。いきなり出鼻をくじかれてしまった。オトタケは幸いにして早々に招待を受け、かなり積極的に会話に参加している。狭い事務所のなか、となりでイヤホンもせずに大声で話し続けるオトタケの姿にイライラしながらも、その会話からClubhouseの仕組みや参加者の傾向などを、私なりに探っていった。

Clubhouse、要は「音声版のTwitter」だそうだ。オトタケは、手はじめに〈ゆるく雑談しながら。〉という名前のチャットルームに参加した。その流れで、〈河野大臣によるオンラインダボス会議報告〉を聞いたり〈こじるりが松尾豊教授にAIの可能性についていろいろ聞いてみる夜〉に混ざったりして、Clubhouseに慣れていった。起業家や芸能人、政治家やインフルエンサーたちと深夜まで話し合い、褒め合い、時間を共有する。とてもて居心地がよかったのだろう。連日何時間も張り付いていた。知らんけど。

すぐに自分でトークイベントを開くようになった。〈【深夜ラジオ】障害者だけど、何か質問ある?〉とか〈【深夜ラジオ】乙武洋匡と直接しゃべってみたい人いる?〉とか。自分がホスト役となり、多くの見知らぬ人との会話を楽しむようになった。招待を受けた3日後には、Twitterで「面白すぎる」と呟いていた。

このClubhouse狂騒曲ともいわれるムーブメントにおいて、ある違和感が私のなかで膨れ上がってきた。登録者は一人につき二枠の紹介できる権利を持つ(熱心に参加しているとその枠が増えることもあるそうだ)。ある程度の仕掛けがあったにせよ、日本で最初に誰かが登録者になり、二枠ずつねずみ算式に増え、今日の流行に至っている。

Twitterを始め各種SNSでは、「始めます」「面白い」「参加枠ください!」などの声が溢れた。登録者が爆発的に増えているなかで、持てる者と持たざる者が一気に可視化された。

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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.com/h_ototake/m/m9d2115c70116

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