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個人的アイルトン・セナ選手のイメージ

アイルトン・セナ選手がイモラで亡くなってから、今年でもう30年。

ホンダエンジンで戦っていたためか、当時は一般的に
セナ:善
プロストやマンセル:悪
というイメージ。

しかし私は当時、リカルド・パトレーゼ選手が今で言うところの「推し」であり、そのためにどちらかというとセナ選手は私の中では悪役でした。


フットボールチームに例えると

90年はプロスト選手に取られた年間王者を取り戻すため。

93年はマシン差が圧倒的だったウイリアムズ・プロスト選手、ベネトン・シューマッハ選手に立ち向かうため。

ライバルに立ち向かうセナ選手はとても強かった。

非力なマシンで強敵に立ち向かう姿は特撮ヒーローのようであり、チャレンジャーのセナ選手は強かった。

逆に年間王者を獲得した91年や92年などは、王座防衛のプレッシャーもあるのか、時折光る走りは見せていたけど、どこか弱さを感じた。

91年も、ウイリアムズの躍進で追い込まれると、どんどんコーナーに下がっていくボクサーのよう。

そこでKOされないのがセナ選手ではあったが、思いのほか守りに入ると弱い印象があった。

フットボールのチームで例えると攻撃7、守備3のチームと言えるだろうか。


世代交代の仲間が

90年はアレジ選手が、91年後半からはシューマッハ選手、92年はハッキネン選手やハーバート選手、93年はヒル選手と、若手(ヒル選手は30歳近かったけどね)に対抗する人たちにも年々変化が出てきた。

91年までは四強、と言われて一緒に?若手の壁になっていた中から、91年にはピケ選手が、92年にはマンセル選手が、93年にはプロスト選手がシーズン終了後にそれぞれ引退。

94年にはセナ選手は一人で世代交代に立ち向かわなければならなかった。

ましてや94年には当時最強、と言われていたウイリアムズに念願の移籍。

誰もがセナ選手の圧勝を想像していただろうし、一人で若手に立ち塞がらなければならない、それが大きなプレッシャーになってしまったのではないか。


変わった役割

90年はフェラーリ、91年中盤からはウイリアムズが圧倒的な速さをみせた。

それに立ち向かうセナ選手は常にチャレンジャーだった。

しかし94年は逆に挑戦を受ける立場にまわることに。

挑戦者のポジションから離れてしまったことはある意味許されることではなかったのだろうか。


もしかして移籍するべきは

望んでいたウイリアムズに移籍でき、セナ選手は幸せだったと思う。

ただチャレンジを続ける、という意味では当時低迷していたフェラーリで立て直しに尽力するという、シューマッハ選手がのちに行うことをした方が良かったのではないか?

まあ、セナ選手は性格的に勝てない時期が続くと、移籍しそうですけどね。


セナ選手がフェラーリに移籍したら、との妄想で作成してみました。バイザーのところがフェラーリ使用になっただけ、と言われるかもしれませんが。

フェラーリで走るセナ選手は見たかったかな。


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