ゆとりがもたらす結果〜F1アメリカGP〜
アメリカGPは予想外、と言ってはなんですがフェラーリの1−2フィニッシュでした。
これでコンストラクター争いはますます混沌とし、ドライバー争いは少し勢いが変わってきたのかな、と思うGPでした。
ゆとりができたマックス選手、今回はなかったノリス選手
ワールドチャンピオンのためにはもう負けられないノリス選手ですがスプリントの結果からも、前戦にくらべて焦りを感じていたのではないでしょうか。
あせり、というよりもゆとりがなかった?
逆にマックス選手はスプリントの結果、さらにノリス選手に負けなければいい、というゆとりができたのではないでしょうか。
人間はゆとりがある方がいい仕事ができたり、力が発揮できたりします。(筆者だけですかねえ。プレッシャーがある方が力が発揮できる人もいるでしょうが)
マックス選手は今回のブレイクの間、うまく切り替えることができ、ゆとりを持つことができたのではないでしょうか。
レッドブルはゆとりがない
とはいえ、あくまでも復調したのはマックス選手のみで、レッドブルというチーム自体は復調したとは言えません。
それはペレス選手の順位が一向に改善されないこと。
今回も表彰台争いからは完全に蚊帳の外。
コンスト争いを考えるとレッドブルがドライバー交代を画策しようとしているのも納得いくのではないでしょうか。
ゆとりというか開き直れた?ローソン選手
今回から復帰のローソン選手。予選最後尾スタートという、そこまでプレッシャーもかからず、ある意味気楽、というか開き直れたレースができたと思うんです。
後方スタートがレースに集中できる環境を作り、またハードタイヤスタートというギャンブルが当たった
角田選手は逆に上位スタートとなり、ハース勢とのコンスト順位をめぐる負けられない戦い、ペレス選手との戦いと、ローソン選手より、プレッシャーのかかるレースだったと思うんです。
当然ローソン選手よりゆとりはなかったでしょうが、チームのエースドライバーとしての宿命にはなるでしょう。
なんか今回の結果だけでローソン選手に軍配、というのはおかしいというか。
本当の勝負はグリッドペナルティがなくなる次のメキシコからだと思うんです。
フェラーリの好調、マクラーレンの不調は続くのか
今回は前の2人がやり合っていた分、ルクレール選手が一番ゆとりがあったのではないでしょうか。
フェラーリも気付けばレッドブルに順位が近づいてきました。
ブレイク後のマクラーレンの不調は、サマーブレイク前の好調が消えてしまったメルセデスのようです。
マクラーレンは同じ状態に陥るのか、それとも盛り返すのか?
フェラーリは好調を維持できるのか?
答えの出るメキシコGPはもう今週末です。
面白いレースを期待しています!
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