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紀伊半島旅行記 歴史が息づく夜 御浜町の灯籠焼きと盆踊り

今回紹介する御浜町神木地区では、毎年夏に伝統的な盆踊りと灯籠焼きが行われます。
この行事は、地域の人々が先祖を偲び、絆を深める大切な時間です。


日本の盆踊りは500年に及ぶ歴史をもち、現在でも多くの人が楽しむ日本の代表的な民俗芸能なんだそうです。
知りませんでした。
盆踊りは、われわれの先祖たちが、文字に頼らず、目、耳、口、身振りなど「身体」で記憶し、伝えてきたものなんだそうです。
残念ながら今回紹介する御浜町神木地区の盆踊りがいつ始まったのかはわかりません。
でも直感的に江戸時代までは遡りそうです。

灯籠焼きは、初盆を迎えた先祖の霊を供養するための儀式です。
灯籠は紙や竹で作られ、燃やすことで先祖の魂を導きます。
灯籠焼きの後、夜空を彩る花火が打ち上げられます。
美しい花火が夜を照らし、祭りのクライマックスを迎えます。
追善盆踊りは、先祖の霊を慰めるための踊りで、地域の人々が一体となって踊ります。
お隣の熊野市の大花火大会における灯籠焼きは、お盆の初盆供養として始まりました。
花火の火の粉で灯籠を焼くことで供養を行う伝統があり、現在でもその風習が続いています。
御浜町の灯籠焼きも同じルーツを持っていると思われます。


御浜町神木の灯籠焼きと盆踊りは、地域の絆を深め、先祖を偲ぶ大切な行事です。
また来年も、この美しい夜を楽しみにしています。

最後までお読み戴きありがとうございます。
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追記載
この石碑灯籠 石碑灯籠(せきひとうろう)は、お墓をかたどった紀南地方独特のお盆飾りです。

引用先

盆踊りの歴史 | 盆踊りの世界 (bonodori.net)


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