変化の最中

今年から生活が少し変わり、目紛しく毎日を過ごしている。新しく覚えることや、たくさんの人にサポートしていただいて、私も早く一人前になりたいな!と前向きな気持ちでいっぱい。

もちろん上手くいかないときもあるが、今日ダメだったことやモタモタしてしまったとき、先輩方はどうしていただろうかと振り返ってみる。
次同じような場面があったら先輩方の真似から始めてみよう…と噛み締める。

そして、私に対して丁寧に教えてくださった先輩方のように、私も人に教える立場となったときは、同じことをしていきたいと思った。

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小学校の先生に歌声を褒められたことや、友達にこの子歌上手いんだよ!と言われたこともあったし、もちろん私自身歌うことが好きだった。

私の取り柄はそれしかないと思っていたし、田舎育ちでインドアな家庭だったこともあり、外の世界を知らずに育ってきた。

しかしどうだろう。
毎日たくさんの人に感謝の言葉をいただいて、新しいことを学んでいくうちに、私の中の音楽への存在が薄れていった。

正直、今までは依存先が歌うことしかなかったのだと思う。

それ以外の趣味や、やりたいこと、行きたい場所がこんなにも溢れていて、私が知らなかっただけで、歌以外にもたくさん楽しいことがあると分かった。

歌を褒めてもらえることは嬉しい。
私にできるお仕事があれば、それはもちろん絶対に良いものにしたいと思って歌うだろう。

今まではそれしかないと思っていたけど、そこ以外にも私のことを大切にしてくれて、私と向き合ってくれる人たちがいて、全部大事にしたいなと思うようになった。

自分の中で"ねんね"の存在が変わりつつあり、同時に私生活を生きる私自身も、様々なことの優先度が変わってきているのを日々感じている。

どうしたら全部を大事にできるのかを模索している。
私は割と一点集中型なほうだから、手に馴染むまではひとつのことしか抱えきれなかったりする。

息抜きが下手だから、気づいたときには全部やる気な〜い!となってしまいがちだ。

新しい生活に慣れた頃には全部大事にできるだろうか。何かを切り捨ててはいないだろうか。

手相占いに行った時「あなたは自分の好きなことや興味のあることしか出来ない人ね、でも好きなことだったら2つ、3つと同時にこなしていける」と言われたことがあった。

今はそれが本当だといいなと素直に思う。