見出し画像

入社11ヶ月目で感じ始めた小さな変化

社会人として今の会社に入社して早くも10ヶ月。正直最初の9ヶ月ほどは「一歩進んでは立ち止まって悩み、周囲を振り返りながらまた一歩進む」という状態で自分自身の中に成長や変化を感じる瞬間は少なかった。大学の4年間が成長と変化の連続だったからこそ、この9ヶ月間は自分にとって久しぶりに訪れた低迷期のように感じたのかもしれない。

そんな中で、ここ1,2週間のうちに自分の中で一つの小さな変化を感じるようになり、「今が成長・変化のタイミングだな」と実感するフェーズに入ってきているため、改めてこの数ヶ月間を振り返ってみることにした。

殻の中で自分を見つめ続けた9ヶ月間

もともと、自分自身を変えていくことは好きだしあまり抵抗を感じない部分は多いけれど、それはあくまでも自分の中の強い信念やこだわりを残した状態での変化を望む、という意味合いが強い。

だからこそ、社会人になってからの9ヶ月間は、改めて自分の中で大切にしたいことやこの先歩んでいきたい道を見極める期間に近しく、変化というよりも自分の内面を固める、ということに時間を使うことが多かった。

実際、これまではあまり人に相談してこなかった「自分が大事にしたいことは何か?」「今後どんな姿になりたいか?」「そのためにまず何に取り組みたいか?」ということについて、自分よりも経験の長い方に相談することが多く、自分らしくないことをしているな、という感覚も少しあった。

今振り返ると、これまで信じ続けてきたものが、社会というより大きなフィールドに出た際に「本当にこれが正しいのか?」と信じきれなくなっていたんだと思う。だからこそ、自分の考えや意思を何度も疑い一つ一つ確認をしながら進んできたのが最初の9ヶ月間だった。

殻にヒビを入れ始めた10ヶ月目

9ヶ月間、というのは長いように感じるけれど、今振り返ると自分自身が次の姿に変化するためには必要な期間だったように感じる。その9ヶ月の中で自分自身に対する疑念や不信が少しずつ払拭されていき、改めて今の等身大の自分・これからのありたい姿をしっかりと見据えることができるようになっていった。

ちょうどその頃に2022年を迎え、新年が明けてからの1ヶ月間で「自分を信じる⇨殻を叩いてみる⇨また自分を信じてみる⇨、、」を繰り返しながら、自分自身の殻に少しずつヒビを入れていけるようになっていった。

殻から抜け出そう!そう確信できた11ヶ月目

自分自身を信じ抜き、目指すところに向けて真っ直ぐに進んでいこう!そう確信できたのは入社してから11ヶ月が経過した時期になってから。

自分自身を疑い悩んできた状態から、自分自身を信じ前を向ける状態になるまでには何か大きなきっかけがあったというよりは、日々の経験の積み重ねの中で二つの大切なことを感じとれるようになった、という感覚が近いかもしれない。

①確信と自信

一つは、自分自身に対する確信とそこから生まれた自信。確信というのは、自分の中に変わらぬ想い/考え/意思があるということの確信。どれだけ周りの環境が変わっても、自分の中で大切にしたいことや向き合いたいことはそう簡単には変わらない、ということを9ヶ月間悩み続ける中で確信するようになっていった。「事業を創れる人になりたい」というのも、そもそもの原点は「人を救いたい」という部分につきるけれども、その原点もそこから派生している色んな考えも自分の中では変わるどころかより濃く強くなっているんだと実感するようになっていった。

そして、自分のあり方に確信が持てると自然と自信も湧いてくるタイプであるからこそ、前よりも正しく自分自身を信じられるようになり、その結果自分の内にある可能性に目を向けられるようになっていった。

また、こう確信できるようになった変化には周囲の存在もとても大きい。自分のことを信じきれない期間が続く中で、自分自身のこれからをいつも信じてくれた人たちがいたからこそ、少しずつ自分の中で前を向く光を見つけられるようになってきたんだと感じる。

つまり、どの環境にいても「変わらぬ形で自分の意思/想いを持ち続けられる」と自分自身のことを確信できたことで、この先の可能性を信じ抜けるようになった、というのが「次に進もう!」と思えた一つ目の大きなきっかけだったと思う。

②覚悟と危機感

そして二つ目は、大きな覚悟とそこから生まれる強い危機感。これはPyxiruの活動から受ける影響も強く混ざっているところではあるけれど、この9ヶ月間を過ごして感じることとしては「誰よりも大きな願望を持っている」ということだった。

できる/できないを一旦置いておいた状態で、まだ具体的な形にもなっていない状態で、「こういう社会をつくりたい」「こういう事業をつくりたい」と気づけば言っていることが多く、でもその感覚は決してみんなに共通しているものではないことを9ヶ月間を通して気づき始めたことが始まりだった。

自分の中で当たり前のように描いてきたことが、思っていた以上に当たり前だと感じる人は少ないんだと感じ、改めて自分が発言していることがどれほど大きなことで難しいことなのか?を9ヶ月通して痛感する日々だったなと感じる。

先を歩く先輩方のその先の先にあるところを見据えてしまっている状態に、自分自身でも呆れることは多いけれど、でも何度悩んで考えても同じ景色を求めてしまうところは変わらない。

半ば本能に近いような自分の特性に気づく中で、改めてそこを真剣に追うということの責任の大きさを考えるようになり、それを9ヶ月間かけて自分の中に落とし込んでいくことができるようになった。

そして、この人生における大きなゴールが少しずつ具体的になる中で、同時に感じたのが危機感。冷静に今の自分と周囲の状態を見渡した際、「今の状態だと目指すゴールに辿り着くまでに時間が足りない。」ということを痛感するようになり、周りのペースに合わせるのではなく自分に必要なペースで進んでいかないと、と強く感じるようになった。

つまり、自分自身が見据えるゴールや責務の大きさに気づき、今の自分と見比べた際に強い危機感を抱いたというのが二つ目のきっかけだったと思う。

殻から抜け出し始めた、今の変化

このような流れの中で、まさに殻から抜け出し、次のステージに向けて歩みを進めている自分がいる。

せっかくなので、直近で強く感じている自分の変化を最後にまとめ、このnoteを締めくくりたい。

主に、変化といっても自分の持っている特性の生かし方をどう変えられるようになってきているのか?という感覚に近いものの、三つの小さな変化を自分なりにまとめてみた。

①傍観者から当事者への取り組み方の変化

これまでは外から眺め続けてきただけで主体的な行動はしていない、というわけではもちろんなく、どちらかというと自分の役割以外の事柄を自分の仕事として認識できるようになってきた、という感覚に近い。

周囲と比較した際の責任範囲にとらわれず、自分自身がやるべきだと感じたことは全てフラッグを持ってみる、そういう本来の自分のスタンスを取り戻せてきたような感覚。

②自己完結できるレベルの目標から、他者が必要なレベルの目標への変化

自分自身はどうあがいても自己完結型人間であることは変わりなく、これまではそのスタンスを組織で動く際の短所だと感じてきていた。でも、ここ最近は、一人で完結できる範囲が広いからこそ、人を巻き込んだ際は誰よりも大きな役割/目標を同じリソース内で実現できるという意味で大きな長所だと捉えられるようになってきた。だからこそ、より大きな自分にしか追えない目標を探しにいくようになってきている。

③やみくもな学びから、目的を見据えた学びへの変化

自分の中の大きな原動力は「知的好奇心」という部分が大きいが、それゆえにこれまでは興味関心に従ってランダムに学びを進めることが多かった。本を読み始めるとジャンルはバラバラになり、学びたいことが多すぎて一つ一つにかける時間は減ってしまい、、、今思えば、楽しいけれどなかなか生かしきれないようなインプットをしていることが多かった。

ただ、ここ最近は「最終的に何がしたいのか?」のゴールが明確になっているからこそ、そこに向けて必要なインプットをするために学ぶ、というスタンスに変わってきている。(もちろん、一定やみくもに学ぶ時間はまだ必要だけれど)このスタンスに切り替えたことで、一つ一つの学びを実践できる機会が増えインプットがアウトプットに繋がるようになってきたのと、それぞれの学びが繋がりあう経験を重ねることでより学びの面白さを実感できるようになってきている。

これから、どう走り始めるか

殻から抜け出しきるまでには、まだ少し時間がかかるかもしれない。でも、もうこれから走る道自体は見えてきているため、今感じている変化を大切にしながら新たに前に進む日々を送っていきたい。そして何よりも、「自分の内に向き合うこと」は自分自身にとって水分補給と同じぐらい大切なことのため、それは忘れずに行いながらも外の世界とうまく折り合いをつけながら自分にしかできない走りをしていきたいなと感じる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?