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完全室内LEDライト付きキットを用いた水耕栽培のメリットデメリット

緒言

筆者は、1年ほど前、
集合住宅のベランダにて、
主にハーブ類の栽培に励んでいた。
しかしながら、天候の影響も大きいが、

  • 徒長(ひょろひょろになる)する(図1)、

  • コバエや謎の虫がわく、

  • 最悪の場合は枯れる

といったような失敗が多く、
決して安定的な生産が
行えているとは言えなかった。

図1

そこで、室外での土栽培メインから、
室内での水耕栽培に切り替えたが、
ここでも問題が起こる。

水を入れた瓶やプラスチック容器へ苗をさし、
窓辺に置いて栽培するわけだが、
特に梅雨時期は日照時間が少なかったためか、
イマイチうまく育たず、
室内といえど結局天候等の外的要因に
左右されてしまっていることに気づく。

そのような状況の中、
たまたまAmazonにて
「LEDライト付き水耕栽培キット」
を見つけ、すぐにポチった。

早速次の日に届いたキットを
用いて栽培を再開したところ、
これまでの悩みを気にすることなく
良好な家庭菜園ライフを
送ることができている(以下動画)。

そこで今回は、これまで得た知見を踏まえ、
LEDライト付き水耕栽培キットを用いた
栽培のメリットや、
正直特に感じていないが
デメリットも併せてまとめてみようと思う。

本記事が、

・土栽培がうまくいかず消耗している方
・これから室内にて水耕栽培を始めてみたい方

の参考になれば幸いである。

〈メリット〉

天候に影響されない

一番のメリットは、
やはり「天候に左右されない」ことだろう。

曇りや雨の日が続いて
日照不足に陥り徒長(ひょろひょろになる)
してしまう悩みはまず解決するとともに、
室内を適切な温度に保てば
基本的には年中栽培が可能。

また、毎日一定時間
植物の成長に必要な光を浴びせる
ことができるため、
通常の土栽培と比較して成長が早い、
すなわちタネ植えから収穫までが早い。

さらに、室内栽培であるため、
強風時に苗が折れてしまったりする
といった心配もなく、
もちろん台風時に鉢を部屋へしまう
といった作業も必要なくなる。

完全無農薬で、特に小さいお子様がいる家庭でも安心

室内で土を使用しない栽培なので、
虫がつきにくく、
完全無農薬で栽培することができる。

もちろん土で手が汚れることもないため、
小さいお子様がいる家庭でも
一緒に家庭菜園ライフを
楽しめるだろう(筆者に子どもはいないが)。

自由研究のテーマにしても
面白いかもしれない(小学生に戻れるならやりたい)。

インテリアにもなる

植物の成長に必要な「青色の光」が、
またいい感じに映える。

成長の様子をスマホで撮影して、
SNSにアップしても楽しい。

また、観葉植物的な役割もあり、
見ているだけで気分が落ち着く。

水やりを忘れて枯らしてしまう失敗がない

筆者が実際に統計を取ったわけではないが、
通常の土栽培での失敗例で
特に多いと考えられるのが、

「水やりを忘れて枯らしてしまう」

ではないだろうか。

そして、特に忙しい時は、
毎日の水やりが大変になる。

水耕栽培では、名前の通り、
はじめから水に浸っているので、
水やりを忘れようがない。

筆者が使用しているキットは、
水流ポンプ内臓型なので、
水替えや蒸発した分の水足しも
週に一回程度で問題なく運用できており、
「半自動栽培」が可能となっている。

肥料濃度の管理がしやすい

週一程度の水替え時に、
液体肥料を加えた水をその都度
適切な濃度で調整するため、
肥料濃度をほぼ一定に保ちながら
栽培できていると考えられる。

土栽培の場合、
定期的に肥料を追肥すると思うが、
土ごと入れ替えることは基本的にしないため、
植物の成長につれて
土壌内の残存肥料成分の組成が
どのように変化してしまっているかが
つかみにくい。

〈デメリット〉

最初にキット代がかかる

LED付きキットの場合、
大体一台あたり5000円以上は
かかる印象(筆者が使用しているキットは8500円ほど)。

決して反射的にポチれるほど安くはないが、
初心者でもそこそこ上手に
栽培することができるため、
最初に成功体験を積むことができて
栽培が楽しくなるとともに、
安定的な収量も得られるため、よい投資だと思っている。

成功体験を積んで慣れてきたら、
色々手作りしたり工夫したくなる
モチベーションもわいてくる。

電気代がかかる

LEDライトを使用するため、
当然だが日々のランニングコストとして
電気代がかかる。

しかし、
一日14時間ほど点灯させていても、
月に数百円程度なので
そこまで神経質になるほどではないと感じる。

それよりも、
実際に自分で育てたハーブを
収穫する楽しみの方が大きい。

大量生産が難しい

完全自給自足する勢いで
大量生産しようとすると、
スペースの関係上難しくなってくる。
キットでは難しく、かなり工夫が必要。

窓から漏れる植物用LEDライトの光が怪しい

こちらはややネタ的な内容であるが、
水耕栽培用のLEDライトは、
植物の成長に必要な
青色や赤色の光を利用するため、
窓の外から見ると
少々怪しい雰囲気を醸し出している。

近所に怪しまれないように。

まとめ

今回、筆者が体験して得た知見を踏まえて、
LED付き水耕栽培キットを用いた
室内水耕栽培のメリットデメリットを
まとめてみた。

今回はデメリットも挙げたが、
栽培の目的にもよるとは思うが、
趣味レベルであるなら
正直大したデメリットであるとは感じておらず、
やや無理やりピックアップしたのに
近いレベルである。

最後に、
筆者が実際にAmazonにて
購入して使用している
個人的にはおすすめのキットも
掲載しておく。

▼タップすると詳細確認できます▼

本記事が、

土栽培がうまくいかず消耗している方、
これから室内にて水耕栽培を始めてみたい方

の参考になれば幸いである。



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