子供と大人のクリスマスの絵本&本
★お子さんに or 童心にかえって読みたい本&絵本
「よるくま クリスマスのまえのよる」(酒井 駒子)
よるくまは、小さなクマくん。酒井駒子さんの絵本は、絵がとても素敵なんですよね。特に色彩がいい。ファンタジックな内容で、温かい気持ちになります。
「さむがりやのサンタ」(レイモンド・ブリッグズ)
定番中の定番。私の大好きな絵本。今年、惜しくも亡くなったレイモンド・ブリッグズの代表作のひとつ。
この絵本のサンタは、寒い中を出かけなきゃいけないクリスマスが嫌で、
ブツブツ文句ばかり。老体に鞭打ち、愚痴りながらも、吹雪の中を必死に
プレゼントを届けるユーモラスなストーリー。
「ゆうびんやのくまさん」(フィービ・ウォージントン)
クリスマスに郵便局で忙しく働く、健気なクマさん。
疲れ切った１日の終わりに…。素朴なタッチの小さい絵本(ちなみに、この
くまさんはパン屋や植木屋など色んな仕事で活躍しています)
「(新版）ゆきうさぎのねがいごと」(レベッカ・ハリー)
サンタさんに一つだけ願いごとがある、ゆきうさぎのピートくん。その願いごとをサンタさんに伝えに行く途中、森の動物たちに出会って…
絵も物語も優しくて癒やされます。
「クリスマスの足音」(もうひとつの研究所パラパラブックス)
これはいわゆるパラパラ漫画の絵本ですが、驚異のクオリティ。細密に描かれているし、アニメといっていい完成度。大人も一度見てほしい。
「クリスマス人形のねがい」(ルーマー・ゴッデン)
大人が読んでも、胸がキュンとなる絵本。(一人で読むなら、小学校高学年以上。文章量はかなり多め)
孤児の少女アイビーと、買って貰いたいと願う人形・ホリーの、出会いと小さな奇跡の美しい物語。「心からの願いは、叶う」がテーマ。
それはささやかな願いかもしれない。でも、ささやかでも強い願いはきっと
神様の心を動かす…
雪のクリスマスの街の風景など、バーバラ・クーニーの絵も素敵。
夢があってクリスマスにぴったりの優しい物語。
「チャーリー・ブラウンのクリスマスの靴下」(チャールズ・シュルツ)
ピーナッツファンの大人もピーナッツを知らないお子さんもどうぞ。
2022年発行の新しい本です。
★大人におすすめの本
「追跡のクリスマスイヴ」(メアリ・ヒギンズ・クラーク）
メアリ・ヒギンズ・クラークといえばサスペンスの女王と呼ばれた人で、サイコな犯人との息詰まるような攻防が多い。
これは彼女の作品の中では珍しく、ハートウォーミングで後味の良い1冊。
主人公の少年の家庭は一見、絵に描いたような恵まれた一家に見えるが、実は父親が闘病中で、クリスマスを前に母親と兄弟は暗く沈んでいる。
クリスマスの街に出かけた時、母親は財布を落とし、それを拾った貧しい女性が着服する。しかしその財布には、少年が「これがあればパパは助かる!」と心から信じているアイテムが入っていた。それを取り戻すために少年は一人で女性を追いかけるが、犯罪に巻き込まれ…。読みやすい厚さの感動作。
「シャーロック・ホームズ クリスマスの依頼人」(レジナルド・ヒル他)
コナン・ドイル作ではなく、有名作家たちによるオマージュの競作短編集。
ーー以上はクリスマスの本&絵本のごく一部。他にも沢山ありますよ。
たまには動画じゃなく、絵本や本で心静かにクリスマス気分に浸ってみてはいかがでしょう。
↓ 子供向というわけではないので、よければ手に取ってみて下さいね。
年内は閲覧有難うございました。皆様も、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
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