"knee"のフリー素材［2021/3/15］

・ジャンプの発売日でしたね。最近の看板作品の鬱っぷりが話題だけど、『Dr. STONE』までヤバいことになってきた。

・『僕とロボコ』は毎週かなり楽しみにしてる。

僕とロボコ 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

・要するに『ドラえもん』のパロディなんだけれども、ジャイアンとスネ夫にあたるはずのガチゴリラとモツオがとことん優しい、というこのシステム。大発明だと思う。個人的に「誰も傷つけない笑い」には懐疑的なんだけれども、『僕とロボコ』は「傷つけるぞ！」というフリのおかげで、誰も傷つけない“からこそ”笑いになっていて天晴れ。

「な～にが『天才子役』だよな!?」
「や…やめなよ　クラスメイトだろ!?」
「あいつはもう立派な『俳優』！　『子役』と呼ぶのは失礼ウホ！」
「スゴイ評価してた!!」
（第27話　モテ杉とボンド）

・今週は、美少女メイドロボ「オーダーメイド」のメイコが、モツオに褒められたくてロボコになろうと努力する、という話だった。

・『僕とロボコ』は、まあわざと汚い言葉を使えば「メイドロボットなのにブスだしナッパみたいな膝してる」が一段階目の笑いになっているんだけれども、そこをひっくり返すところにこの漫画の核たる二段階目の笑いがある。美少女メイドロボのメイコは心からロボコのことを尊敬しているし、ガチゴリラは心からロボコのことを美少女だと思っている。そこにきて今週は、「やっぱり今までのメイコを否定したくない」っていう三段階目のモツオの答えよ。なんて人間ができてるんだ。

・サムネ画像を考えるのが一番だるい。「knee」で検索しちゃったわ。

・懸念事項だった研究会が2つ片付き、一番大事な論文の締切まであと2週間を切って、ようやく燃えてきた。修士論文を書いてた頃と同レベルの追い込みをここから見せてやるぜという気分。結局、ここまで追い込まれれば、「書くのが怖い病」なんて言ってられないのよ。

・いや、修士論文書いてた頃は、ストレスで咳がひどくて周りに本当に心配されたし、提出の前々日、文献リストに不備がないかチェックしてくれた先輩が話しかけてるのに何にも頭に入ってこずふわ～～～～～～～っとしてて自分でも怖かった。あんな頃に戻りたくない。

・普段なら1日10ポモドーロ（25分×10）できれば結構偉いぞ、の精神なんだけれども、今日は11ポモできた。朝から執筆に向き合っていればもっといけたな。

・頭を使う用事が他に何もない日であれば、朝3ポモ、昼3+3=6ポモ、夜3ポモの12ポモができると、無理もないし理想的だな。言うは易く行うは難し。

・ポルノグラフィ研究の記念碑的著作に、Linda Williams（1989）Hard Coreがある。英語圏ではポルノ映画研究といえばまずこれなので、日本でもおそらく映画研究や表象文化論界隈では知られていると予測するのだが……自分の探し方の問題なのか、あまり見つからない。少なくとも日本語では十分紹介されていないのか？　

・堀あきこ『欲望のコード』と、守如子『女はポルノを読む』をチェックしなおした。学部2年の頃から事あるごとに読み返しているけれども、今までより遥かにクリアに、批判的に読めてびっくりした。博士課程2年まで7年勉強してきたことも、牛歩に見えて無駄じゃなかったんだろうな……。

女はポルノを読む: 女性の性欲とフェミニズム (青弓社ライブラリー)