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2022年度藤沢市自治体変革PJ-DX 前編

本年度はなんと10チームを午前午後に分けて自治体変革PJ-DXを進めてきました。色とりどりの10種類のテーマを捌くのはなかなか骨が折れるところではありましたし、方向を大幅にチェンジするところも出てきましたが、なんとか全チーム提案書を作成しプレゼンすることができました。

5月から一緒に取り組んできた、10テーマはこれ。

  • 1.LNOB藤沢(防災)

  • 2.みんな安心スマート福祉

  • 3.待たずにすっきり、家すっきり大作戦(大型ゴミ)

  • 4.許認可申請のプラットホーム構築

  • 5.現場業務DX

  • 6.事務事業評価の見直し

  • 7.地域内回覧板のデジタル化

  • 8.「ひろげよう子育ての輪」もっと子育てしやすいキュンとするまち藤沢

  • 9.子供が安心して過ごせる居場所づくり

  • 10.技術職員の人材不足解消

初めからうまくいくわけではないチームが育ってうまくいく

現場の職員さんも多く、なんでDXをするのか、もう決まっているパッケージでもいいのでは?もうやることが決まっているものはこれでいいのでは?などの苦闘もあったり、普段の業務では目の前の仕事に追われているから急に先のビジョンと言われても・・・ということもあったり、悩み・苦しみながらの研修の幕開けが懐かしく思います。それを乗り越えたチームたちは確実に力をつけてきましたし、なんのためのプロジェクトなのかが自分たちで語れるようになってきました。これが、マインドチェンジであり、自分たちのプロジェクトだからこと定着まで進むのです。

LINE Worksも使いながら、全5回の間のところでも各パートナー講師が助言しつつ、事務局の的確なアシストもあって、詰まっていたり、まとまり切ってなかったところも徐々にクリアになるというのが今回見ていてもよくわかったところです。参加している人たちだけでなく、事務局も育つことが、今後のDXのPJを本格稼働させていくためにも必要なところです。だって、我々はずっとはいられないのだから。

報告からPJマネジメント支援へ

この中で、我々からも評価の高かった2チームについては市長への報告へと進んでいます。市長や私からも最後のアドバイスもしているので、今年度すでに進んでいるところ、来年度以降に手を打つところが加速されていくでしょう。

後編は、技術的に、またマネジメント的に支援をしてプロジェクトに漕ぎ着けるべき3チームをPJマネジメント支援対象ということで、これから3月までかけて要件を固め、実際のプロジェクトにしていくこともやっていきます。これは、自治体変革PJ-DXの中でも藤沢市のみが行っているPJマネジメント支援研修となります。

研修を研修で終わらせない

藤沢市はこの研修は2年目となりますが、1年目の研修チームは4チーム全て本年度にプロジェクトとして進んでいたり既に使われているものになっています。半年間と長い時間のかかる研修ですが、業務の一部として考えるととても効果のあるものとなっていることでしょう。自治体はトライアンドエラーのエラーができないとよくお話を聞きます。だからこそ、研修という形でトライアンドエラーを続けて、トライがうまくいけば先に進めばよいですし、エラーとなったら直してから本番に挑めばよいのです。そんな風に研修を使ってみてはいかがですか?

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