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自治体DXに必要なプロダクトマネージャーとは

どこもかしこも、自治体DXではありますが、、、やれるところをつまみ食いしてとっ散らかってないですか?どんなDXをするのか、部門ごとに似て異hなるものがあるものをどういう形にするのかコントロールできていますか?

例えば、電子申請一つにしてもそう。電子申請という一連のサービスと考えた時に 市全体のこのプロダクトのユーザーニーズを捉えて品質をあげ続けたり、ビジョンに向かって進んでいるのかコントロールしたり、投資採算性(自治体なので収益ではなくいかに最小のコストで最大の価値を出せているかをみる)を考える人材がいない。

そこでプロダクトマネージャーの登場です

  • ツールをどう入れるかではなく、行政サービスをどのように進めていくかだから。

  • 今、このポジションの人がいないので「成功事例はないか?」「ベンダーが持ってくるものを導入する」「AIとRPAを駆使して」になってしまう。

  • 行政サービスというプロダクトの方向性・機能を行政職員が決めていかないなら、何の行政サービスなんだ?になってしまう。

  • 決定したものからプロジェクトマネージャーは進捗・リスクを管理して進めていけばいいし、アジャイルな管理をするのであれば、状況が更新されるごとに次はどうしていくのか自治体としてのプロダクト(サービス)のマネージャーが全体の方針を決めて、プロジェクトマネージャーが管理すればいい。

全体と部門でマネジメントしよう

できれば部門ごとにもプロダクトマネージャーが欲しいし、自治体全体を横軸で見れるプロダクトマネージャーも必要。部門の中で、1つ1つの行政サービスや業務サービス(あえて内部事務もサービスとして捉えてもらうようにする)をどのようにするのかマネジメントする。

チームで取り組もう(体制図)

PM、事務局(PMO)、プロダクトマネージャー、業務チーム、システムチームが参加しながら一つのチームで取り組もう。

情報やDX部門は事務局(PMO)をめざそう。大規模で難しいならこのポジションは外部の人にお願いしてもいい。ここは、品質やプロジェクトの進捗を担保していく人たちだからだ。でも、PdMを外注したらだめ、これは庁内でしっかりと育てていくべきですよ。

自分達でプロダクト(サービス)をマネジメントしていき何の価値を出していくのか!というのをマネジメントしていこう。そうしないと、単なるツール導入事業になっちゃうよ。

業務はを変えるのではなく価値創造するものを作る

使い続けたいと思わせる価値や、自治体自体の計画やビジョンに向けて価値が向かっているかや、過剰な投資にならない・必要な投資をしていないことなどをマネジメントしよう。その先に、ベンダーやパートナーとなる会社と一緒に作れたり、しっかりとした仕様を決めて必要な予算の中で価値を出す発注ができるだろう。プロダクトのスコープを定めてしっかりと作っていこう。

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