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パーティーは祭か?
この前の土曜日はこのイベントへ。
6/22(土) 18:30〜20:00
— UNITÉ(ユニテ) (@unite_books) June 22, 2024
飯田朔×pha「おりる、それからも続く人生」
こちら会場は満席になりました。
配信/アーカイブはまだ受付しておりますので、ご関心のある方は是非。https://t.co/7wOxdiyF49 pic.twitter.com/1fRtEkNzNv
自分が飯田 朔さんを知ったのは、この本がきっかけだ。
(この本の感想はまた別の回に書こうと思う。)
自分は今まで飯田さんのイベントは、5月は下北沢B&B、6月は千葉のときわ書房志津ステーションビル店に行ってきた。
自分のnoteでは、この回でちょこっと触れてた。
このイベントは飯田さんのポストで知ったのだった。
6/22(土)18:30〜三鷹の書店UNITÉでブロガー、作家のphaさんとトークイベントをすることになりました。『「おりる」思想』で引用こそしていないものの、phaさんの文章には「おりる」ということを考える上で大きな影響を受けてきました。よかったらぜひ(!)https://t.co/gvD0evcGoG
— 飯田朔 (@sakutaro_neko) May 26, 2024
三鷹のUNITÉで新刊の発売記念として、『「おりる」思想』の飯田朔くんとトークイベントをやります。四十歳くらいから、あまりおりるおりないとか考えなくなって、ただやっていくだけ、という感じなのですが、十歳くらい下の飯田くんに違う世代の話を聞いてみたいです。 https://t.co/aHkj2SGc0S
— pha (@pha) May 22, 2024
逃げ切りたい
— pha (@pha) June 8, 2024
「おりる」と「逃げる」は違うらしい。
phaさんの本は今まで読んだことがなかったが、こだまさんの著書に書かれてたこともあり気になってたので今回のイベント前に買って読んだ。
phaさんの恋愛短編集『夜のこと』の帯を公開。最果タヒさんとこだまさんから推薦文を頂戴した。この本の魅力を的確かつ簡潔に言い表してくださっている。ありがとうございました。『夜のこと』は11月15日発売ですhttps://t.co/tvWX3aQrSI pic.twitter.com/LIjH7Iu9Or
— 追っかけ漏れ太郎(編集者) (@takaishimasita) November 2, 2020
こだまさんが帯に推薦文を書いたこの本もAmazonで新品のやつを買った。帯は付いて来なかった。
今回、 phaさんが出した新刊は『パーティーが終わって、中年が始まる』。
自分の年齢は phaさんの1個下で、同年代ということもあり共感するところも沢山あった。(この本の感想もまた別の回に書こうと思う。)
『パーティーが終わって、中年が始まる』のBGMは、基本的にゆらゆら帝国です。大事なものはぜんぶ壊れてしまった、昔はもっといろんなことを考えていたはずだけど、今は何もわからなくなってしまった、という気分の一冊です https://t.co/4LOTYKCkuG
— pha (@pha) June 8, 2024
ゆらゆら帝国は自分もリアルタイムでハマってたバンドの一つなので、親近感がわく。
ポストで書かれてるのは曲でいうと多分この辺のあたりだ。
あと、こんなことも。
BGMとしてはゆら帝なんだけど、もし本の最初にエピグラフを載せるとしたら、ブランキーの「悪いひとたち」の「そんなに長生きなんかしたくないんだってさ それを聞いたインタビューがカッコイイって言いやがった!」だなhttps://t.co/YANoDvOpTc
— pha (@pha) June 8, 2024
ブランキー・ジェット・シティーは自分の好きな日本のバンドの2トップである。(もう一つはミッシェル・ガン・エレファント)
ブランキー時代のベンジー(G,Vo)は曲前のMCで「Let's Party !」とよく言ってたしな。
個人的に「パーティー」って言葉は、ミッシェルの『暴かれた世界」インスパイアかと思った。Bメロ最後で毎回出てくる「パーティーは終わりにしたんだ」ってところ。
こんなポストを見たこともあったし。
ミッシェルと舐達麻をひたすら交互に聴いてる
— pha (@pha) December 10, 2023
さて、イベントの会場はこんなところ。(時間ぎりぎりに会場に着いたので自分で画像撮れませんでした。)
UNITE pic.twitter.com/J6umxmung0
— pha (@pha) June 22, 2024
たのしかった pic.twitter.com/QJ7bQ4ERwM
— pha (@pha) June 22, 2024
イベントはこの話題から開始。
飯田くんとは十年くらい前に和歌山で一緒に床張りをやっっていたというつながりです。あれからもう十年か…
— pha (@pha) May 22, 2024
12年ほど前(?)、phaさんや伊藤洋志さんが和歌山県の古民家を改修するのを手伝った。ついこの間のことのように感じる‥。
— 飯田朔 (@sakutaro_neko) June 21, 2024
この古民家改修をやったのが夏の時期で、飯田さんが行ったときに印象に残ってるのは手伝いに行った人たちの大半は、昼間はひたすら横になってダラダラしていたこと。(冷房が無く暑すぎるから)
その様子を飯田さんは「トドの群れ」「肉の塊みたいだった」と表現して、落ち着いた雰囲気だった会場に笑いを誘った。
中盤以降は phaさんが以前に出してた本と新刊について飯田さんが感想を言っていく感じで進行。
phaさんはシェアハウスを運営したり深夜バスでフラっと旅行したりして、そのことを本に書いたりしてきた人だが、40歳になる前後でやめてしまった。
その経緯は『パーティーが終わって、40代が始まる』に書かれているのだが、それを読んだ飯田さんは「裏切られたと思った。」とシンプルに感想を述べて、また会場を沸かす。
平熱で進行しつつも時折り笑いが起こるというのを繰り返し、参加者との質疑応答に。
自分は思い切って手を挙げて phaさんに質問した。
「Xで『おりる』ことは考えなくなったと書かれていましたが、同時に『逃げ切りたい』とも書かれていました。 phaさんが今まで『おりた』と思っていることがあったら具体的に教えていただきたいのと、『逃げ切りたい』というのは何から逃げ切りたいと思っているのか、よろしかったら教えてください。」
この質問に対する phaさんの返答を要約するとこんな感じ。
『おりる』とは
・『おりる』は常識とか社会からのプレッシャーに対するものだと思ってい る。
・若いときは『社会』というのは巨大な一塊のような存在だと思っていて、それに抵抗しようと思っていた。
・この歳になって同年代の人間が社会を支える側に入っていくようになって見てて思うのは、結局、社会というのはそれぞれの人間がそれぞれの立場で動いてるに過ぎない。
・なので、自分もそのときの自分が思ったように動けばいいと思うようになった。
『逃げ切りたい』とは
・病気や災害、事故など突発的に起こることで窮地に立たされたり、死んだりしたくないということ。(祈りに近い)
らしい。
ちなみに『おりる』と『逃げ切りたい』の phaさんの中での構図は飯田さんも気になってたとのことで、我ながらなかなか良い質問ができたと思う。
いくつかの質疑応答を経て、イベントは終了。
そして、サイン会開始。
自分は書籍は事前に購入していたので、 さっそくphaさんからサインをもらう。
![](https://assets.st-note.com/img/1719212215191-3Mry345dQT.jpg?width=800)
サインもらったあとに「今回の本にパーティーって言葉を使ったのって、ブランキーやミッシェルの影響ってありますか?」って聞いてみた。
phaさん曰く、この本はゆらゆら帝国聴きながら書いていて、パーティーという言葉は「パーティーはやらない」から取ったのだと。
この曲は「祭は最初からなかったのさ」と最後に歌われている。
始まってすらいない。『キッズ・リターン』かよ。
(そういう歌じゃないのは、わかってます。)
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