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『Pica』

 昨日は、小金井にある現代座会館でハトノスという劇団さんの『 Pica 』という劇を観てきました。

『Pica』

それは、黒い雨が上がった後の空の話――

脚本・演出〇青木文太朗



1945年8月6日、広島原爆投下。

あの時、遠い空に光を見た子供たちによって、2015年、「黒い雨」訴訟が始められた。

70年以上の歳月の中で、置き去りにされてきたものを取り戻すために。

ハトノス 2024年6月公演​『Pica』




特別協力として名を連ねている小山美砂さんは元新聞記者のフリーライターで、集英社新書から『「黒い雨」訴訟』という本を出されています。

 
 自分がこの方を知ったのは、5月8日に下北沢のB&Bで行われたトークイベント『飯田朔×小山美砂「“自分軸の人生”から“おりない”ために」』を観に行ったのがきっかけです。


           その時の模様はこちら
               ⇩



 元々自分は、同じく集英社新書から『「おりる」思想 無駄にしんどい世の中だから 』という本を出されている飯田朔さんに興味があってこのイベントに参加しました。
慎重に言葉を選びながら語る様子の飯田さんに対して、小山さんは溌剌とした印象で様々な質問やご自身のことについて語り、対談だったはずなのですが、ほぼ司会のようにイベントを進行されてました。(褒めています)

 このイベントのときに『「黒い雨」訴訟』を購入し、ご本人のサインもいただきました。 
興味深い内容なのですが、先に読みたいと思っていた本も数冊あって最初の数ページで止まっていました。(反省)
そんなところ、 Xで小山さんがこの劇を猛プッシュで告知されているのを見かけて、さらにはわざわざお住まいの広島からアフタートークの為に来られるというのを知り、会場へ足を向けました。


 生で演劇を鑑賞するのは久しぶりでしたが、役者さんたちの細かな演技と丁寧な人間模様の描写で難しい内容のテーマにも関わらず、最後まで良い緊張感の中で鑑賞できました。
アフタートークも小山さんの仕切りで、楽しくそして和やかな雰囲気でした。

鑑賞後、グッズで販売されていた台本のコピーを購入。ハトノス主宰で脚本・演出も手掛けられる青木文太朗さんと小山さんにサインをいただきました。(冒頭の画像。青木さん見切れて本当に申し訳ございません。)

 
小山さんにサインを書いていただいてる最中に、5月のB&Bに行ったことを伝えると思い出して頂けたらしく、サインの上にコメント(?)もいただきました。

「この前、サインまでいただいたのにまだ読み終わってなくて。」
と、伝えると
「この劇観たら、ほとんど読んだのと変わらないですよ!」と、元気いっぱいの笑顔で返されたので少し罪悪感から解放されました。


ちなみにPicaとは「ピカドン」の「ピカ」ではなく、カササギという鳥のことらしいです。(もちろんダブルミーニングでしょうが)


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