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文系社長と理系社長はどっちがいいの?

「ファクトフルネス」を読んでいて、ある箇所に、自然科学は学校で習ったことを今でも変わらず使えるが、社会科学はすぐに賞味期限が切れる(意訳)というようなことが書かれていた。

よく言われる言説として、エンジニア(技術者)から経営者にはなれるが、文系経営者が技術を身に付けるのはハードルが高いというのがあるが、これってそういうことなのかと腑に落ちた。

もう少しわかりやすく説明すると、自然科学は基本的に変わらない(例えば1,500円の物を2,000円出して買いお釣り500円もらうとか三角形の内角の和は180°というのは50年前も今も変わらない)ので一度覚えた事をずっと使えるのに対して、社会科学はあの時の条件ではこうなったけど、今やっても同じようにできない(簿記や法律だって変わりうる)ということが往往にして発生する。

じっくり勉強できる時期に大量に時間を投入しなければならない普遍的な事柄を身につけないと、大人になって細切れの時間しか確保できない時期にそういった勉強をするのは相当難易度が高い。仕事でがっつりやらざるを得ないような状況でない限り。。。だから文系経営者が経営をしながらITなどに習熟するのは並大抵ではないんじゃないかと思う。文系の人が理系の知識を得たいなら社会人新人時代にポテンシャル採用されるぐらいしておいた方が良いと思う。


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