見出し画像

ビスコも言ってる。

今日のテーマは仕事で
圧倒的に、
めちゃくちゃ多い相談。

(あ、美容師です)



何が「似合う」かわからない

の話。

『似合う髪型』の質問は
近年急激に増えたように思う。


(一昔前はどの年代もわりと
"コレしたいの、どう思う?"と言った質問が圧倒的に多かった)


同じくらい多いのが、


提案を求める割に

『NGを出してくる方々』


何も変えないで

『素敵に見えたい』って声。



ε-(´∀`; ) う、うん。

変わりたい気持ちはありつつ、
朝の支度 
いつものルーティンを変える事が
"こわい"んだろうな。
だから
「できない」と頭で先に結論づけてしまってる様子だ。 

ま、忙しいもんな、わかるわかる。

いやでもさー。

朝の支度も、
スタイリングも、
服装も、変えずに?

メイクもしない 
そのままで?

何も変えずに?
もっともっと素敵に?

無理難題にも程がある。

ちょっとくらい、
言うても3分ほどよ?

努力しようよー。


↑以上全て心の声。


結局、あーだこーだ悩んだ挙句
なにも変わり映えの
無い今まで通りを選びがち。


ある種の人間の気持ちって
面白いもので 

その時それ
納得したはずのモノを

またやっぱり、諦めきれず

思い出したようにまた

変化や新しさを求め

同じ様に悩むんですよね。


変化を求めるのも
安定を求めるのも 

どちらも当たり前に起こる
正しい欲求だと思います。


でも 
欲求が湧き起こるそのタイミングで我慢する選択を繰り返すと

欲求不満となり、

悪い思考、心理状態が
繰り返しループすることにより

チャレンジ出来ない人

になってしまうのも事実です。

髪のことですよ?

あくまでもね。

ある程度悩みの多くなる年代こそが実は陥りがちな
美容室ジプシー現象。

それが起こる理由は
我慢のループから抜け出したいという
本人も気付かない変身願望の現れなのではないかと思うんです。

だから
「美容室が決まらない」と嘆く年代は大人が多いんです。


話を「似合う髪型探し」に戻しますね。


そんな美容室ジプシーを救いたい女性美容師私個人の見解です。

結論から参りましょう。

似合う髪型探し

それは、
好きなものを選べば良いのです。

「えっ?」てなりますか?


昨今よく目にする診断やその結果、
似合うものを見つけたくて
診断しまくったりしちゃってると
答えには遠くなることもある様です。


動画なども『○○にはコレ!』
とあるものの、
"なんかちょっと…"って思ったり。

他人から言われた似合う、して欲しいと願われたカタチ、
それが「好き」ではないモノや、
そうで無くなったりした時。

「きらい」「ちがう」など、
本人の気持ち、
ココロが乗らない場合は
まず どうしようもない
って話です。

そうでしょ?

だって
ヒトは好きなものしか、
自分が興味を持ったものしか
選ばないんですもん。
結局。

でしょう?


加えて困ったことに

人って許しを"欲しがる"もの。
自分が欲しい、安心する答えを。


自分の心に聞かないで、
他人の判断に乗っちゃいすぎるから
ずっと同じ同じ髪形を
ぐるぐるして悩んでるはずなのに



今まで、『似合う』と
思い込んで信じていたものが
(または楽で選んできたものが)

無難という意味で
『こなせるレベル』だった

という可能性は高く

求めるものが、
素材そのものが、
状況や条件が歳とともに変わり、

自分だけでなく担当者の作るものにも疑問が出てきて
鏡に映る自分に違和感を持った時。


美容室を変えてまで、
(勇気のいることだろうから)
似合う髪型何かしら?」
その問いに含まれる
本当の心の声は、

もう
レベルなりバージョンアップなり

今と異なる
変化と改善を求めているのではありませんか?

過去がどうあれ(ここ大事)

※同じことをしていても 
「同じ結果」や「望む成果」が
得られないのは
美容師の腕の問題だけじゃない。

やり方、行動、捉え方を

"変えられない自分がいること"

ここに気づくべし。

変化に必要なのは未知を
"受け入れる"
柔軟性と覚悟を持つだけ。

髪、伸びるし(´∀`*)ウフフ。

本当の似合うとは、
(幸せとは)
自分らしくあることだ。

(現場からは以上です)



見つけるためにまずやるべき事は
ルールやセオリーからの
「カテゴリー探し」よりも


あなた自身が
『好きなもの、好きなこと』に意識を向けて。

その為の、
"なりたいイメージ"
ちゃんと持ってる?



これ意外と驚くほど、
伺うと 大抵固まる。

「え、なんだろう…」って。




好き」って大事。
素敵に見える条件って、
似合っていることだけでなく、
それが好きで選んだものの場合に輝くんだと見ていて思う。

鏡を見せると瞳孔が、開くんだ。

その時の表情、瞬間を見れるのは美容師の特権だね。


今の段階で、
何も変えずに「似合う」ものを提案してくれ、とよくオーダーで言われるが

そういう条件付きの場合
ほとんどの方が「似合う」は実は見つけてる。
だって 
"それ"を選んで"そう"なっているのだから。



頑張ることを間違えている人ほど
答えを単純に早く求め過ぎてしまうようだ。

美容の答えは
急がずゆっくりでも確実に
目標はな近づけば良しとしてみてはいかがでしょう?

途中の変化も すでに変化ですし。


もし目標と違ったら 
その「発見」を喜びましょう?


『似合わない』『嫌い』を知るのも、究極の似合う探しには有効だ。


だってそれは
行動した人にしか感じられない答えだし

大変って、
大きく変わると書くのだから 
大変なのは当たり前。





ビスコもこう言ってたし。
ゆっくり大人になりなさい。」
って。



好き、は必ず上手くなる。

知らない髪型のスタイリング、
セットやアレンジ
やりたいなら、好きなら。

「ゆっくり上手になればいい。」



好きがあれば、絶対大丈夫。
"大変"だって乗り越えられる。

だから
なりたい自分に なればいい。

私の店のコンセプト。

一人で頑張らないで、頼ってね。
美容師は、
前向きな人に教えたくてうずうずしてる。

いいなと思ったら応援しよう!