許可より意思
英語を教えていますが、週○回と決めたような英語教室ではなく生徒さんの都合の良い時に来ていただくシステムにしています。
高校生の生徒さんもいて、勉強だけでなく部活に学校行事などを楽しそうにしている姿を見て自分の高校時代を重ねたりしてとても良いエネルギーを交換している感じがします。
今月は夏休みでお盆もあるので私自身もお休みをいただくことが多いですが、学生さんも合宿だったり提出物の締め切りがあったりとレッスンに顔を出せない日が多いようです。
レッスンが終わって次はいつになるかな〜と話していたところ、都合が重なって3週ほど来られないとのことでそんなにお休みしてもいいのかと少し後ろめたさを感じているようにも見えました。
「自分のレッスンだから、自分で決めていいのよ。」と声をかけると
「じゃあ、この日にします。」と次のレッスン予定日を決めることができました。
そこで思ったことは、学生時代は自分で決めるという事が少ないのでは?ということ。
親の言うことを聞く、先生の言うことを聞く、きまりを守る、それは自分の好みや気持ちを考えずに従っているので楽なのかもしれないし、大人にとってとてもいい子たちです。人のことを考えてくれるのでとっても優しいとも感じます。
それが行き過ぎると自分の気持ちがわからなくなったりもすると思います。
レッスンの日程を決めるという行為だけでも自分で考えて選び取る作業の経験を増やしてほんの少しでも自立を促せたらというささやかな気持ちでいます。
「こうしてもいい?」と許可を得るような言葉ではなくて、
「私はこうしたい!」という意思を感じる言葉をたくさん聞きたいなと思います。