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新型コロナウィルスについて調べたみた

小学四年生の頃、国語の近藤先生という方がいました。
この先生の話の中に、昔は医者を目指していて、盲腸になった時、自身で手術しようとし、失敗しそのまま気を失ってしまって、無事だったけれど、医者になる夢を諦めたという話が有りました。

先生、僕先生の夢を叶えたい。そう思いつつ、百科事典を主軸として、医学を学ぶことにしました。
先生は私が提出するレポートを楽しみにしてくれて、それも後押ししてくれたため、毎日毎日、帰宅しては、百科事典を見て学びました。

小学四年生で有性生殖の事も学びました。露骨な画像も記載されていましたが、人間がまさかなと思いつつ、同じクラスにいた従妹にその話をしました。

従妹は母親に、その母親は私の母親に話をしてしまいます。
そして・・・・。
母「あなたは何を勉強しているの」「母さん、火が出るほど恥ずかしかった」と言われてしまい。
その日を境に医者になるのを断念してしまうのでした。(笑

ただ、この時学んだ事は、高校レベルで保健体育の授業をすると思いますが、勉強せずとも理解していて、100点が取れるくらいのレベルになっていたことはいう者では有りません。

嫌らしい気持ちなど全くなかったのにな、と思いつつも医者になっていた未来も有ったかも知れません。


はじめに

2019年、日本でも新型コロナウィルスが流行り、緊急事態宣言が発令されました。
この新型コロナウィルスのことを理解し、営業トークの一つにしようと調べたことが有ります。

ただ、あまり詳しく説明しすぎると理解に苦しむ専門用語が余りにも多いので、要点だけに留めていますので、ご了承ください。

ウィルスって?

まず、ウィルスとは病原体の一つであることは、皆さんご存じかと思いますが、他の病原体とウィルスの大きな違いは、細胞があるか無いかの違いが有ります。

ウィルスには、細胞が無いため、「生物ではない」「生物である」と賛否両論ありますが、遺伝子は持っています。

遺伝子は持っていますが、自力で増えることが出来ないため、他の生物の細胞を借りて増殖を繰り返します。
他の病原菌と違い、抗生物質は全く効果が無く、有効な手段として、予防としてワクチン、治療として抗ウィルス薬となります。

DNAとRNA

遺伝子情報には、DNAとRNAが有りますが、ウィルスはどちらかしかなく、DNAウィルスと、RNAウィルスに分類され、RNAウィルスは変異しやすいという特徴が有ります。

これはDNAが二本鎖(トップ画像のような奴)であり、複写する際に修復可能であることに対して、RNAは一本鎖であり、複製時の再現性が低くなっているからという理由からです。

人のDNAとインフルエンザのようなRNAウィルスとでは100万倍規模の複製失敗が報告されていて、この複製失敗の事を変異と言います。

ちなみに、新型コロナウィルスは、RNAウィルスに分類され、変異は約2週間に1回ほどの頻度で小さな変異を起こすと言われています。

人に感染するコロナウィルスは現在4種類とされており、有名なものでいえば、SARSやMERSが有ります。

日本では、新型コロナウィルスと呼ばれていますが、正式には「SARS-CoV-2」と命名されています。
名前からSARSの亜種のようにも思われますが、全く異なるウィルスとされています。

変異は進化?

変異は進化の一つと言っても過言ではないのですが、ウィルスにとって都合の良い変異もあれば悪い変異もありますし、人にとって脅威となる変異もあり得ます。

新型コロナウィルスの変異株には、アルファ、ベータ、ガンマ、オミクロンなどギリシャ文字が使用されていますが、これは「南アフリカ株」のように特定の国や地域に汚名を着せないよう、WHOの命名システムによって決められました。

名前が付けられるのは人体に問題をもたらす変異をした場合で、かつ大きな変異をした場合にのみ付けられおり、デルタの後がいきなりオミクロンとはなっていますが、問題をもたらすレベルが低かった、イプシロン、ゼータなども実際には存在しています。

名前を付けられた変異種にも、更に変異(この場合は亜種というべきか)が発生した場合、「BA.1」や「BA.2」のように分類されます。

毒性と感染力の関係

ちなみに、テレビのニュースなどで、毒性が強いとか、感染力が強いという表現が使われますが、毒性が強いというのは、潜伏期間も短く、症状も重いため、すぐに隔離されますから、感染力は低くなります。

逆に感染力が強いというのは毒性が低く、潜伏期間も長いため、発症するまでの間に多くの人にうつしてしまうため、感染力が強いと言われていますので、感染力が強いという表現をされた場合は、毒性は低いのだろうと想定できます。

感染力が強いと強調しすぎるニュースが多く、逆に不安をあおるような内容となっていましたが、私自身は毒性が弱まりつつある、何れインフルエンザのような扱いになると理解していました。

インフルエンザと違って

当初インフルエンザのように、夏になれば収まる、一時的なものだと言われていましたが、南アフリカでも普通に感染者が出ていたので、これも早々に誤報だと言うのは理解していました。

逆に、インフルエンザのように、冬の乾燥した時期だけに流行せず、年中流行する可能性が有り、ワクチンが出来たとしても、有効期間も有るため、年がら年中ワクチンを打つ必要が有るのではと心配していたほどです。

撲滅する簡単だけど難しい方法

各国や地域で色んな水際対策がされましたが、人を媒介として増えるウィルスなので、人の移動を無くすだけで絶滅するはずです。

その案として、世界中で2週間程度の飲食を国が支給し、ライフラインとなる電気ガス水道などの生活に支障をきたさない程度の作業員と、違反したものを取り締まる警察官以外は、全て自宅待機とし、世界で同時に2週間のロックダウンをすれば、あっと言う間にコロナウィルスは死滅しコロナ過は無くなる筈と皆に説明していましたが、世界中が心を一つに出来るのは、宇宙人でも攻めてきたときでしょうか。

スペイン風邪

新型コロナウィルスを調べていくと、ウィルスを調べる必要も有り、その中にスペイン風邪の話も出てきます。
これも調べると、営業トークの一つとして覚えていて損は無いと思いますので、かいつまんで説明します。

スペイン風邪は、第一次世界大戦中に発症し、死亡者が5千万人とも1億人以上とも言われた史上最も死者を出したパンデミックとも呼ばれ、第一次世界大戦を収束させた理由の一つともされています。

2024年1月現在の新型コロナウィルスによる死者数は、700万人弱ですので、当時の世界人口は20億人程度というのを加味すると、その凄まじさは新型コロナウィルスをはるかに超えています。

アメリカ風邪じゃん

スペイン風邪と呼ばれていますが、A型インフルエンザウィルスで、1918年アメリカで初の感染者が確認されています。
その後派兵などで世界中に広まり、1920年までに第3波まで続き、多大な被害を出しました。

当時は第一次世界大戦の真っただ中と言うことも有り、各国で報道規制がされましたが、中立国であったスペインが初めて報道したことにより、スペイン風邪と命名されました。

本当はアメリカ風邪と呼ばれるべきなのではと思いますが、スペインが発症地でもないのに、不名誉な名前を付けられたものだとつくづく思います。

インフルエンザは冬だけ?

日本では乾燥した冬だけというイメージが有りますが、これは間違いです。
少なからず、年中感染者は出ていますが、その数が圧倒的に冬に比べて少ないだけです。

湿度が低ければ、遠くまで飛沫が飛ぶのと、換気をそれほどしない冬に流行りやすい、ただそれだけの話です。

例え日本で流行ってなくとも、地球のどこかでは流行しており、人もしくは風が運んでくると言われていますが、ウイルス自体は空気中で長く生きてはいられないので、大半は人の移動によるものでしょう。

ウイルスの本能

ウイルスに本能があるかは知りませんが、あるとした場合彼らは生物と違って、自力で増殖は出来ません。

宿主がいて初めて増殖可能なのです。
本能が有るとしたら、宿主を死滅させることは本意では有りません。

最終的に、共生の方向に収束します。
毒性は低く、感染力は強くにです。

なので、変に毒性化の方に変異してしまったウイルスは意外と早く死滅しているはずです。

ただ、毒性が低く成ろうと、一部の方は亡くなります。
これ自体は、インフルエンザしかり、単なる風邪でも起こりえることです。

風邪、風邪と言われていますが、特定されていない状態の事を風邪と診断されるだけで、明確に何々菌に感染しているとは言われません。
なので風邪のワクチンなりは存在しません。

さいごに

撲滅する方法を当初考えてはいましたが、地域や各国でバラバラな対応をしている限り、半永久的にコロナウイルスと付き合うことが必要となります。

年がら年中発生するし、変異しまくりなので、鼬ごっこをするしかない状態になっています。

まあそのお陰で、当初はオリンピックに向けてテレワークの導入などを考えられていたのが、早まって全国で実施された事、悪い事だけでは有りません。

人は特に共通の敵にたある時、急激な発明を行うものです。
変化が無ければ、生物の進化は鈍化します。

ただ、こんな状態でも、戦争や、殺戮が起きている様では、人類の未来は明るくないと思いますね。

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