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ケアラーの方に向けて、「成年後見制度の費用」について解説記事を寄稿させて頂きました。

ケアラーの支援活動をされている一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会さまの情報発信サイト【ケアラーズプレス】に成年後見制度の費用についての2回目の解説記事を寄稿させて頂きました。

↓ 寄稿記事はこちらから


●一般社団法人ケアラーアクションネットワーク協会さまサイト


前回の記事では、「成年後見制度とは」をテーマに、制度がどのように役立つのか、そしてその利用に伴うメリットやデメリットについて解説しました。

今回は、成年後見制度を実際に利用する際の費用に焦点を当て、どのくらいの費用がかかるのかをお伝えしています。

成年後見制度の申立て時と制度利用期間中には、様々な費用が発生します。

具体的には、申立て手数料や医師の精神鑑定費用、後見人の報酬などがあり、特に毎月発生する報酬額は利用者の状況によって若干異なります。

介護費用の支払いのために親の預貯金を引き出そうと思って銀行に行ったら行員から成年後見人を立ててくださいと言われたなど、高齢の親御さんのお世話をしているとそんな場面も増えてくるかもしれません。

老化に伴う認知症や精神障害を持った方の財産管理は悩ましいものです。キャッシュカードの暗証番号がわかっていれば何とかなってしまうのが現実ですが、それがわからないと口座にあるお金を使うことも難しいことがあります。

かといって周囲の勧めに従って安直に成年後見制度を利用するのも躊躇いがあるかもしれません。その理由は、やはり費用負担の問題だと思います。

今回の記事では、経済的な負担を軽減するための各種助成制度についても触れていますので、自分のことかもしれないと思った方はぜひチェックしてみてください。

ケアラーの方々にとって必要な情報をしっかり把握しておくことは大切だと思いますので、定期的にこうした寄稿は続けていこうかと考えております。

次回の記事では、制度を利用すべきかどうかの判断基準についてお話ししますので、参考になりましたら幸いです。