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知性と人間力を養う中国古典への招待

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多くの中国古典の名著の紹介を通じて、仕事でも実生活に役に立つ学びを共有したいと思っています。
運営しているクリエイター

#社長

会社の成長を支えるナンバー2の育て方 vol.95 権限なくして責任なし/伸びる組織は権…

「権限なくして責任なし」と言います。与えられた職責を全うするためにはその職責に相応しい権…

セミナー資料制作中…

先日告知しましたセミナーのレジュメを現在コツコツ制作中です。 特に歴史を題材にしていると…

ナンバー2人物史 既得権益者と戦う/信念を貫く組織改革のリーダー 王安石

王安石(おうあんせき、1021年 - 1086年)は、中国の北宋時代に活躍した政治家であり、当時の…

ナンバー2人物史 畏れられて愛される絶対的存在 仕事力と人間力を兼ね備えた諸葛孔…

中国の歴史上で、名宰相、最高のナンバー2といえばこの人しかいないと個人的にも思う人。三国…

ナンバー2人物史 王佐の才 荀彧

荀彧(じゅんいく)は三国志の時代、最大勢力となった魏の曹操に仕えた名臣で、王佐の才という…

【セミナー告知】貞観政要から学ぶ「リーダーとしての在り方」無料セミナー

懇意にさせて頂いている経営コンサルタントの河村さんが主催されている「幹部塾」でゲスト講師…

ナンバー2人物史 凡庸なトップを覇者にさせた名宰相 管仲

管仲(かんちゅう)は、中国の春秋時代に斉の国の宰相として活躍した政治家で、今から2600年以上も前の人です。凡庸な君主に過ぎなかった桓公を覇者に押し上げた中国の歴史上屈指の名宰相と評価されている人物です。 管仲自身のことは知らなくても、「管鮑の交わり」や「衣食足りて礼節を知る」という言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。 管仲の実績を簡潔に解説すると、弱小だった斉の国の宰相として、内政改革や外交戦略を展開し、斉を強国にし、君主である桓公を中原の覇者にしたとい

大事を済すには必ず人を以て本となす(三国志)

三国志に登場する劉備の言葉です。 三国志好きであればよくご存じの場面かと思います。 208年…

己の欲せざる所は、人に施すなかれ(論語)

有名すぎる言葉なので、詳しい解説は不要でしょう。 自分がして欲しくないことは人にもしない…

人は山に躓くなくして垤に躓く(淮南子)

人はわかりやすい重要なことに対しては、慎重に対応しようとするが、小さなことに対しては、と…

勤ならず倹ならずして、以て人の上たることなきなり。(文中子)

  勤ならず倹ならずして、以て人の上たることなきなり。 (仕事に精励すること、生活を質素…

民の口を防ぐは、水を防ぐよりも甚だし(史記)

  「民の口を防ぐは、水を防ぐよりも甚だし」 (民衆の口を封じ、言論を抑圧することは、川…

衣食足りて礼節を知る(管子)

 ソウリン 「倉廩実つれば即ち栄辱を知り、衣食足りれば即ち栄辱を知る」 (生活にゆとりができ…

老子 善く行くものは轍迹なし

善行無轍迹ー『老子』 善く行くものは轍迹(テッセキ)なし 「善いことをしても足跡を残さない」 ■自己顕示欲と距離を置く生き方 老子は立派な功績を残した人ほどそれは自分の手柄だという記録を残さない、価値ある功績とはそういうもので、そうした生き方が理想であると説いています。 自分の功績を誇示したい人も世の中に多いと思います。 自分を大きく見せたい、自分はすごい人間だと認めてもらいたい。その気持ちはわからなくもないのですが、老子はそういう気持ちを戒めています。 ただ自分