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コミュニティの育て方~働きながら人と集う 2014/12/15

10年以上勉強会を続けていると、講師をしてくれた方の中から著者が生まれてきます。
前回紹介した上杉惠理子さん(インドシナ陸路ひとり旅報告 〜たったひとつの旅の作り方〜 2015/5/20)も最近、著者になりました。

先駆けになったのは、たぶん、中村薫さんです。彼女に講師をお願いしたのは2014年12月。そのときの記録です。

■【勉強会】八丁堀・まなび塾~コミュニティの育て方~働きながら人と集う

(2014年)12月15日に、月例の八丁堀・まなび塾を開催しました。

69回目。
2009年の4月に立ち上げて今回で69回目を迎えました。コツコツ、毎月続けてきて、もうすぐ72回、丸6年を迎えようとしています。

たいしたことをしてきたとも思いませんが、「継続は力」という言葉は実感しています。続けてきたことで認知もされ、会として育ってきたのだと思います。

今回、講師をお願いしたのは、中村薫さん。「ハンバーグの会」「マネーの会」という人気の会を主宰されている方です。別にイベンターとかではなく、普段は会社勤めをされていながら、活動されています。

テーマは
コミュニティの育て方~働きながら人と集う
ということでお願いしました。

「ハンバーグの会」はいまや、告知をするとその日のうちに満席になるような人気の会になっています。「マネーの会」も、かなりのスピードで埋まっていきます。そして特筆すべきは、リピート率が高いこと。
そんなコミュニティをどうやって育ててきたのか、その秘訣の一端をご紹介していただきました。

中村さんが強調されていたのは、以下の三点です。

1、自分が大事にしたいことは何か決めておく
2、自分が続けられる仕組みをつくる(苦手なことはしない)
3、参加者に「また来たい!」と思ってもらうにはどうするか。

それぞれの会に、この三点を具体化して、落とし込んで開催されているそうです。こうして「継続」して開催し続けることで、いまのような人気のコミュニティに成長していったのということです。

結局、大切なことは「継続」と「気遣い」なんだと思いました。続けることで人は集まり、気遣いをすることでリピーターが増え、相乗効果で、発展しながら続いていく。良いコミュニティとはそういうものなのだという気がします。

しつこく書きますが、「続ける」ことは大切です。僕自身が参加して
 「こういう雰囲気はいいなあ」
と思う会でも、その後続かずに、フェードアウトしてしまったものをたくさん見てきました。それぞれ思惑もありますし、中には発展的な解消というものあるので一概には言えませんが、もったいないなあ、と思うことが多いです。僕自身、潰してしまった会もあるので、他人のことは言えないのですが(苦笑)

そして、続けるためには、気持ちよく参加してもらうことが必要です。参加者の方への配慮、気遣いは必須なんだと、反省を込めて、思います。

そのためにも、新しいことにチャレンジしていく必要もあります。
「変わらず続けていくために、自ら変わらなくてはならない」
という原則はここにも当てはまるのだと思いました。
                        (2014年12月24日記)

■中村さんの著作

こちらは電子書籍です。

こちらは紙の本としても出版されました。

僕も書評を書かせてもらっています。普通の人だからこそ学ぶことがたくさんある本です。

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